パルデンの会

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日韓対立煽動に利用された『強制連行の神話』 (軍艦島の説明として取り上げられた捏造写真


日韓の溝を深くする 左翼思想を持った親北日本人と 朝鮮総連を親玉とする北朝鮮シンパが 単純な 日本人と 韓国人を 間違った方向に動かしている底に見える 壮大な北朝鮮政策!
ただし 北朝鮮が 若い指導者で 存在するかどうかはこの数か月で決まるはず、しかし 半島がまとまっても 朝鮮民族の下に流れる血は あくまでも魑魅魍魎の  ねつ造・社会、思想、教育であることを日本人は気を付けるべきである。
そして 今も強制連行を言う 在日朝鮮人、似非人権運動家、左翼運動家、それを支援するマスコミも
糾弾されなければならない。

日韓対立煽動に利用された『強制連行の神話』 (軍艦島の説明として取り上げられた捏造写真


2017/02/21
崔 碩栄 (ジャーナリスト)
 「軍艦島」への関心が高まっている。きっかけになったのは、この夏に韓国で公開予定の映画『軍艦島』である。映画『軍艦島』は日本統治期に長崎県端島(通称:軍艦島。以下軍艦島とする)に強制連行され、炭鉱労働を強要された、それはもう奴隷のように酷使されたという朝鮮人たちを描いた物語である。韓国人が日本の炭鉱労働について持っているイメージといえば、強制連行、飢え、重労働、殴打……など、正に「地獄」のような世界だ。日本側は当時の記録、元軍艦島の住民の証言をもって「地獄」を否定するが、その声は一般の韓国人の耳には届かず、韓国には「軍艦島=地獄」という認識が定着している。
イメージ 1
軍艦島iStock
 
朝鮮人強制連行悲劇のシンボルになった「落書き」
 下に示す動画を見て欲しい。韓国の公営教育放送EBS20141218日に放送した教養番組「e歴史チャンネル」の110秒の部分に登場する場面。番組の導入部分として登場したこの画面で右下に書いてある『지워지지 않는 상처-강제동원』(消えない傷強制動員)というのがこの日のテーマだ。
youtubeEBS公式アカウント):https://www.youtube.com/watch?v=wEoavGVudKg
 番組の内容は日本統治期、動員令により軍艦島に強制動員された朝鮮人たちの記録――危険な作業に従事したにも関わらず給料さえもまともに貰えない状況下で酷使され続けたり、あるいは、地獄のような島を脱出しようとして命を失った人々も少なくなかったというものである。
 導入部に登場したこの白黒写真は炭鉱の朝鮮人寮の壁に残されたという朝鮮人の落書きであるが、「お母さんに会いたい」「お腹すいたよ」「故郷に帰りたい」と書かれている。番組の内容を圧縮したような強力なメッセージである。この番組を見た韓国人の多くが日本に対して怒りの感情を抱いたことは間違いないだろう。だが、ここには見逃してはならない大きな問題がある。それはこの写真資料が「捏造」されたものだという問題である。
 実は、この写真は韓国ではよく知られた「写真資料」だ。ずいぶん前から書籍、新聞、TVなどを通じて紹介されているもので、最近でも軍艦島の強制連行についての話をするときには頻繁に持ち出されているものだ。つまり、この話で韓国人が日本に対する反感を抱くようになるために一役買っている「写真資料」なのである。
 尚、この写真は日本でも日本の植民地政策についての写真資料として大手メディアによって紹介されてきた。例えば、毎日新聞社が発行した書籍の中で、朝鮮人に対する日本の過酷な虐待の例として紹介されている。『別冊1億人の昭和史 日本植民地史朝鮮』。だが、この写真資料は、いつ、どのようにして誕生したものなのか。その事実は伏せられたまま、写真だけが独り歩きしているのだ。

軍艦島ではなく福岡県筑豊炭鉱落書きだが
それも映画撮影のために作られた「演出」

 実はこの落書きの写真が撮影された場所は軍艦島ではない。福岡県の筑豊炭鉱である。しかし、場所の問題よりももっと大きな問題は、落書き自体が「捏造」であるという点だ。
 この写真が最初に登場したのは1965年。在日本朝鮮人総聯合会朝鮮総連)傘下の在日本朝鮮文学芸術家同盟が制作した映画『乙巳年の売国奴』(原題:을사년의매국노)という映画だ。筑豊炭鉱で朝鮮人労働者の痕跡を辿って撮影されたこの映画の中で労働者宿所の壁に書かれていた文字として紹介されたのが、この「落書き」が世に出た契機である。
 その後、この落書きの写真は韓国に渡り、日本の残忍性を示す資料として幾度となくマスコミにより拡散され、韓国全国民の記憶の中に刻まれるに至った。韓国育ちの韓国人であれば一度は見たことのある写真であるといっても過言ではない。
 この写真が捏造だということが明らかになったのは2000年。西日本新聞が報じた13日の社会面に大きく掲載された記事には、1965年に映画を撮影していた現場にいたスタッフの「告白」が掲載されている。「告白」によると、撮影時に監督の指示で壁に韓国語で落書きが書かれたのだという。その当時は深く考えてなかったが、後日、それが事実のように広まっているのを見て、真実を伝えなければならないと思ったというのだ。

以下に、元スタッフの告白を一部引用する。ーー文字を書いた理由は?元スタッフ 強制連行には映像資料が少ないでしょ。それに(朝鮮人寮は)廃屋で、撮るものがなかった。監督が「(連行されてきた人々の)思いがあった方がいいんじゃないか」と。その他のスタッフも「それがいい」となった。死と隣り合わせの過酷な労働、国を奪われた者の望郷の念を代弁したかった。ーーなぜ今、事実を語る気になったのか元スタッフ 二年前に雑誌で壁文字の写真を初めて見た。知人に相談したら、あちこちの本や雑誌に出てると聞いて、驚いた。壁文字は連行された人々の思いを表現しているが、演出が事実として独り歩きすることはよくないと思った。(西日本新聞 2000年1月3日)
 この問題について、最も詳細に追跡しているのは、在日韓国人在野研究家、光烈氏の著書『足で見た筑豊朝鮮人炭鑛動の記錄』(2004)である。光烈氏はこの本の中で、「落書き」について分析し、それが捏造であることを明らかにしている。
 ここまで、朝鮮人強制連行悲劇のシンボルになった「落書き」が実は捏造であるという話を紹介してきた。だが、これらは韓国社会ではあまり知られていない話とはいえ、日本国内で既に発表された内容である。
 後半は、「落書き」の裏にあるより大きな問題について述べる。この映画が作られた目的と背景についてだ。実は、映画『乙巳年の売国奴』は日本を批判することを目的とした映画ではない。日韓の「和解」を妨害するため作られた映画なのだ。
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日韓対立煽動に利用された『強制連行の神話』(後)
捏造された写真が韓国の歴史教科書に登場
2017/03/03
崔 碩栄 (ジャーナリスト)



 まず、演出された写真であるにもかかわらず、日韓両国で数十年間「事実」かのように認識されてきたという点、恐らく検証しようという努力がなされず、マスコミはむしろこれを広めるのに大きな役割を果たした。最も深刻だと思うのは韓国のケースだが、韓国ではこの「落書き」が教科書(『近現代史教科書』中央教育 2004)に掲載され、教育を通して拡散し定着した。捏造資料を見て学んだ幼い学生たちは、日本に対してどのような感情を抱くだろうか? 考えただけでも嫌になる。

イメージ 2

廃墟となった軍艦島の建物(iStock


 


 次に、2000年代初・中盤には既に捏造だということが西日本新聞在日韓国人研究家により明らかにされていたのにも関わらず、依然として「強制連行の残酷性」をアピールする資料として使用されているという点だ。最近の韓国マスコミは、むしろこれを「軍艦島」に関連付けて紹介するなど意図的な「ミスリード」ともとれるような報道さえしている。これらの報道を目にした韓国人は日本への感情を悪化させるしかない。


 だが、実はこの問題について考えるときに、日本も、そしてもちろん韓国も、知っておくべき事実がある。それは、この落書きが最初に登場した映画『乙巳年の売国奴』の内容と、この映画が作られた背景についてである。驚くべきことに、この映画は日本の植民地政策を批判するために作られた映画ではないのだ。北朝鮮系組織が戦後の日韓和解、即ち、日韓国交正常化を破綻させようと作られた冷戦時代のプロパガンダ映画だったという事実である。


日韓対立煽動の為に作られた映画『乙巳年の売国奴
目的は1965年の日韓国交正常化の妨害


 この問題を理解するために最も重要なポイントは、この捏造劇の始発点、映画『乙巳年の売国奴』である。この映画の内容、そして作られた目的が何であったのか。この映画は1965年に日本で制作された白黒フィルムの映画だが、映画の中で使われている言語は韓国語である。元々メジャーな映画でもなく、現在では入手することも難しい映画だ(韓国では北朝鮮の資料という理由で公開や閲覧が制限されている)。私はソウルにある統一部傘下にある北朝鮮資料室でこの映画を視聴した。映画を見る前、私はこの映画を単純に日本の植民地政策を非難する映画だろうと想像していたのだが、私の予想は見事に裏切られた。


 映画のタイトルにある「乙巳年」という言葉を見れば大部分の韓国人は六十干支の「乙巳年」のうち1905年に締結された「乙巳条約」を思い浮かべる。「乙巳条約」とは日本で「第二次日韓協約」と呼ばれる条約だ。韓国側から見れば外交権を失った屈辱的な不平等条約である。韓国では当時日本との協約を推進した朝鮮王朝の五人の大臣を「乙巳五賊」と呼び、現在の教科書でも親日売国奴として教えている。


 この前提を知れば、私がこの映画のタイトルを見て、映画の内容を乙巳条約(第二次日韓協約)と、それを推進した大臣たちについての映画だと考えた理由もご理解いただけると思う。恐らく大部分の韓国人がこれを連想するはずだ。だが、映画の指す「乙巳年」は1905年ではなく、そこから六十干支が一周した、つまり60年後の1965年だったのだ。そう、日韓国交正常化がなされた年である。この映画のタイトルが示す「売国奴」とは乙巳条約を推進した大臣たちではなく、1965年に日韓国交正常化を推進した朴正煕(大統領)、(与党議長)、車均禧(農林部長官)、丁一權(国務総理)、 李東元(外務部長官)、金東祚(日韓会談首席代表)だったのである。


 映画の内容は単純だ。日本統治期に日本が朝鮮と朝鮮人民に対し酷い虐待、搾取、収奪を繰り返してきたかを見せつけ、そんな日本と和解し手を取ろうとする朴正煕政権は民族の背信者であり売国奴であると糾弾し、日韓国交正常化に反対、批判する映画だ。ここで日本統治期の朝鮮弾圧を描写するために登場したのが、前述した「落書き」である。つまり、落書きは朝鮮総連系の団体が韓国と日本の和解を妨害するために制作した映画の中で「反日素材」のための小道具として作り出されたものだったのだ。


 この映画を制作した在日本朝鮮文学芸術家同盟は今も活動を続けている。韓国と北朝鮮を往来し、学術会議を開いたり、20164月には北朝鮮を訪問し金日成金正日銅像を参拝するなどした。映画『乙巳年の売国奴』を撮った監督が1970年代初に北朝鮮に移住したことを考えても、彼らと北朝鮮との「繋がり」が無視できないものであることが分かる。


 北朝鮮が韓国と日本を反目させるために捏造した写真を、現在の韓国はその由来も目的も知らないままに公営放送や新聞で繰り返し放送し、教科書で紹介し、日本を批判する材料として利用している。ここまでくると、韓国の現状を批判するより、北朝鮮プロパガンダ工作の完璧な勝利を褒めるしかない。元々の目的である日韓国交正常化妨害自体は失敗に終わったが、ある意味それよりも恐ろしい、日本への「憎悪」と「反感」を数十年間に渡り韓国人の頭の中に植え付けることに成功しているからだ。


 韓国が日本を批判する際に、よく登場する言葉がある。「歴史を忘れた民族に未来はない」という言葉だ。歴史問題で両国が対立するたびにこの言葉を引用し、日本は過去を忘れてしまったと嘲笑してきた。しかし、落書きが捏造であることを告発した日本と、今なお繰り返し新聞、TV、教科書で広め続ける韓国の、どちらを「歴史を忘れた民族」と表現すべきだろうか?


 「捏造」はその気になればいつでもそれを認め、修正することができる。だが、捏造のせいで韓国人の脳裏に刻まれた日本に対する「感情」が修正される日はくるだろうか?