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バルト海の海底ケーブルを切断したとみられる中国船籍の貨物船が船舶自動識別装置を切った状態で180キロ以上にわたりいかりを下ろして航行したことが分かった。

船舶自動識別装置未作動状態の中国貨物船、いかりを降ろしたまま200km超航行していた…バルト海で海底通信ケーブル2本切断

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朝鮮日報日本語版

 バルト海海底ケーブルを切断したとみられる中国船籍の貨物船が船舶自動識別装置を切った状態で180キロ以上にわたりいかりを下ろして航行したことが分かった。

 

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 欧州当局はロシアの情報機関から要請を受けた可能性について調べている。  現地時間27日の米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の報道によると、スウェーデン、ドイツ、デンマークの当局は中国船籍の貨物船「伊鵬3」による海底ケーブル切断について、乗組員らがロシアの情報機関から要請を受け意図的に行った可能性について集中的に調べている。  

 

調査に参加したある政府高官は「いかりを下ろした状態で航行したことを船長が認識していなかった可能性は非常に低い」と指摘した。  船舶が海底でいかりを引きずりながら航行した場合、船の速度は非常に遅くなるため、乗組員らがいかりの下がっていた事実を把握できなかったとは考えられないという。  

ウォールストリート・ジャーナルによると、伊鵬3の船長は中国国籍、航海士はロシア国籍だったようだ。  

伊鵬3はロシア産の肥料を積んで今月14日にロシアのレニングラード州ウスチルガ港を出港し、17日午後9時ごろ(スウェーデン時間)にスウェーデンリトアニアに挟まれた海域で突然いかりを下ろして航行した。  

その際にいかりが最初に海底ケーブルに引っかかり、ケーブルは切断された。  船は引き続きいかりを下ろした状態で航行を続け、翌日午前3時ごろにドイツとフィンランドをつなぐケーブルを再び切断した。  当時はいかりを下ろした状態で約111カイリ(約206キロ)航行していた。

 

伊鵬3はケーブルを2回切断した後にいかりを上げ、突然ジグザグ航行を始めた。  いかりを下ろして航行する間に船の航跡を記録する自動識別装置は作動していなかったようだ。  

伊鵬3の中国人船主は調査に対して比較的協力的だという。  中国政府も調査に協力する意向を示している。  中国外交部(省に相当)の毛寧報道官は同日「海底ケーブルなど国際インフラの安全を守るため当事国が国際法に基づいて協力することを全面的に支持する」とコメントした。 シン・ウンソ記者

 

 

 

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