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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年（２０２３）５月２０日（土曜日）
通巻第７７５４号 ＜前日発行＞
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バイデン大統領弾劾決議をグリーン下院議員が提出
不法移民、薬物の大量流入で米国は破壊されたと断崖理由
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５月１８日、マージョリー・テイラー・グリーン下院議員は「ジョー・バイデン大統領弾劾決議案」を提出した。
グリーンはバイデン大統領が憲法に違反し、国家安全保障に「直接の脅威」をもたらした非難した。彼女は熱狂的なトランプ支持者として知られ、民主党は目の敵としている女傑議員だ。
「南部国境を巡るバイデン大統領の政策、指令、発言は我が国の法律に違反している」とするグリーン議員は「バイデンが憲法を遵守し米国法を忠実に執行する義務を「露骨に」怠っており、大統領就任以来『この国を組織的に破壊する』ことに取り組んでいる」として続けた。「何百万人もの人々が亡命申請と米国入国を許可されたことに加え、バイデン氏の国境政策によりメキシコの麻薬カルテルがフェンタニルを国内に氾濫させた。米国政府が不法入国した推定8万5000人の同伴者のいない子どもたちと連絡が取れなくなった」。
同時にグリーン議員は、「テロリストや人身売買業者の国境越えを許し、米国の移民法遵守を拒否した」として国土安全保障長官アレハンドロ・マヨルカス更迭ならびにガーランド司法長官がFBIをバイデンの私設警察として利用したとして、クリストファー・レイFBI長官が「バイデン政権の敵とみなされたアメリカ人に対する戦争」を仕掛けたとして、マシュー・グレイブス連邦検事が「迫害」と違反行為を行ったとして非難した。
民主党がドナルド・トランプ大統領時代に政治主導の弾劾を2度発動したが、いずれも上院で否決された。ラスムッセンの最近の世論調査によると、共和党員の71％がバイデンの弾劾を望んでいるという。
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