アメリカで簡単に映画の上映を取りやめた事に驚いたが、それが日系企業であるソニーが決めたことにも驚いた。
勝谷誠彦の有料ブログより転載
ソニーという企業は業績と一緒に誇りまで捨ててしまったのか。
いや、誇りを失ったから凋落しているのかも知れない。
<米映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは十七日、北朝鮮の金正恩第一書記の暗殺を題材にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の公開中止を決めた。映画館へのテロ攻撃を予告する脅迫文がインターネット上に出たことを受けた措置。
映画は二十五日に全米で公開予定だった。米メディアによると、十六日に「テロ映画を面白がる者には悲惨な運命が待っている。二〇〇一年九月十一日を思い出せ」とする脅迫文がネット上に掲載された。
大手の映画館チェーンが次々に一般公開の中止を決定。ソニーは声明で「多くの映画館が上映しないと決めたことを考慮した。従業員や客の安全を守る必要がある」と述べた。映画は、米中央情報局(CIA)が金氏へのインタビューを取り付けたトークショー番組の司会者らに金氏の暗殺を依頼する内容。>
これはないでしょう。「親会社」であるソニーとそれが本社を置く日本国の信頼まで捨てる行為だと私は思う。しかも、本社の介入がハッキングによってバレてしまった。
<情報ダダ漏れ ハリウッドと金正恩を敵にしたソニーの末路>
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155836
<大規模なサイバーテロに見舞われたソニー・ピクチャーズの「マル秘」情報流出が止まらない。親会社ソニーの平井一夫社長が「畑違い」の映画の描写を巡って現場介入していたことまでバレてしまった。>
ソニーはテロに絶対に屈しないという自由主義諸国の価値観を敵にまわしたのだ。
<「表現の自由への脅迫」、北朝鮮風刺作の公開中止で米俳優ら反発>
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPKBN0JW0HL20141218
<ソニーの米映画子会社が、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の公開を17日中止したことに対し、ハリウッドから怒りの声が上がっている。>
ソニーが失地回復ができるとすれば、動画で無料配信をすることだろう。ウェブを使った攻撃にはウェブで対抗するのである。ところが。
<ソニーは、「ザ・インタビュー」をDVDやオンデマンド、ストリーミングなどで公開する計画はないとしている。>
事前にこんなことを発表すること自体が、もう屈辱、いや国辱と言っていい。
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発行:株式会社 世論社
<「正恩氏暗殺」題材米映画/脅迫文で公開中止>
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014121802000266.html<米映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは十七日、北朝鮮の金正恩第一書記の暗殺を題材にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の公開中止を決めた。映画館へのテロ攻撃を予告する脅迫文がインターネット上に出たことを受けた措置。
映画は二十五日に全米で公開予定だった。米メディアによると、十六日に「テロ映画を面白がる者には悲惨な運命が待っている。二〇〇一年九月十一日を思い出せ」とする脅迫文がネット上に掲載された。
大手の映画館チェーンが次々に一般公開の中止を決定。ソニーは声明で「多くの映画館が上映しないと決めたことを考慮した。従業員や客の安全を守る必要がある」と述べた。映画は、米中央情報局(CIA)が金氏へのインタビューを取り付けたトークショー番組の司会者らに金氏の暗殺を依頼する内容。>
これはないでしょう。「親会社」であるソニーとそれが本社を置く日本国の信頼まで捨てる行為だと私は思う。しかも、本社の介入がハッキングによってバレてしまった。
<情報ダダ漏れ ハリウッドと金正恩を敵にしたソニーの末路>
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155836
<大規模なサイバーテロに見舞われたソニー・ピクチャーズの「マル秘」情報流出が止まらない。親会社ソニーの平井一夫社長が「畑違い」の映画の描写を巡って現場介入していたことまでバレてしまった。>
ソニーはテロに絶対に屈しないという自由主義諸国の価値観を敵にまわしたのだ。
<「表現の自由への脅迫」、北朝鮮風刺作の公開中止で米俳優ら反発>
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPKBN0JW0HL20141218
<ソニーの米映画子会社が、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の公開を17日中止したことに対し、ハリウッドから怒りの声が上がっている。>
ソニーが失地回復ができるとすれば、動画で無料配信をすることだろう。ウェブを使った攻撃にはウェブで対抗するのである。ところが。
<ソニーは、「ザ・インタビュー」をDVDやオンデマンド、ストリーミングなどで公開する計画はないとしている。>
事前にこんなことを発表すること自体が、もう屈辱、いや国辱と言っていい。
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正恩氏映画中止「テロに屈した」 米で批判の声
2014年12月19日05時00分
米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)は17日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記の暗殺を描いたコメディー映画について、劇場の公開を中止すると発表した。映画館へのテロ攻撃の脅迫を受けた措置だが、「表現の自由がテロに屈した危険な前例になる」と批判の声が上がるなど波紋が広がっている。
問題の映画は「The Interview」。当初は25日に全米公開される予定だったが、北朝鮮との関連が指摘されているハッカー集団が16日、映画館を狙ってテロ攻撃をするとの脅迫をネットに公開。SPEはいったん上映を劇場の判断に委ねるとしたが、中止を決める劇場が相次ぎ、公開自体のとりやめに追い込まれた。
SPEの決定は波紋を広げている。
この映画の出演俳優と親しい映画監督のジャド・アパトー氏はツイッターで「どんな映画でも、匿名の脅迫があれば引っ込めるのか」と苦言。ロサンゼルス・タイムズの取材に「我々のコミュニティーは、表現の自由に基づいている。誰かがネット上に何か投稿するたびに自ら抑圧するのか。暗い将来だ」と語った。
ニューヨーク・デイリーニューズは社説で「9・11(の同時多発テロ)以来初めて、米国はテロリストに勝利を許した」と述べ、ソニーが映画をネット上で無料公開すべきだ、と呼びかけた。SPEは17日、「我々は映画制作者と、その表現の自由の権利を支持しており、こうした結果になったことは非常に残念だ」との声明を出した。
■ソニー側、事前に修正 現地報道
米ウォールストリート・ジャーナルなどによると、映画の終盤で金正恩氏の頭部が爆破されるシーンがあったが、この部分について、ソニーの平井一夫社長がSPE幹部へのメールで「火がついた髪や骸骨の描写をなくす」といった細部の修正を指示。SPE幹部は監督に対し「25年間、ソニー本社が制作に介入したことはなかった」と、異例の措置として修正に応じるように求めていた。監督は一部の修正に応じ、SPE幹部は「顔が溶ける描写がなくなり、髪の毛の火も小さくなって、頭の爆発も見えにくくなった」と平井社長に報告。平井社長はさらに、米国外ではこのシーンを削ることを求めたとしている。
ソニー広報は平井社長のものとされるメールについて「コメントは控える」としている。