チベット支援で超党派議連、13日に結成
2012.11.9 18:29 産経新聞
民主党の牧野聖修、自民党の下村博文両衆院議員ら超党派の有志議員が9日、国会内で記者会見し、チベット族を支援する議員連盟を13日に結成すると発表した。有志議員の主催で13日に来日中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が国会内で講演する。
ダライ・ラマ訪日に抗議 中国、国連批判にも反論
チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世が訪日したことについて、中国外務省の洪磊報道官は5日の定例記者会見で「日本側に厳正な申し入れを行った」と述べ、日本に抗議したことを明らかにした。 中国のチベット族居住区では中国当局の弾圧に抗議する焼身自殺が多発し、ピレイ国連人権高等弁務官は今月2日、中国のチベット政策を批判する声明を発表したが、報道官は「強い反対と不満を表明する。中国への内政干渉をやめるよう望む」と反論した。 報道官は「ダライの目的は中国の分裂活動を進め、中国と他国の関係を破壊することだ」と主張。「いかなる国であろうと、ダライの分裂活動に、場所を提供することに反対する」と述べ、ダライ・ラマの訪問を受け入れた日本を批判した。(共同)来日中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が、13日に衆院の議員会館で講演を予定している。
チベット族を支援する議員連盟を13日に結成すると発表
超党派国会議員らの主催で、世話人の長尾敬衆院議員(民主党)の事務所が発表した。テーマは「普遍的責任と人間の価値」。主催者側によると、13日にはチベットを支援する議員連盟も発足する見通しだという。
中国政府が「核心的利益」と位置づけるチベットの帰属について、日本政府は「中国の内政問題」とする立場。
外務省では今回のダライ・ラマ来日について「政治活動をしなければ問題ない」(幹部)としており、今回の講演は中国政府を刺激する可能性がある。
ソース 朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/1105/TKY201211050141.html
中国政府が「核心的利益」と位置づけるチベットの帰属について、日本政府は「中国の内政問題」とする立場。
外務省では今回のダライ・ラマ来日について「政治活動をしなければ問題ない」(幹部)としており、今回の講演は中国政府を刺激する可能性がある。
ソース 朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/1105/TKY201211050141.html
やっと一歩前向きに動いたのかも
日中友好の10年間 日本の失ったものの多さを考えるべきである
■超党派チベット議連 中国、活動停止へ圧力
政党幹部、後援会通じ 脱退者相次ぐ
http://www.sankei.co.jp/paper/today/itimen/05iti001.htm
2001.12.05 産経新聞
超党派の有志議員でつくる「チベット問題を考える議員連盟」(代表・牧野聖修
民主党衆院議員)に対し、「チベット問題は内政問題」とする中国政府が活動を
停止するようロビー活動を展開していたことが四日、わかった。議連メンバーの多くは
五日に予定している会合に欠席する方向で、中国政府のロビー活動が
日本の議員活動にも大きな影響を与えていることが浮き彫りとなった。
同議連は十月二十四日に四十八人が参加して設立総会を開催。設立総会では
ダライ・ラマ法王日本代表部代表のザトゥル・リンポチェ氏を招いて意見交換し、
(1)チベット人の基本的人権尊重を保証する
2001.12.05 産経新聞
超党派の有志議員でつくる「チベット問題を考える議員連盟」(代表・牧野聖修
民主党衆院議員)に対し、「チベット問題は内政問題」とする中国政府が活動を
停止するようロビー活動を展開していたことが四日、わかった。議連メンバーの多くは
五日に予定している会合に欠席する方向で、中国政府のロビー活動が
日本の議員活動にも大きな影響を与えていることが浮き彫りとなった。
同議連は十月二十四日に四十八人が参加して設立総会を開催。設立総会では
ダライ・ラマ法王日本代表部代表のザトゥル・リンポチェ氏を招いて意見交換し、
(1)チベット人の基本的人権尊重を保証する
(2)ダライ・ラマらとの対話
(3)チベット文化、宗教への侵害を止める-などを決議、中国政府に申し入れを
行うことを決めている。
これに対し、中国政府は従来「チベット問題は内政問題」としてきたことから、
議連発足の準備が進んでいた九月ごろから、議連に反対するロビー活動を活発化させた。 まず、議連代表の牧野氏が民主党所属であることから、在京中国大使館員が、
民主党の鳩山由紀夫代表や菅直人幹事長の事務所を訪問して活動を中止させるよう要請。 さらに、議連メンバーを対象に東京・永田町の議員会館を個別訪問し「活動をやめないと 所属政党の幹部が訪中した際、中国政府要人には会えなくなる」「なぜ中国を敵視するのか」 などの言い回しで、活動の中止や議連からの脱退を要請した。
中には、大使館員が議連メンバーの地元選挙区に出向いて、中国進出企業のオーナーを 務める後援会幹部に対し、議員が脱退しなければ中国での企業活動に支障が
出るかのような話をしたケースもあったという。このため、五日の会合を欠席すると
事務局に通知する議員が続出しており出席者は代理を含め十数人にとどまる見通しとなった。 牧野氏は「中国のやり方も露骨だが、圧力に屈する議員にもがっかりした」と述べている。 一方、黄星原・在日中国大使館参事官は「一部の国会議員の中に、チベットのことについて 詳しくない議員もいたようなので、大使館の参事官クラスが説明に回った。国会議員に外圧を かけるとか、活動そのものを妨害しようという趣旨ではない」と説明している。
(3)チベット文化、宗教への侵害を止める-などを決議、中国政府に申し入れを
行うことを決めている。
これに対し、中国政府は従来「チベット問題は内政問題」としてきたことから、
議連発足の準備が進んでいた九月ごろから、議連に反対するロビー活動を活発化させた。 まず、議連代表の牧野氏が民主党所属であることから、在京中国大使館員が、
民主党の鳩山由紀夫代表や菅直人幹事長の事務所を訪問して活動を中止させるよう要請。 さらに、議連メンバーを対象に東京・永田町の議員会館を個別訪問し「活動をやめないと 所属政党の幹部が訪中した際、中国政府要人には会えなくなる」「なぜ中国を敵視するのか」 などの言い回しで、活動の中止や議連からの脱退を要請した。
中には、大使館員が議連メンバーの地元選挙区に出向いて、中国進出企業のオーナーを 務める後援会幹部に対し、議員が脱退しなければ中国での企業活動に支障が
出るかのような話をしたケースもあったという。このため、五日の会合を欠席すると
事務局に通知する議員が続出しており出席者は代理を含め十数人にとどまる見通しとなった。 牧野氏は「中国のやり方も露骨だが、圧力に屈する議員にもがっかりした」と述べている。 一方、黄星原・在日中国大使館参事官は「一部の国会議員の中に、チベットのことについて 詳しくない議員もいたようなので、大使館の参事官クラスが説明に回った。国会議員に外圧を かけるとか、活動そのものを妨害しようという趣旨ではない」と説明している。