パルデンの会

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<メルケル首相来日に便乗して「過去の反省、ドイツは偉い、日本はダメ」と囃す大マスコミに騙されてはいけません>。


勝谷誠彦氏の有料ブログより転載


ドイツのアンゲラ・メルケル首相の存在感はさすがである。
アメリカのバラク・オバマ大統領が来ても、実はこれほど重く報道はされなかったのではないか。今の彼の存在感ではね。

天皇陛下メルケル首相と会見…07年以来>

 http://www.yomiuri.co.jp/national/20150309-OYT1T50136.html
宮内庁によると、陛下は、1993年にドイツを訪問した際、
今年1月に死去した同国のワイツゼッカー元大統領とともに東西冷戦の象徴であるベルリンのブランデンブルク門を歩いて通ったことを「よく覚えています」と話された。メルケル首相は、今年が戦後70年にあたり、戦争のない時代を望んだが、現在ウクライナで深刻な事態が生じていると言及。陛下は「事態が早く解決することを希望します」と述べられたという。>
いやあ、ハラハラするわ。誰かメルケルさんに「外交的、
政治的な話題は避けるように」と教えて置かなかったのか(苦笑)。天地がひっくりかえっても天皇陛下が「プーチンさんには困ったものです」とは言えないでしょうが。さすがの陛下の切り返しである。
ひとつ心配なのは、皇后陛下が同席されておられないことだ。
相手がひとりなのでこちらもそうだ、という外交儀礼なのかな。首の痛みなど、ご体調にかかわることでなければいいのだが。
はたして朝日新聞などは日独の「歴史認識
について鐘と太鼓で大騒ぎを始めた。もちろん「反省の名人」ドイツは「ええもん」で「右旋回」らしい安倍首相は「悪いもん」である。

 <ウクライナ安定へ連携 独首相、歴史認識に会見で言及/日独首脳会談>


http://www.asahi.com/articles/DA3S11641577.html
安倍晋三首相は9日、首相官邸で来日中のドイツのアンゲラ・
メルケル首相(60)と会談した。両首脳は混迷するウクライナ情勢への対応で連携することを確認したほか、両国経済の関係強化を目指すことでも一致した。メルケル首相は歴史認識についても触れ、会談後の記者会見では「過去の総括は和解のための前提になっている」と語った。>
まあ要するに「ドイツは理想的な過去への謝罪をしているが、
日本は靖国神社に参ったり、侵略の概念はどうこうだとか言って、反省が足りない」と、ほぼすべてのこの国の大マスコミは言いたいわけだ。もうすこし倉山「クララ」満大先生の本でも読んで、勉強しろと言いたい。
戦前のドイツは「ファシズム」だった。イタリアもそうだ。
ファシズムとは倉山さんが教えて下さるように「一党独裁である。国家の上に党がある。今で言うと支那北朝鮮ですね。あそこは世界独裁遺産に指定しておいた方がいい。しかし日本国は、翼賛政治ではあったとはいえ、まがりなりにも議会制民主主義だった。にもかかわらず二つのファシズム国家と同盟を結んだために、なんだか大日本帝国までそうであったかのような印象をもたれ、支那人朝鮮人がそれにつけこんでいるのが現状だ
ドイツのうまさは(狡猾さと言ってもいいだろう)「
ナチスという党が悪かった」で一気に免罪符を買ったところなのだ。すごいのは「国防軍すら悪くなかった。党に乗っ取られていたのだ」なのだ。だから今のドイツ軍は国防軍の系譜を受け継いでいる。いったん「警察予備隊」にまで落とされた自衛隊とは大きく違う。日本人は正直に「ああいう政府と軍部を選んだのは私たちです」と「一億総懺悔」までやらかした。だから「悪い部分を切除」といかずに、今に至るまで謝り続けなくてはいけない。しかしこれは仕方がないのだ。天皇陛下をお護りするには、それしか方法がなかったのだから。
このあたり、丁寧な理解をお願いしたい。
大マスコミがあまりに馬鹿で乱暴なので。

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