「チョモランマの山頂はネパールと中国との国境上にあり、北面はチベット自治区に属しています。また、ネパールと中国それぞれが主張する標高に4メートルほどの“誤差”があり、論争を繰り返してきました。ただ、標高については諸説あり、地殻変動などの影響によって年々変動していると考えられているため、海外メディアでは『正直、どうでもいい”不毛の論争”』などと揶揄して度々報道しています」とは国際ジャーナリストの弁だ。
今回の登頂は、山頂から5Gネットワークを利用してベースキャンプに電話をかけ、電波状況の良さをアピールする狙いがあったようだが、ネット上には、《チベット、ウィグル、法輪功、台湾、香港、南沙諸島、尖閣諸島……今度はネパールを狙っている?》《この映像、『世界一の頂は我々の管理下にある』とでも言いたげだな!》といった声が溢れた。
その背景にあるのが、中国のその異常なまでの領土的野心の強さにある、というのは前出のジャーナリストだ。以下______(灯倫太郎)