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新規感染の4人は47-61歳で症状出ていない
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中国では海南島でオミクロン変異株派生型「BA5.1.3」が流行
中国のチベット自治区で新型コロナウイルスの新規感染者4人が7日に確認された。同自治区では2020年1月に1人が感染して以来、これまで900日余り新規感染はなかった。
今回見つかった感染者は4人は、チベットの中心都市ラサから南西約400キロに位置する地域からの旅行者。現地の保健当局によると、4人は47-61歳で症状は出ていない。
チベットでのこれまでの感染は、湖北省武漢市がコロナ感染の拡大に見舞われていた20年1月後半に湖北省からの旅行者1人が確認されただけだった。
中国の一部地域では、感染力の強い新型コロナが広がりつつある。「中国のハワイ」とも称される南シナ海に浮かぶリゾート地の海南島ではオミクロン変異株の派生型「BA5.1.3」が流行している。
海南省によると、7日の新規感染者は504人。約1週間前に始まった今回の感染局面での感染者数は計1500人近くに増えた。省都の海口市も、ビーチリゾートとして知られる三亜市と共にロックダウン(都市封鎖)となった。万寧市と瓊海市は「静態管理」下にあるとされ、事実上のロックダウン。
中国本土全体での7日の新規感染は807人。前日の736人から増え、過去2週間で最多。
原題:Tibet Sees First Covid Cases in More Than 900 Days、China’s Hainan Orders More Lockdowns as Covid Sweeps Island (1)(抜粋)
(5、6段目に海南省の感染状況などを追加して更新します)