パルデンの会

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新彊で約100名の公開裁判 これに対する警備に2万人増強か?



ブログは、国内外の時事等や、たまに飼猫の紹介記事で、常にブログの新しい可能性を探っています。http://nappi10.wordpress.com/ からの移行です。転載、リンクはご自由に 記事はアップ後に随時追記、修正します。
より転載



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無差別殺傷事件が相次ぐ新疆ウイグル自治区の競技場で2013年5月28日、殺人やテロなどの罪に問われた被告55人を含む約100人の公判が行われ、7000人あまりの観客の前で、死刑などの判決が言い渡された。報道によると、公判はイリ・カザフ自治州:伊犁哈薩克自治州 ( YILI-QAZAQ 州都グルジャ:伊寧)の 競技場で行われ、殺人や国家分裂、テロなど組織犯罪の罪に問われた被告人に対し、新疆ウイグル自治区人民法院が判決を言い渡した。このうち3被告は、4 月20日に伊寧市で4歳の女児を含む4人家族を惨殺した罪で、死刑を言い渡された。上の写真では、車両の先頭をひな壇正面に向けた容疑者を乗せたトラック が並んでいる。
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被告人はオレンジ色の囚人服姿でトラックの荷台に乗せられ、兵士らが警備に当たった。、、これについて人権団体のアムネスティ・インターナショナルは、「相次ぐ暴力犯罪では人命を尊重する姿勢は見られず、関与した者の責任は問わなければならな い。しかし拙速な見せしめ裁判は、被害者のための公正な裁きとはいえない」と指摘。「被告人が公正な裁判を受けているかどうかは大いに疑問がある」と述 べ、勾留中に拷問された可能性もあるとした。参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2014年5月新疆ウイグル自治区へ過去最大の警備、弾圧開始 中国
 
 
2014年5月27日 ロイター記事 - 中国の新疆ウイグル自治区:新疆维吾尔自治区; Xinjiang Uygur Autonomous Region 政府は27日、新たな「テロ集団」を摘発したと発表、爆破事件を企てたとして5人の容疑者を拘束したことを明らかにした。中国政府は、同自治区イスラム教徒や独立派が一連の殺傷事件を起こしているとして、同自治区をはじめとする国内全土で1年間にわたって「テロ撲滅作戦」を展開する方針を示している。 
地元政府のニュースサイトによると、同自治区南部ホータンの警察が5人を逮捕。爆発物の製造場所2カ所を破壊し、原材料1.8トンを押収した。国内メディアは、新疆ウイグル自治区の警察が今月、23の「テロ組織・過激宗教組織」を摘発し、200人以上の容疑者を拘束したと報 道。地元政府のニュースサイトによると、ウルムチの学校や、4月下旬に爆発事件が起きた駅の警備も強化している。過去1年間の無差別殺傷事件による死者 は、中国全土で少なくとも180人にのぼっている。 過去ブログ:2014年5月追記:新疆ウィグルで爆破テロ相次ぐ 
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2009年7月5日の「ウイグル騒乱」事件以来、中国当局は新疆の武装警察を7万人に増やし、これは中国全土で最も多い人数。この他にも、新疆には10万人以上の兵力を配置していると報じられている。(別記事ではそれぞれ7万5千人、20万人との記事もある 参照記事)香港のアップルデイリーによると、現在新疆のカシュガル市、アクス市、ホータン市ではすでに厳戒令が敷かれ、5月23日、新疆の当局は1年間の「暴力的テロ活動の取り締まり」を開始すると発表し、新疆の約半分が1級警備体制に入ったとされる。以前から新疆では、中国治安部隊による拷問、拉致などが日常化していると指摘されている。一番の問題は、自治地区と言いながら、何の自治も認めず、力ずくで統治していることだ。  参照記事 参照記事
  この異常な新彊全土が戒厳令のような状態を中国は世界にあえて公表し、写真も撮らせている。これは恐らく、これだけ危険な地域だから、多少の住民の不満に は世界は目をつぶれという演出ではないのか?蔭では、あらゆるウィグル人にテロ容疑をかけ、密告制度を駆使して不満分子を一掃しようとしているように見え る。最終的な目的は民族浄化だろう。チベットでも同じ手を使った。増えていた観光客も前年比40%も落ち込み、ウィグルの観光局は苦肉の策で、観光客に 80ドル(500元)を配るという奇策まで打ち出している。参照記事