★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.07.02)拉致
北朝鮮から帰国した拉致被害者が暮らす新潟県柏崎市、佐渡市、福
の3市でつくる「拉致被害者関係市連絡会」は6月30日、北朝鮮
長に対し、親の世代の被害者家族が健在のうちに、拉致被害者の帰
朝協議に応じることを求めるメッセージを発信した。このメッセー
ムページに掲載される。
また、家族会、救う会が今年4月に、「全拉致被害者の即時一括帰
を求め、「このメッセージには期限がある」と発信したメッセージ
支持・支援する」と表明した。
3市がメッセージを発信するのは2019年に続き2回目。
全文は以下の通り。
■拉致被害者帰国3市「全拉致被害者帰国には期限がある」を支持
親の世代の被害者家族が御健在のうちに、一日も早く拉致被害者の
の帰国を決断していただきたい。そのことがなければ日朝間の関係
せん(以上太字)。
私たちは、拉致被害者地村保志、富貴恵さん御夫妻が帰国された福
曽我ひとみさんが帰国された新潟県佐渡市、蓮池薫、祐木子さん御
れた新潟県柏崎市、3市の市長で構成する「拉致被害者関係市連絡
私たちは、曽我さんのお母様のミヨシさん、新潟県新潟市で拉致さ
ぐみさんを含む被害者の即時帰国、全員帰国を求めております。
さて、長年に渡り、拉致被害者の救出を求めてきた親世代の御家族
既に御高齢となり、一日も早い再会と、残された人生の中で、一日
一緒に静かな日常生活が営めることを切望しながら、祈るように毎
なっています。
去る2021年4月3日、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会と北
された日本人を救出するための全国協議会は連名で、委員長に対し
害者の即時一括帰国を決断して頂きたい」という2回目のメッセー
した。
そして、「このメッセージには期限があります」と宣言しました。
半世紀の間、救出運動を続けてきた親の世代の被害者家族(横田さ
ある早紀江さんや有本さんのお父様である明弘さん)が、被害者と
なしに国交正常化に賛成することができないことや、それが実現し
多数の日本国民は、貴国との関係改善に反対することになるとし、
上この問題の先送りは許されない」という不退転の決意で、問題の
えています。
私たち「拉致被害者関係市連絡会」3市長としても、拉致被害者御
年以上にも渡り、引き裂かれてきた不幸な現実を一日も早く解消し
う切実な思いを重く受け止め、このメッセージを全面的に支持・支
あります。
私たちは日朝間の不幸な過去を清算し、一日も早く国交正常化を望
ましたが、拉致問題の未解決という現実をもう、これ以上、放置す
ません。残された時間は、刻一刻と少なくなっています。我が国の
臣は、委員長と直接向き合って拉致問題を解決すると繰り返し表明
一日も早く日朝首脳会談に応じてください。
貴国による拉致被害者の即時、一括帰国の決断こそが、両国間の平
に向けた新たな第一歩につながっていくことを改めて強く訴えるも
金正恩国務委員長 殿
2021年6月30日
新潟県柏崎市長 櫻井雅浩
新潟県佐渡市長 渡辺竜五
福井県小浜市長 松崎晃治
以上