パルデンの会

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ブリンケン国務長官は三回、王毅や楊潔チ国務委員に電話をかけて、ロシアのウクライナ侵攻が近いという機密情報を与えていたのだ。 ところが、中国はまったく取り合わなかった。だから、情報は上に上がらず、習近平は事態を楽観視していたという。

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宮崎正弘の国際情勢解題」 
   令和四年(2022) 3月2日(水曜日)
        通巻7241号 <前日発行> 
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 上に情報が上がらなかったのか、ロシアが中国を騙したのか
  ブリンケンは三回、中国に侵攻が近い証拠の機密情報を流した
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 ウクライナ在留中国人は6000人。チャーター機を飛ばす決断は2月25日になってなされたが空港が閉鎖されており、またシベリア上空が飛行困難となって、チャーター機派遣は中止となった。待機しているが、当面、中国人のウクライナ脱出がかなわなくなった。

 SNSでは「駐キエフ中国大使だけが逃げた」とフェイクニュースが飛び交い、「わたしはここにいる」と中国大使は動画を投稿して嘘ニュースに対応したものの、ウクライナの中国人コミュニィは疑心暗鬼に包まれている。

 習近平プーチンと電話会談をしたのは25日で、「話し合いで解決を」と言ったらしい(ロイター)。土壇場まで習はロシアの軍事侵攻はないとみていた。それゆえに在留中国人に避難勧告さえ出さなかったのだ。

 西側が一斉にロシア制裁を発動したが、中国はロシア支援を約束し、SWIFTにおけるロシア送金機能が禁止されても、中国とロシアの間に結んで通貨協定により、貿易決済は可能(ただし人民元け)。ただし、ガスの長期契約は、ユーロ決済となっているためSWIFTからのロシア排除は、貿易面で死活的な影響がでるだろう

 問題は習側近たちの対応だ。ブリンケン国務長官は三回、王毅や楊潔チ国務委員に電話をかけて、ロシアのウクライナ侵攻が近いという機密情報を与えていたのだ。
ところが、中国はまったく取り合わなかった。だから、情報は上に上がらず、習近平は事態を楽観視していたという。
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習近平プーチンに騙されたのかな