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地震後に異変 田んぼに“温泉”湧いた?


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地震後に異変 田んぼに“温泉”湧いた? 困惑や期待の声 熊本県阿蘇市

西日本新聞 5月30日(月)13時40分配信


 田んぼの真ん中から“温泉”が湧いた? 熊本地震の発生後、熊本県阿蘇市狩尾地区の田んぼからぬるい湯が湧き出し、「温泉か」と話題になっている。地震の影響とみられるが、もともと井戸などがあった場所ではなく、住民は首をかしげる。同地区では地震地盤沈下や亀裂が多数発生。地下水が噴出したり、井戸が枯れたりする被害も相次ぎ、産業技術総合研究所産総研茨城県)は近く現地調査に乗り出す。

【画像】一方、お湯が出なくなったり、水量が減ったりして阿蘇で旅館休業が相次いでいる

 田園風景が広がる同地区。地震で地面がずれ、大きな起伏ができた県道沿いの田んぼの一角を見ると、高さ約50センチのパイプの先端からこんこんと透明な水が湧き出ていた。触ってみると生ぬるい。住民によると、湯は鉄分を含んでいるとみられ、約25メートル四方に広がる水たまりには、赤茶色の沈殿物が漂っていた。

「温泉ならよかけど、今の状況では何も作れない。」

 田んぼの隣に住む高島ハチミさん(83)は、4月16日の「本震」後の朝、田んぼの異変に気付いた。「草の間から水が染み出し、湯気がもくもくと上がっていた」と振り返る。その後も水が染み出る面積は広がり、近くの阿部政信さん(65)が5月中旬、湧く場所を特定した。湯温は25度前後とみられるが、日によって変化し、本震直後より湯量は増えているという。

 湯は米作りには使えず、水路も地震で壊れ、現在は田植えができない状態。高島さんは「温泉ならよかけど、今の状況では何も作れない。かえって迷惑」と困惑気味。法律上、温泉は25度以上で成分などの規定があるが、阿部さんは「湯量や温度が安定すれば、温泉として活用できるかもしれない」と期待する。

 現場から約200メートル先の井戸は水が出なくなり、2キロほど離れた温泉では湯量が増え、温度も上昇。一方、約3キロ先の内牧温泉は一部の源泉で湯量が減少するなどの異変が起きている。

 産総研地質調査総合センターは近く現地で水質などを調べる。佐藤努主任研究員は「近くの温泉と成分が一致すれば、地震の影響で新たに湧き出した可能性がある」と指摘している。


=2016/05/30付 西日本新聞夕刊=



阪神大震災のあと神戸市灘区内の水道が断水となったために、銭湯が独自で井戸を掘って給水を行った。
その時の井戸の深さは200m弱、しかしその水は
水質の良い、温泉水であった。 200mと言えば普通の井戸の掘削深度でありそんな浅いところから温泉(25-30度の炭酸温泉)が取れることもビックリだが、現在もその 井戸水=温泉水はかれておらず銭湯は温泉に加水、加熱せず温泉かけ流しとして使用している。
地震で温泉が出たのか 昔から兆候があったのか不思議である。
(パルデン記)


湯上がりさっぱり ぬるめの「源泉浴」人気 神戸

ひんやり、ぬるめの源泉。気持ち良さそうに入る利用客=神戸市灘区水道筋1、灘温泉水道筋店

 蒸し暑い夏が訪れ、入浴しても汗が噴き出る。かといって水風呂は冷たすぎて…。神戸市内の銭湯では、湯上がりさっぱりの温度低めの「源泉浴」が人気を集めている。体温よりやや低い30度強。通常なら加熱する温度だが、銭湯側も燃料コストを抑えられ大歓迎。専門家は「源泉温度が低いという弱点を逆手に取ったアイデア」と喝采する。(阿部江利)

 神戸市灘区10+ 件に2店を構える「灘温泉」の源泉風呂は32度の炭酸水素塩泉の掛け流しだ。ぬるめで、シュワシュワと肌に小さな気泡が付く。筋肉痛、切り傷、疲労回復などの効能があるといい、西本一夫社長(66)は「湯船は長く入れても5分。夏場は露天風呂も加熱していない源泉にして喜ばれています」。

 阪神・淡路大震災で店が2店とも半壊。2000年に六甲道店(同区備後町3)で温泉を掘った。「お金がなくて熱い湯がある深さまで掘れなかった」と悔やんだが、3人ほどの小さな源泉の浴槽が大人気に。03年に泉源を堀った水道筋店(同区水道筋1)には、10人入れる源泉用の浴槽を造った。西本社長は「熱い湯とぬるいお湯を交互に入る『冷温交互浴』がお勧め」とアピールする。

 廃業寸前から一転、5月に営業継続が決まった同市兵庫区湊山町の「湊山温泉」にも、26~29度の炭酸水素塩・塩化物泉の浴槽がある。源泉と、46~38度の計五つの湯船があり、同温泉は「水道料金を節約するため、苦肉の策として水風呂の浴槽に温度低めの源泉を入れたら大好評」と話す。

 同市兵庫区永沢町2の「朝日温泉」は、31度の弱アルカリ性単純温泉の掛け流し。同市浴場組合連合会の会長を務める佐々木勝司社長(74)は「湯量が豊富で、心地よい冷たさでないとできない。数は少ないはず」と胸を張る。同市灘区篠原南町4の「篠原温泉」にも30度の炭酸水素塩泉がある。

 温泉学会会長の竹下賢・関西大学教授は「体温に近い35度ほどの源泉を使う例はあるが、30度となると少ないのでは。水風呂がわりに温泉に入れるのも良い」と評価した。




三木の畑から温泉出た 掘削許可得て“認定”

 神戸市垂水区の西村茂さん(61)が、兵庫県三木市細川町垂穂の畑で温泉の掘削に成功した。以前にも、深さ約40メートルの井戸を掘り水温30度前後の湯が出たが、県に事前の掘削許可を得ておらず、温泉利用を認められなかった。今回は許可を得て約290メートル掘り進めた。西村さんは「ほっとした」と胸をなで下ろしている。(大島光貴)
 
 西村さんは2010年、農業をしようと購入した畑で井戸を掘り、12年夏から使い始めた。同年冬、湯気が出ているのに気付き、温泉成分分析機関に調査を依頼すると、水温が25~37度あり、温泉法で認められる温泉だった。
 ただ、掘削後の許可申請を県に認められなかったため13年11月、正式に許可を得て数メートル隣で掘り始めた。約100メートル掘ったが湯が出ず、いったん断念した。「もう一息頑張ろう」と14年9月に再開し、地下約290メートルまで掘ると、つるつるとした肌触りで硫黄の香りのする白濁水が出た。
 15年2月、加西市の登録分析機関に調査を依頼した。水温は17・1度にとどまったが、炭酸水素ナトリウムの量から「温泉に適合する」と判断された。県も温泉分析書と工事完了書を受理した。
 水温は現在約20度あり、入浴するのを心待ちにするお年寄りがいるほか、湯を使いたいと福祉施設から要望も寄せられているという。西村さんは「水温はさらに上がると期待している。人のために役立つ活用法を模索している」と話している。




2015/8/26 07:10

三ノ宮駅前に温泉湧いた JR西、再開発で掘り当て 神戸

 神戸市や鉄道各社の再開発計画の検討が進む神戸の玄関口、三宮の駅前でJR西日本が温泉を掘り当てた。駅施設のリニューアル構想に合わせ、将来的な集客の目玉につなげようと今年1月に掘削を開始。地下約千メートルまで掘り進め、源泉にたどり着いた。
 JR西は、2013年3月に発表した13~17年度の中期経営計画に三ノ宮駅の再開発検討を盛り込んだ。老朽化した駅ビル「三宮ターミナルビル」の建て替えを核に、神戸市と協議を進めている。
 温泉の掘削は、駅南側の広場の一角で実施。13年11月、兵庫県から温泉法に基づく許可を受けて着工した。
 JR西によると、8月上旬、深さ約千メートルの岩盤で温水が湧き出ているのを確認。成分や温度の分析で、温泉であることが分かった。源泉としての評価は「おおむね良好」といい、今後泉質や湧出量などを詳しく調べる。
 JR西は「温泉の用途は未定だが、地域のにぎわいづくりに役立てたい」と説明。再開発計画の具体化に合わせて活用策を決める方針という。
 三宮周辺は、神戸市が住民や商店主らを交えた会議などで再整備に向けた議論を進め、9月に構想を発表する予定。阪急電鉄も、神戸三宮駅の駅ビルの建て替えを検討している。(小川 晶)