パルデンの会

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MEGA地震予測 2022年3月16日発行ーーーー4cm以上の週間高さ変動が岩手県の「S大船渡」に現れました。            16日23時36分ごろ地震がありました。 今後の情報に注意してください、M7.3 震度6.5

EGA地震予測 2022年3月16日発行(Vol.22,No.11)

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2022年3月16日発行(Vol.22,No.11)


1.ピンポイント予測
 
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2.地震予測サマリ-
 
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〇警戒レベルアップエリア
北海道道北・道東:注意エリア→警戒エリア
北海道道央・道南・青森県:注意エリア→警戒エリア
中国地方:注意エリア→警戒エリア
〇警戒レベルダウンエリア
東海地方:警戒エリア→注意エリア
近畿地方:警戒エリア→注意エリア
九州南部:警戒エリア→注意エリア

〇警戒エリア
(数週間にわたり多くのデータに異常変動が見られる)
北海道道北・道東
北海道道央・道南・青森県
東北地方
北信越地方
中国地方
九州北部
南西諸島

〇注意エリア
(数週間にわたり複数のデータに異常変動が見られる)
関東地方・山梨県
東海地方
近畿地方
九州南部

〇今週の注目ポイント
・今週の4cm以上の週間高さ変動は6点現れました。北信越地方周辺と島根県に複数点現れています。
・前週と比べて急激に1.0cm以上隆起した点はありません。 一方1.0cm以上沈降した点は29点ありました。北信越地方と中国地方に集中しています。
・今週の水平変動は、東北地方に東方向のやや活発な変動が現れておりますが、全国的には非常に静穏な状態です。

〇今週の使用データ
・F5最終解データ(2月13日~2月19日):隆起沈降図、週間高さ変動、水平変動図、前週と比較して1cm以上の隆起沈降に使用。


【目次】
1.ピンポイント予測
2.地震予測サマリー
3.各地の予測・概況
4.コラム
5.皆様の街の電子基準点


3.各地の予測・概況
 
北海道・青森県
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警戒エリア:北海道道北・道東
以下のピンポイント予測を新規に発出しました。警戒を怠らないでください。
「東北地方から北海道でM6.5±0.5の地震が4月20日頃までに起きる可能性があります。」

道北の上川地方中部、道東の釧路地方中南部で小地震が起きています。
図は2020年1月を起点とした隆起と沈降の状態を色によって表していますが、根室・釧路周辺は依然沈降しています。 道北エリアにも沈降エリアが広がっています。沈降は地震につながることがありますので注意してください。
この1週間の動きを見るとこのエリアは沈降しています。
水平変動はほぼ静穏です。
このエリアはピンポイント予測を発出しましたので、警戒エリアにレベルアップします。

警戒エリア:北海道道央・道南・青森県
以下のピンポイント予測を新規に発出しました。警戒を怠らないでください。
「東北地方から北海道でM6.5±0.5の地震が4月20日頃までに起きる可能性があります。」

2020年1月を起点とした高さ方向の変動は、道央と青森県の一部で沈降エリアが広がっています。
この1週間の動きを見るとこのエリアは沈降しています。
水平変動はほぼ静穏です。
このエリアはピンポイント予測を発出しましたので、警戒エリアにレベルアップします。


東北地方
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警戒エリア:東北地方 (岩手県宮城県秋田県山形県福島県
以下のピンポイント予測を新規に発出しました。警戒を怠らないでください。
「東北地方から北海道でM6.5±0.5の地震が4月20日頃までに起きる可能性があります。」

4cm以上の週間高さ変動が岩手県の「S大船渡」に現れました。
2020年1月を起点とした高さ方向の変動は、秋田県山形県で沈降エリアが依然広がっています。 太平洋側は隆起、日本海側は沈降しており、その境界部にあたる奥羽山脈周辺はひずみが溜まっていますので地震のリスクがあります。
この1週間の動きを見ると沈降しています。 そのなかでも1.0cm以上急激に沈降した点は、山形県の「鶴岡」、「立川」に現れました。
東方向、または東北東方向の水平変動がやや活発に現れています。
ダイナミックAI解析の危険度ランクは東北地方が第2位です。
このエリアはピンポイント予測を発出しましたので、引き続き警戒を怠らないでください。


関東地方・北信越地方・東海地方
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注意エリア:関東地方・山梨県 (東京都、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、山梨県
茨城県南部、山梨県東部・富士五湖で小地震が起きています。
2020年1月を起点とした高さ方向の変動は、千葉県で依然広い範囲の沈降エリアが広がっています。 また、神奈川県と東京都にまたがって沈降エリアがあります。 沈降エリアの周辺はひずみが溜まっているので、地震のリスクがあります。注意を怠らないでください。
この1週間の動きを見ると沈降傾向です。 そのなかでも1.0cm以上急激に沈降した点は、小笠原諸島の「母島」に現れました。
鉾田のPv観測点に異常が出ています。
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警戒エリア:北信越地方(富山県、石川県、福井県、長野県、新潟県
以下のピンポイント予測を発出しています。警戒を怠らないでください。
北陸地方周辺でM6.0±0.5の地震が4月12日頃までに起きる可能性があります。」

石川県能登地方を震源とする震度3の地震が2回起きました。
石川県能登地方で小地震が複数回起きています。
4cm以上の週間高さ変動が石川県の「白峰」、福井県の「和泉」に現れました。
2020年1月を起点とした高さ方向の変動は、富山県、石川県、福井県の広いエリアで沈降しています。 石川県の能登半島は先端付近が隆起していてこの付近は不安定です。その隆起と沈降の境目は輪島、穴水付近にあたります。
この1週間の動きを見ると沈降しています。 そのなかで、前週と比べて1.0cm以上急激に沈降した点は、石川県の「穴水」、「白峰」、福井県の「和泉」、 富山県の「大山」、「氷見(ひみ)」、「上平」、長野県の「駒ヶ根」、「大桑」、「白馬」に現れました。
新潟県に東北東方向の水平変動が現れています。また長野県の「梓川」には北北東方向の大きな水平変動が現れています。
ダイナミックAI解析の危険度ランクは第3位です。
このエリアはピンポイント予測を発出していますので警戒を怠らないでください。
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注意エリア:東海地方(愛知県、岐阜県三重県静岡県
4cm以上の週間高さ変動が岐阜県の「大野白川」に現れました。
2020年1月を起点としたこのエリアの隆起と沈降は、愛知県と三重県は隆起、岐阜県は主に沈降、静岡県は隆起と沈降が混在しています。
この1週間の動きを見ると沈降しています。 そのなかで、前週と比べて1.0cm以上急激に沈降した点は、静岡県の「天城湯ヶ島2」、岐阜県の「清見」、「大野白川」に現れました。
水平変動はほぼ静穏ですが、岐阜県の「清見には他とは異なる北北西方向の水平変動が現われています。
このエリアの一部地域を含むピンポイント予測が解除されたので、警戒エリアから注意エリアにレベルダウンします。


近畿地方四国地方・中国地方
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注意エリア:近畿地方大阪府京都府兵庫県奈良県滋賀県和歌山県
兵庫県南東部を震源とする震度3の地震が起きました。
和歌山県北部で小地震が起きています。
2020年1月を起点としたこのエリアの隆起と沈降は、兵庫県京都府および滋賀県の北部に沈降エリアが広がっています。 また、潮岬周辺も沈降エリアが広がっています。沈降は地震につながるケースがありますので注意してください。
一方、この1週間の変動を見ると沈降しています。 そのなかで、前週と比べて1.0cm以上急激に沈降した点は、奈良県「室生(むろう)」、「月ヶ瀬」、「十津川2」、 京都府の「京都左京1A」、兵庫県の「大屋」に現れました。
水平変動はほぼ静穏です。
このエリアのピンポイント予測が解除されたので、警戒エリアから注意エリアにレベルダウンします。
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概況:四国地方徳島県香川県愛媛県高知県
2020年1月を起点とした高さ方向の変動は隆起していますが、この1週間は沈降したため、 室戸岬周辺と足摺岬周辺は再び沈降エリアが現れました。
そのなかで、前週と比べて1.0cm以上急激に沈降した点は、愛媛県の「伊予三島」、「丹原」に現れました。
水平変動はほぼ静穏です。
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警戒エリア:中国地方(鳥取県島根県岡山県広島県山口県
4cm以上の週間高さ変動が島根県の「石見」、「温泉津(ゆのつ)」に現れました。「石見」は6cmを超えています。
図は2020年1月を起点とした隆起と沈降の状態を色によって表していますが、この1週間は沈降したため、 中国地方は再び広いエリアで沈降しています。
そのなかで、前週と比べて1.0cm以上急激に沈降した点は、島根県の「弥栄(やさか)」、「柿木」、「匹見(ひきみ)」、「石見」、 山口県の「錦」、広島県の「広島高野」、「戸河内A(とごうち)」に現れました。
水平変動はほぼ静穏です。
ダイナミックAI解析の危険度ランクは中国地方が第1位になりました。
注意エリアから警戒エリアにレベルアップします。


九州
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警戒エリア:九州北部(福岡県・佐賀県長崎県熊本県大分県
図は2020年1月を起点とした隆起と沈降の状態を色によって表していますが、このエリアは隆起と沈降が混在しています。
この1週間の動きを見ると沈降傾向です。福岡県、大分県佐賀県長崎県熊本県のすべての電子基準点で沈降しました。
水平変動はほぼ静穏ですが大分県と宮崎県の県境付近は密集して変動が現れています。 1月22日に発生した日向灘地震の影響がまだ残っていると考えられます。
引き続き大きな地震に警戒を怠らないでください。

注意エリア:九州南部(宮崎県・鹿児島県)
2020年1月を起点としたこのエリアの隆起と沈降は、隆起と沈降が混在しています。
異常変動が減少しましたので、警戒エリアから注意エリアにレベルダウンします。


南西諸島
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警戒エリア:南西諸島(沖縄県・鹿児島県奄美地方)
沖縄本島北西沖で小地震が起きています。
2020年1月を起点としたこのエリアの隆起と沈降は、隆起しています。
大東諸島には北西方向の水平変動が現れています。
引き続き大きな地震に警戒を怠らないでください。


4.コラム
 
地震が変えた日本史」10
~濃尾地震 科学的地震研究の始まり~
歴史時代作家:早見 俊 第三回

 先週、明治政府が推進した近代化の象徴、レンガ造りの建造物の多くが倒壊した、と記しました。 代表的な例を挙げると名古屋郵便局、尾張紡績工場、名古屋電燈会社などです。 これらの事例を新聞社はひときわ強調して書き立てました。
 この為、レンガ造りという建築工法は地震の少ない欧米で出来たものだから地震に弱い、という風評が広まりました。 しかし、愛知県警の調査により、倒壊したのはレンガ造りという工法が原因ではなく、 材料の強度、耐震技術に問題があったことが判明しました。
 このように、濃尾地震では地震後に科学的な調査が実施されています。 「地震が変えた日本史」を読んで頂いている皆様はご承知と存じますが、 明治時代以前の日本では大きな災害に見舞われると改元が行われてきました。 大地震の呼称の多くには元号が付けられています。科学技術が未発達であった時代、地震が時の為政者の徳や政治と結び付けられ、 人心を一新することで災害を鎮めようとしたのです。
 明治時代以降、元号天皇の在位期間と一致するようになりましたから、地震の名称には発生地域が付けられるようになりました。 濃尾地震発生時、江戸時代までのように発生原因を政治と結び付ける風評は流れませんでした。 地震発生の五カ月前、日本中を震撼させた大事件が岐阜県の隣、滋賀県大津市で起きました。 来日中のロシア帝国皇太子ニコライ(後皇帝ニコライ二世)を警備中の巡査津田三蔵が斬りつけ、負傷させたのです。(次回に続く)

早見俊さんの公式ホームページ「早見俊の書斎」では「地震が変えた日本史」を更に詳しく書いた フルバージョンの配信(440円/月)をしています。 ご興味のある方は下記ホームページをチェックしてみてください。
公式ホームページ「早見俊の書斎」
https://hayamishun.com/


5.皆様の街の電子基準点
 
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