パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です  尚 転載はご自由に

香港の自由民主の象徴ジミー・ライ(黎智英)を「国家安全法」違反で逮捕   息子二人も拘束、編集主幹ら七名を同時に逮捕。香港の自由は臨終へ

追伸:同夜750万円で保釈された。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和2年(2020)8月11日(火曜日)
       通巻第6613号  <前日発行>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 香港の自由民主の象徴ジミー・ライ(黎智英)を「国家安全法」違反で逮捕
  息子二人も拘束、編集主幹ら七名を同時に逮捕。香港の自由は臨終
***********************************

 香港は死んだ、と産経新聞は一面トップ(7月1日)に報じた。死んだのではない。「殺された」のだ。
 8月10日早朝、ジミーライ(黎智英)の自宅に踏み込んだ香港警察は、ジミー本人を逮捕し、ふたりの息子を拘束した。またジミーが主催する「リンゴ日報」本社を手入れし、編集主幹ら七名を逮捕した。

 ジミーは自由な報道を謳い、言論の自由を呼びかけて闘ってきた。雨傘運動の時から運動の組織化に尽力し、自宅に何回か火焔瓶を投げ込まれても怯まず、自由民主運動を言論で支えてきた。
 昨夏、訪米したときはペンス副大統領、ポンペオ国務長官が面会した。

 中国共産党にとっては、ジミーとその新聞「リンゴ日報」を目の仇にしてきた。ところがリンゴ日報は香港で一番売れるメディアなのだ。
 全人代常任委員会で迅速に可決した「香港国家安全法」を翌7月1日から施行し、この法律によって、外国と共謀した容疑とかで、ジミーを逮捕することになった。

 すでに香港政庁は九月に予定していた立法委員選挙を、敗北が濃厚なことから一年延期という奥の手をだし、さらに立候補を予定した黄之峰らを「その資格はない」と意味不明の理由をつけて立候補を受け付けず、さらに外国にいる活動家ら11名を指名手配した。そのうちの一人羅冠総は、事実上ロンドンに亡命しており、直後に訪英したポンペオ国務長官は、ロンドンで羅とも面会している。
 中国共産党のポチ、香港政庁の暴挙はこれからも続く。
      ☆○▽◇み◎○△□や○△□◇ざ◎○△□き△□☆☆   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆ 
  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

 おそるべき「千人計画」の全貌を白日の下にさらす
  日本人の優秀な学者やエンジニアが中国の軍拡の手伝いをしている

  ♪
佐々木類『日本復喝──中国の静かなる侵略を撃退せよ』(ハート出版)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 「復活」ではなく「復喝」である。日本にカツをいれている。
 佐々木氏の文章はテンポが速く、読みやすいが、文体に熱気が籠められている。愛国心からくるパッション。だから書いてある中身は暗鬱な状況報告だが、読んでいて元気がでてくるのだ。
 直近でも7月31日にトランプ大統領はTICTOKの使用禁止を大統領専用機のなかで言いだし、命令書にサインするとした。政府職員が政府が支給する通信機器においてはTIKTOKの使用禁止であり、一般ユーザーともいきなり遮断する訳ではない。
 しかし個人データが中国に集約される懼れがあり、国家安全保障上重大な懸念があるからだ。
 TIKTOKの親会社は中国のバイトダンス、すぐさま米国子会社を完全に分離してマイクロソフトか、ファンドへ売却するとした。
この重大ニュース、日本でも大きく報じられてはいるものの、多くは無関心である。ファーウエイもOPPOも、ともかく中国のスマホがまだ日本で売られている。
 中国の日本侵略は静かに巧妙になされたかとおもえば、公然とした恐喝があり、軍事的威嚇になり、飛んでもない開き直り、その強弁、詭弁、詐弁のかずかず。しかしまだ中国の騙しに引っかかっている手合いが多い。騙されていることに気がつかないほど、日本人の戦後の平和惚けは脳幹を壊した。
 イタリアも似たようなものだった。
 気がつけば中国人が不法滞在を含めて40万人、武漢コロナは忽ち伊太利亜全土に感染を広げ、いまではアジア人とみると、「中国へ帰れ」と怒鳴られる。日本人は間違えられやすいので、日の丸バッジをつけて歩くべし。
 日本へ来る中国人観光客が激減したのは大いに結構なことではないのか。
インバウンドの現場は悲鳴を挙げている。旅行代理店各社は、日本政府の推進する「GO TO」キャンペーンでV字回復を狙ったものの感染がまた増えて、この計画も破産寸前だ。
 さて、本書は様々な手法、手練手管で日本に浸透している中国のあくどさ、悪さを指摘しているが、もっとも重要な中国の手口のひとつが甘言、高給など特別待遇で引っかける「千人計画」の存在である、とする。
 「日本人も例外ではなくリクルートされている」と佐々木氏は声を大に警告する。日本からの「頭脳流出は、中国による『静かなる侵略』を利する、利敵行為になりかねない」と。
 中国の公文書にしっかりと書かれている文言は「世界中の英才をあつめて起用する」と、露骨に目的がのべられている。本書145pに写真入りで紹介されている。
 「ハイレベル人材の訪中を奨励し、一般人材は制御し、低レベル人材は制御する」。
 なんとも露骨であけすけな差別だろう。役に立たないエンジニアなど要らないと明言しているのだ。
 「外国ハイクラスレベル人材は中国の経済社会発展のために早急に必要な科学者、科学技術分野の優秀な人材、国際起業家、専門的な特殊人材等」であり、永久居住署や数字ヴィザが発給される。破格の待遇を受ける。
 A、B,Cにランク付けがあり、対応のやり方も細かく、相手によってなされている芸の細かさがある。
 そしてどうなったか。
現物の資料やフロッピーがなくとも、頭脳のなかに貯蔵された知識、ノウハウ、そして膨大なデータへのアクセスが可能となり、中国はいとも簡単に西側が巨費を投じて開発し、育て、訓練し、優秀な頭脳に仕立て上げた人材。その巨費を投入してきた研究開発の成果を人材ごとごっそりといただくことになる。臓器狩りではない、「頭脳狩り」だ。
 武漢からチャーター便が五次にわたり、帰国した日本人の大半がエンジニアだったことをわすれないほうが良いだろう。
         ○○○○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆ 
  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

明治三十年に成立の「伝染病予防法」が1999年に廃止されてい
だから緊急事態を宣言しても強制力のない、自粛要請しか出来なかった

  ♪
茂木誠『米中激突の地政学』(ワック)
@@@@@@@@@@@@@@@@

 米中激突の構造を本書では基本スキームとしてキリスト教vs中国五大思想の対立があり、米中の覇権争奪戦争には必然性があるとしたところに特色がある。そしてコロナが覇権争いに火をつけた。
 地政学に関しては、ほかの人も言い尽くした観があり、この稿では触れない。
 疫病と覇権に関して、本書では二つの有益な指摘がある。
 拙著(宮崎正弘『WHAT NEXT(コロナ以後大予測)』、ハート出版)ならびに『「コロナ以後」中国は世界最終戦争を仕掛けて自滅する』、徳間書店)でも指摘しておいたことだが、疫病対策は嘗て内務省が主管官庁であり、疫病対策と国家安全保障を直結させていた。初代の内務卿は大久保利通だった。戦前の官僚制度におけるスティタスを言えば、今日の財務省より遙かに権限が強く、エリートは内務省に行った。
 さて本書は明治三十年に成立の「伝染病予防法」という法律があり、その第十九条の第二、第三項が次の条文であることを紹介している。
 すなわち、
 「地方長官は伝染病予防上必要と認むるときは左の事項の全部または一部を施行することを得。
 二、市街村落の全部又は一部の交通を遮断すること。
 三、祭礼、供養、工業、集会などの為人民の群集することを制限し若しくは禁止すること」
 このようにロックダウンを強制力で可能だった法律は、1999年に廃止され、もっと弛緩した、おざなりの「感染症法」に替わった。現代医学の発達は、過剰防衛的な「伝染病予防法」を必要としないという誤断があった。
 コロナ戦争勃発で、日本では自粛要請しか出来ない法しかないことを諸外国は驚きとともに見た。つまり戦後日本が蔽われた平和惚け、国家安全保障への無関心が、コロナ災禍において適切な対応の遅れをみたということである。

 いまひとつ有益な指摘は、紀元前五世紀からのペロポネソス戦争溯り、「ツゥキディデスの罠」という歴史法則は、覇権国は新興国の台頭を望まず、必ず戦争に
なるとするものだが、スパルタはアテネに戦いを挑み、三度の戦争でともに疲弊して、一応がスパルタ勝ったもの、別の新興国ローマが台頭するという歴史のイロニーはよこに置いて、ツゥキディデスその人も戦争の過程を記録しながらも、疫病で三分の一のアテネ移民が死んだこと。自身も罹患したこと。戦争指導者ペリクレスも罹患し、死亡したこと。このときの疫病はペストと言われてきたが、どうやら天然痘らしいことが、ツゥキディデスの症状の記述からみてとれること。
 疫病が覇権国の交替をうむのは歴史上、よく起きた。
予言はないが、習近平の退場となるのか、トランプか?
       ○○○○○ 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆ ☆⌒☆  ☆⌒☆ ☆⌒☆⌒☆⌒☆  ☆⌒☆⌒☆⌒☆ 
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
(読者の声1)日食と天照大神(再反論)
 日食と天照大神の投稿に対して反論がありましたので再度見解を申し上げます。はじめに、前の投稿には誤りがありましたので、訂正し、お詫び申し上げます。
 前の投稿で、「太陽は月に比べて46万5千倍明るいため99%欠けてもその明るさは満月の4万6千500倍も明るく、日の出前や日没直後程度の明るさはあります」としましたが、桁を間違えており、正しくは、「太陽は月に比べて46万5千倍明るいため 90%欠けてもその明るさは満月の4万6千500倍も明るく、99%欠けて皆既日食に近くても、その明るさは満月の4千6百50倍も明るく、日の出前や日没直後程度の明るさはあります。」と訂正致します。
 つまり、たとえ99%の部分日食でも満月の4千6百50倍の明るさがあり、薄暗くはなっても神話が示す状況とは程遠いことには変わりありません。
 刮目天一様の反論の中で、247年の日食が北部九州では皆既食または皆既に近い部分食であったという研究があることをご教示頂きました。この点は御礼申し上げます。しかしながら、福岡市以南では最大限修正したとしても、皆既ではなく99%程度の部分食であるように受け取りました。
先に述べましたように、この神話は皆既に近い部分食であったとしても、満月の数百倍から数千倍程度の明るさはあると考えられ、これでは真っ暗闇とは言えず、また、劇的なダイヤモンドリングは見られませんので、この日食を記紀神話の日食と見ることはできないと思います。
 念のため、記紀が示す天照大神の岩戸隠れ神話を検証しますと、日本書紀本文や一書、また、古事記などによって多少のニュアンスの違いはありますが、明るい時間に起こり、真っ暗になり、また元どおり明るくなる、という時間の経過に伴う変化の状況は共通しています。
このことから考えれば、夕方日没前頃の日食では、終わって明るくなることはなく、そのまま夜になってしまい。神々が寄って岩戸を開けて再び明るくなる神話と結びつきません。
従って、247年の日食は部分食であること、夕方に始まりそのまま夜になること、の二点で岩戸隠れ神話と結びつけるのは無理であると述べさせて頂きます。
 また、刮目天一様は「海に沈む深い食の異様な夕日を見たはずです。とても不吉な現象だと感じたと思います」と述べられていますが、これは記紀神話とは無関係な個人的なご感想であり、そのようなご感想をお持ちになることはご自由であり、また独創的な推論に敬意をおはらい致しますが、「日食=天照大神卑弥呼」の論証としては成り立たないと考えます。
  (高柴昭)
   ◎○△□△□◇◎○△□△□☆☆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ●宮崎正弘の新刊 ●宮崎正弘の新刊 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
 ♪
発売中! (1270円+税)
宮崎正弘、石平、福島香織ほか『中国に世界は激怒している』(宝島社)
https://www.amazon.co.jp/dp/429900826X/

   ♪♪♪
◆まもなくソフトカバー新版がでます!
宮崎正弘 v 渡邊惣樹『激動の日本近現代史 1852-1941』(ビジネス社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
   ♪
<< 宮崎正弘ロングセラーズ >> 
『WHAT NEXT(コロナ以後大予測)』(ハート出版)
https://www.amazon.co.jp/dp/4802400993/
『「コロナ以後」中国は世界最終戦争を仕掛けて自滅する』(徳間書店)
https://www.amazon.co.jp/dp/4198651167
新型肺炎、経済崩壊、軍事クーデターで、さよなら習近平』(ビジネス社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4828421769/
『CHINAZI(チャイナチ) 崩れゆく独裁国家・中国』(徳間書店
https://www.amazon.co.jp/dp/4198649871
『地図にない国を行く』(海竜社)
『日本が危ない!  一帯一路の罠』(ハート出版)
『AI管理社会・中国の恐怖』(PHP新書)

   ♪♪♪
<< 歴史評論シリーズ >>
新刊予告 九月下旬
宮崎正弘『一万年の平和 その日本の代償』(育鵬社
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

神武天皇以前 (縄文中期に天皇制の原型が誕生した)』(育鵬社、1650円)
https://www.amazon.co.jp/dp/459408270X/
明智光秀 五百年の孤独』(徳間書店 定価1650円)
 https://www.amazon.co.jp/dp/B07PWLGXRS/
吉田松陰が復活する』(並木書房、1650円)
西郷隆盛 ──日本人はなぜこの英雄が好きなのか』(海竜社、1650円)
『取り戻せ 日本の正気』(並木書房)
      ■■■

  ♪♪
<< 宮崎正弘の対談シリーズ >> 
宮崎正弘 v 渡邊惣樹 『戦後支配の正体 1945-2020』(ビジネス社)
宮崎正弘 v 石 平  『ならず者国家習近平中国の自滅が始まった!』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 邁 『アクティブ・ニヒリズムを超えて』(文藝社文庫)  
宮崎正弘 v 渡邊哲也 『コロナ大恐慌中国を世界が排除する』(ビジネス社)
宮崎正弘 v 田村秀男 『中国発の金融恐慌に備えよ!』(徳間書店)) 
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ、中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 高山正之 『世界を震撼させた歴史の国 日本』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 河添恵子 『中国、中国人の品性』(ワック)  
宮崎正弘 v 宮脇淳子 『本当は異民族がつくった虚構国家 中国の真実』(ビジネス社) 
宮崎正弘 v 藤井厳喜 『米日露協調で、韓国消滅!中国没落!』(海竜社)
宮崎正弘 v 室谷克実 『米朝急転で始まる中国・韓国の悪夢』(徳間書店
宮崎正弘 v 福島香織 『世界の中国化をくい止めろ』(ビジネス社)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫 『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社)
 ◎○☆○◎☆◎○☆○◎☆◎○☆○◎☆◎○☆○◎☆    
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2020 ◎転送自由。転載の場合、出典明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~