パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

ロシア人はウクライナ人と戦闘を続けたくない、が始まったようだ。ロシア軍はウクライナ軍と戦うのではなく、単に演習をしていただけのはず、しかし市民の前に立ち、命令に従わなければならず、ウクライナを攻める理由が見つからないのだ

ウクライナ第二の都市からロシア軍が引いた

 

第2の都市ハリコフで交戦 露軍のキエフ攻勢続く ウクライナベラルーシでの停戦交渉拒否

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産経新聞

 

 

 全ロシア将校協会が  「プーチン辞任」を要求…! キエフ制圧でも戦略的敗北は避けられない

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現代ビジネス

「全ロシア将校協会」のHPより

大軍を展開するプーチンの動機

ロシア将校の反逆

写真:現代ビジネス

 

ウクライナ侵攻は、ロシアにとっても破滅的

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将校の反逆は、侵攻を止められるか?

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それでもウクライナに侵攻すれば

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 「クリミア併合」の例を見てもわかるように、プーチンは常に「戦略的決断」を下すわけではない。  彼は、ほぼ無傷で、クリミアを奪った。これは、ロシアから見ると、戦術的大勝利だった。しかし、その後の欧米日の制裁で、ロシア経済はまったく成長しなくなった。  ロシアは、プーチンの1期目2期目(2000年~08年)、年平均7%の高成長をつづけていた。しかし、クリミアを併合し、経済制裁を科された2014年から2020年の成長率は、年平均0.38%にとどまっている。  人口1億4600万人のロシアのGDPは、人口5200万人の韓国よりも少ない。つまり、プーチンは戦術的には勝利をおさめたが、戦略的には負けているのだ。  この例からわかるように、今回もプーチンが「戦略的」「理性的」判断を下すとは限らない。そこで、ウクライナ侵攻の可能性が出てくる。  結果は、どうなるのだろうか?   ロシアは、ドネツク、ルガンスクを完全支配できるようになるだろう。おそらく両州の独立を認めるという形になるはずだが、実際は、「完全属国化」だ。  だが、欧米(そして日本も)、ロシアに強力な経済制裁を科す。欧米では、「ロシアのドル取引を禁止する」「SWIFTから除外する」などが検討されている。  具体的にどのような内容になるかは不明だが、いずれにしても、ロシア経済が今以上にボロボロになることだけは間違いないだろう。  だが、一番悲惨なのは、NATOとロシアに挟まれて翻弄されるウクライナだ。  米国情報機関の分析によると、ウクライナ侵攻で首都キエフは2日で陥落。5万人の市民が死傷し、最大500万人の難民が発生するとみられている。  悲劇以外の何物でもないロシアのウクライナ侵攻。プーチンが、将校たちの警告を聞き入れ、思いとどまることを心から願っている。

北野 幸伯(国際関係アナリスト)