パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

アフガニスタン安全保障面で最大の不安に襲われるのは中国となる。「平和維持部隊」と称する中国軍を投入するのは時間の問題となったのでは?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)4月17日(土曜日)弐
   通巻第6866号  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 アフガニスタンから米軍は撤退し、安全は「空白」となるが。。
  中国軍が「平和維持部隊」を派遣へ
****************************************

 やっぱりそうか、とうとう中国がでてくる。
 9月11日をもって、米軍はアフガニスタンから撤退する。現在の駐屯は2500名。IS、タリバンは、じっとその時を待っている。自分たちの天下がくるからだ。

 アフガニスタンは強桿な部族、英国が手を焼いて部隊を投入して全滅。つぎにロシアが手を出したら、酷い目にあってすごすごと引き揚げた。ウクライナ部隊だけでも15000名が死んだとされる。

 米国がアフガニスタンへ出向くことになったのは911テロへの報復だった。やがて泥沼化し、二十年。逃げ時を考えていた。オバマは「良い戦争」と放言したが、トランプは断固撤収、その路線をバイデンが引き継ぐ。

 さて問題は、アメリカの底意である。既報のように、アフガンに「タリバン+IS連合政権」が出来ると、かれらの標的は中国になる。動機は言うまでもない。イスラムの連帯である。地図をご覧あれ、「アフガン回廊」は中国のウイグル自治区に直結している。

 中国は欧米の多国籍軍アフガニスタン駐留を内心「歓迎」してきた。中国の安全保障が担保されるからだ。その間に、ISやアルカィーダ残党、そしてタリバンと連携するウイグル人を炙り出し、強制収容所をあちこちに造成し、世界から「ジェノサイド」と言われても平然と「予防戦争」を仕掛けてきたのだ。それが本質である。

 アフガニスタンから米軍が去り、安全保障面で最大の不安に襲われるのは中国となる。
 「平和維持部隊」と称する中国軍を投入するのは時間の問題となったのでは?
      ◎☆◎◎み☆◎□☆や□◎◎☆ざ◎◎□☆き◎☆◎◎