パルデンの会

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ロシアが費消した爆弾は、二十世紀に起きた戦争で使われた全量に匹敵するほどだった。プーチンは核使用をほのめかしているが、脅しではなく、本気で使用する可能性があることも予測されるとしている。

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宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和四年(2022)3月30日(水曜日)
        通巻第7279号
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 ロシア軍の被害は想定以上に甚大とイスラエル軍が分析
  戦争のプロが特別チームを組織し、現況を評価した
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 エルサレムポスト(3月29日)がイスラエル軍の情報として報じた。
 戦争のプロが特別チームを組織し、ロシアvsウクライナ戦争の現況の戦況を分析・評価したところロシア軍の被害は想定以上に甚大だとした。

イスラエル軍の分析でロシア軍の死者は12000名前後、追撃されたジェット戦争機は49機、武装ヘリが81機、破壊された戦車は335両、装甲車が1105両。砲が123.

現時点での「敗因」は天候不良という気象条件と付随した視界不良も大きな要素だが、ウクライナ軍の貧弱な戦車部隊や空軍。くわえてい限定的な地域しかカバーできないミサイル防衛網という不利な条件を克服しているのは対戦車傾向ミサイルとスティンガー、ドローンの威力によるものであり、ロシアが費消した爆弾は、二十世紀に起きた戦争で使われた全量に匹敵するほどだった。

 ロシアは開戦前の戦力算定を誤断したのはウクライナ軍の装備を過小評価していたからだ。
 ロシアは首都キエフの占領をあきらめ、劣勢挽回のために遠距離からの超音速ミサイルに切り替えてウクライナ支援ルート、兵站の備蓄基地を破壊しながら、東部に戦力を集中し始めた。これはドネツク、ルガンスク死守にあるのだろうと同分析は言う。

プーチンは核使用をほのめかしているが、脅しではなく、本気で使用する可能性があることも予測されるとしている。
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