チベット亡命政権、チベットへの調査団派遣を国連へ要請
2013年1月30日 CTA
アムルサ・ガヤトリ(インターナショナル・ビジネス・タイムス)
4日間にわたるこのキャンペーンでは、国連派遣団がチベットを訪問するよう要請するとともに、中国と世界の主要国が人権問題について討議した内容を発表するよう求める。
ワシントンを拠点するラジオ・フリー・アジア (RFA)が1月20日に発表した報告によると、「1年ほど前にチベット自治区(TAR)で中国当局が厳しい旅行規定を導入してからというもの、チベット人にパスポートが発行されたケースはほとんどない」
パスポートをすでに所持しているチベット人も苦境に立たされている。というのは、中国当局はチベット人にパスポートを持参するよう指示しているからだ。建前上は昨年から開始された全国的な電子パスポートプログラムによってパスポートを新しくするというものだ。しかし、チベット人による情報としてRFAが伝えるところによると「差別的ともいえる厳しい審査手続」の対象となっているチベット人には、電子パスポートは発行されていない。 チベット亡命政権は、ダライ・ラマ法王や亡命チベット人僧侶が自殺を煽っているという中国政府の非難を否定してきた。ダライ・ラマ法王は、チベットでの中国支配に対する動乱から逃れ、1959年よりダラムサラに亡命している。
(訳者:パドマサマディ)
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