大阪市内の保育施設の職員や園児が8月以降、新型コロナウイルスに感染するケースが急増していることが新たにわかりました。 感染者の数はすでに約3ヵ月半続いた「第4波」とほぼ同じ規模の数に達しています。 大阪市によりますと、新型コロナウイルスの「第5波」の感染拡大が続く中、8月1日から23日までの間に、市内の認可保育施設784施設のうち236施設から、職員と園児あわせて336人が感染したと市に報告があったことがわかりました。 このうち園児の陽性者は195人にのぼります。 「第4波」にあたる3月1日から6月19日までの間、市に報告があった職員と園児の感染者の数は243施設350人、このうち園児の数は199人で、8月以降の3週間の感染者数が「第4波」とほぼ同じ規模に達しています。 市の担当者はABCテレビの取材に、8月以降の感染者の急増について「園児が家庭内感染したあと、施設で感染が広がるケースが増えているように感じる」と指摘。 「現場は大変厳しい状況が続いているが、特に3歳以下の幼い子どもたちはマスクさえ着用できず感染対策に限界がある。施設内での感染対策の徹底は当然だが、職員や保護者、大人である私たちが感染しないように気をつけたい。家庭内での対策の徹底についても、ご協力をお願いします」と呼びかけています。
ABCテレビ