パルデンの会

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少数民族発展事業5カ年計画表明 宗教管理を強化 狙いは民族問題封じ込め

南モンゴルの人々がモンゴルの言葉を奪われ、そしてウイグルも同様、そしてチベットでも
その言葉を奪われようとしている。
それ以上に 各民族が持つ固有の 民族種 文化まで奪おうとしている。
今回はそれを進めるための宗教の管理強化が始まったようだ。
一千年以上続いた固有の文明、文化を 中国共産党一党独裁という暴挙で
抹殺しようとしている。  
大地を殺し、人を殺し、文明を殺すほど 中国は尊いのか?



温首相、少数民族発展事業5カ年計画表明 宗教管理を強化 狙いは民族問題封じ込め

2011.3.5 20:22
http://sankei.jp.msn.com/images/news/110305/chn11030520230007-n1.jpg
中国の全人代が開幕、活動報告をする温家宝首相=5日午前、北京の人民大会堂(共同)

 【北京=川越一】中国の温家宝首相は5日、全国人民代表大会全人代=国会)で行った政府活動報告の中で、少数民族発展事業5カ年計画の制定、実施を表明した。返す刀で民族問題に直結する宗教の管理を進めることも宣言。民族独立を求めるイスラム教徒のウイグル族チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世を信奉するチベット族の動向を注視する姿勢が鮮明だ。

 温首相は「共産党の宗教事務に関する基本方針を全面的に貫徹し、宗教事務管理条例を掘り下げて実行に移す」と述べた。2005年3月に施行された同条例は、第1条で宗教・信仰の自由を保証しているが、随所に当局による宗教の管理を可能にする条文がちりばめられている。

 第3条では「宗教団体や信者は憲法、法律、法規、規則を順守し、国家統一、民族団結、社会の安定を維持しなけばならない。いかなる組織、個人も宗教を社会秩序の破壊に利用してはならない」などと規定している。以下、外国勢力の影響を受けることの禁止、社会の安定に影響を与えるような事件の防止などが定められている。

 08年3月に起きたチベット騒乱から、まもなく3年を迎える。チュニジアの「ジャスミン革命」に刺激された民主化集会の呼びかけが続く中、再び民族問題が絡んだ衝突が発生し、民主化を求める動きと結びついた場合、「国の長期的な安定」(温首相)、すなわち共産党による一党独裁体制を揺るがしかねない。

 温首相は「中華民族の不撓不屈(ふとうふくつ)、自ら向上してやまない偉大な精神は打ち負かされることのない力ではなかろうか」と各民族の団結を呼びかけた。民族団結を御旗に掲げ、条例を拡大解釈すれば、いかなる“宗教弾圧”も可能となる。