パルデンの会

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チベット亡命政府 トランプ氏歓迎 対中強硬姿勢に期待



トランプ氏歓迎 対中強硬姿勢に期待


 【ニューデリー金子淳】インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府で、中国に対し強硬姿勢を示す米トランプ政権を歓迎する声が上がっている。中国チベット自治区での自治拡大を求める亡命政府を「後押ししてくれる」との期待が高まっているためだ。ただ、中国は亡命政府を対話の相手として認めておらず、トランプ氏の影響でチベット問題が前進するかは極めて不透明だ。

 「北京(中国政府)と、亡命政府や(チベット仏教最高指導者)ダライ・ラマ(14世)との対話を働きかけたい」。亡命政府によると、ティラーソン米国務長官は就任前、米上院外交委員会からの質問にこう回答し、中国に政治的対話やチベット文化の尊重を求める考えを示した。

 トランプ氏は台湾を中国の一部とみなす「一つの中国」政策の見直しを示唆するなど、対中強硬姿勢を見せている。亡命政府のロブサン・センゲ首相は昨年12月、インドメディアのインタビューでこの点に触れ、「非常に勇敢な発言だ。こうした勇敢さこそ中国政府との正しい付き合い方だ」と支持を表明。亡命政府議会のドルジ・ツェテン議員も毎日新聞の取材に「チベット問題は中国の拡張主義を抑制する意味でも重要だ」と指摘し、トランプ政権の今後の取り組みに期待を込めた。

 一方、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)によると、チベット問題を担当する全国政治協商会議民族宗教委員会の朱維群主任は「中国の分断をもくろむ違法集団と対話することは不可能だ。米国はダライ・ラマを利用して問題を引き起こしているが、中米関係を損なうだけだ」と米国をけん制した

 亡命政府はトランプ氏とダライ・ラマ14世との会談を早期に実現させ、米政権との関係を強化したい考えだ。だが、亡命チベット人に影響力を持つ作家のテンジン・ツンドゥ氏は「世界に敵意や分断をもたらすトランプ氏がチベットの利益になるとは思えない。中国を民主的にさせることもできないだろう」と述べた。