パルデンの会

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 国連の場を悪用し、アイヌと政治的結託、日本を分断する大陰謀

宮崎正弘先生書評(バックナンバー)】☆沖縄の再認識に大いに裨益する良書☆「狙われた沖縄」〜真実の沖縄史が日本を救う〜

 

   

 沖縄フォーラムでは、沖縄県祖国復帰50周年に向けて様々な活動をしておりますが、今年5月に上梓した拙著「狙われた沖縄〜真実の沖縄史が日本を救う〜」は、来年50周年の年を迎えるまでには、是非ともご一読いただきたいと願っております。

 

 そこで、出版直後に宮崎正弘先生がメルマガにて書評を書いてくださいましたので、転載して配信させていただきます。

 

 是非、宮崎先生の書評をご一読ください。

 

一般社団法人日本沖縄制作研究フォーラム

            理事長 仲村覚

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宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)5月23日(日曜日)
  通巻第6919号   
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((日曜版 読書特集))

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仲村覚『狙われた沖縄 ──真実の沖縄史が日本を救う』(ハート出版) 

 

 

(単行本)Amazon.co.jp

https://www.amazon.co.jp/dp/4802401183

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  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 国連の場を悪用し、アイヌと政治的結託、日本を分断する大陰謀
  沖縄は日本であり、沖縄県人は日本人である
 
  
仲村覚『狙われた沖縄 ──真実の沖縄史が日本を救う』(ハート出版)
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沖縄で世紀の陰謀が進んでいる。本土と沖縄の分断工作である。

 

 国連を利用し、アイヌと政治的連帯をなして、日本を分断する大陰謀が秘密裏ではなく、白昼堂々と、沖縄で展開されている。

その背後に謀(はかりごと)にかけて天才的な、「某国」がある。
 国連で「先住民族勧告」がなされ、首里城は焼け落ちたあと、危険がいっぱいの所有権移転論がある。

そして尖閣諸島に近い沖縄は、某国の前線基地として狡猾に活用されている。
 故郷沖縄を誰よりも心配し、将来を懸念している著者が歴史の解明から、左翼の展開する奇妙な陰謀の全貌を抉り出した苦心の作品である。

 方言、神社、DNAから沖縄県人は100%日本人である。ゆえに沖縄の危機は日本の危機である、と主唱されている。

 さて評者(宮崎)が仲村氏の論考の中で、とくに注目したのは沖縄語は外国語ではなく、「日本語の方言」言語学上ただしいのだ、とする定義である。

 沖縄語も薩摩語も、率直言って外国語のように聞こえる。だから民族が異なり、先祖は違うのだという主張があった。しかし、沖縄の方言を緻密に言語学的に分析すると、「日本語と同じ祖語から別れた日本語の方言であり、それも古事記日本書紀以前の古代日本語がタイムカプセルのように眠っているのです」(60p)。

 例として仲村氏はいくつかを紹介しているが、たとえば蜻蛉である。

 沖縄で蜻蛉は「あーけーじゅー」と発音する。「じつはその語源は古事記にあります。古事記では本州のことを「秋津島」と称していますが、「あきづ」とは蜻蛉のことで、日本の島の形が蜻蛉に似ているから「あきづしま」と称した」
 ちなみに東北地方では蜻蛉を「あげず」と呼び、沖縄の方言と似ている。

 すなわち「日本の両端の東北と沖縄に発音がすこし変わりながらも方言として残っており、現在の標準語のほうが、「とんぼ」という新しい単語に変化したのです。つまり、変わっているのは沖縄の方言ではなく、標準語の方なのです」
 ウルトラセブンの「チブル星人」の「ちぶる」は沖縄語で「頭」のことだ。

古事記にも、「頭」と書いて「つぶり」と読み、古代日本語が沖縄の方言に生きていることが分かる。南風(はえも東風(こち)も古事記で使われている。

 著者は、この語彙をさらに追求し、九州各地の方言、奄美大島の方言などと比較して類似点を列挙している。

 近代で沖縄方言を学問的に研究し、集大成した人物が居る。しかも外国人である。
パジル・ホール・チェンバレンだ。お雇い外国人として東大で英語を教える傍らチャンバレンは古事記を英訳し、俳句を英訳した最初の外国人であり、また国歌「君が代」を英訳した。小泉八雲との親交でもしられる。

 そのチャンバレンが沖縄にやってきて「庶民の会話に耳を傾け、沖縄の方言の研究に着手しました。琉球の古語をまとめた『混効験集』を表し、辞書まで編纂した」
 このチェンバレンが「平安朝時代を中心とする日本の古語と比較し、両者はまぎれもなく、共通の祖語から別れてきた姉妹語であることを証明した」(70p)。

 沖縄には数こそ少ないが由緒古き神社が存在している事実も、日本と同根である。
 波上宮は、鵜戸神社(ウガヤフキアエズを祀る)のような洞窟を抜け、花屈神社(イザナミを祀る)のような巨岩を祀るため拝殿しかないというスタイルで、日本の古社と共通する。

 もう一つ、本書では触れていないが、沖縄にも縄文遺跡がある。

 最大規模は中原遺蹟でうるま市にある。2500年前の縄文遺跡で竪穴式住居跡が多数、出土した。ほかに恩納村に沖泊遺蹟や荻堂貝塚野国貝塚など。

 沖縄の再認識に大いに裨益する良書である。

 

   
 
   

「狙われた沖縄」〜真実の沖縄史が日本を救う〜 

<沖縄の歴史戦の現場レポート&マニュアル>

   

はじめに 

  本書は、沖縄問題の全貌を綴った前著『沖縄はいつから日本なのか』の続編です。

 
 前著のまえがきでは、「民族とは歴史と使命を共有した運命共同体」であり、「沖縄問題の解決とは、分断された沖縄の歴史を日本民族の歴史として統一していく運動だ」と著しました。
 
 今回は前著より踏み込み、言語、信仰、琉球国の国家形成プロセスまで言及し、沖縄の歴史を日本民族の歴史として更に統一をすすめることができたと思います。
 
 沖縄問題を一人の体に例えると、内臓疾患など目に見えない部位が病気になったとき、体で最も免疫力が下がった部位に症状が出ますが、日本の場合は沖縄がその部位にあたるといえます。
 
つまり、沖縄問題を分析すると、日本がどのような病気になっているのかがよく見えてくるのです。 
 
前著に続き、本書も安全保障問題、沖縄の歴史戦、沖縄の真実の歴史を織り交ぜて執筆しました。
 
その中で前の二つが日本の病状分析、後者がその処方箋と言えるでしょう。日本の安全保障環境はこれから急速に厳しくなることが予想されます。
 
沖縄や台湾で軍事紛争が起きた直後、ウチナーンチュのアイデンティティを揺るがすような様々な撹乱情報がマスコミを介して降り注いでくると思います。
 
また、沖縄県外では、沖縄の人たちは本当に日本人なんだろうかと首を傾げたくなるような情報が出回ることが予想されます。
 
そのような時に備えて、是非とも本書を手元に置き、ことあるごとに、読み直していただければと願っております。
 
 そうすれば、必ず日本人としてのアイデンティティ日本民族の絆を守り通すことができるものと確信しています。

 

目次

はじめに

一章 沖縄最大の危機「国連による先住民族勧告」

 沖縄県民も理解できない国連の先住民族勧告

 ・国連発の琉球人大虐殺プロパガンダ

 ・アイヌ新法成立で大きくなる「琉球独立工作」の火種

 ・『週刊金曜日』への反論

二章 沖縄は「日本」である

 ・沖縄の言語は紛れもなく「日本語」

 ・沖縄の神社は誰がつくったのか

 ・琉球国は誰がつくったのか

三章 首里城を正しく復元せよ!

 ・水面下でくすぶる危険な「首里城所有権移転論」

 ・首里城の守護者たちが教えてくれる「正しい再建」

四章 沖縄の「今そこにある危機

 ・尖閣諸島もう一つの危機! 「四つの原則的共通認識」は狡猾な法律戦!

 ・沖縄と秋田「落選の法則」が教えてくれた自民党に忍び寄る危機

 ・香港問題で沖縄県民の目覚めを阻止する沖縄メディアのトリック

五章 「祖国復帰の先導者」大濱信泉

 ・沖縄に「日本人として」の教育を取り戻す

 ・南援会長として沖縄の諸問題に取り組む

 ・祖国復帰に回り始めた歯車

 ・佐藤栄作首相の沖縄返還交渉のブレインとして

 ・最後の大仕事「沖縄海洋博」

おわりに