パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

日本のマスコミ以外の 朝鮮半島情報は????



アジア自由民主連帯協議会 事務長
三浦小太郎氏のFacebookより転載

南北首脳会談については正直触れたくもない。一言で言えば、完全に北優位の朝鮮半島が出来上がる有様を見せつけられた想いしかなく、もっと絶望的だったのは、日本のマスコミが何となく浮かれているようにしか見えなかったこと。金大中金正日の南北首脳会談や廬武鉉・金正日の首脳会談と比較するレベルの言説も、私にはあまり見当たらなかった。
それと、金正恩が、自分の叔父も兄も殺し、自国民を弾圧していることも、帰国者や日本人妻も(ついでに言えば文在寅の従北ぶりも、今回韓国の拉致被害者こそ完全に見捨てられたことも)「平和」「非核」という綺麗ごとを口にしただけで忘れてしまうのが今の報道の現状なのかなと思った。まあ、この風景は、金大中金正日会談の時もほとんど同じで、大韓航空機事件に触れたコメンテーターはあんまりいなかったと思う。
ただ、なぜか思い出したのが、第一次小泉訪朝で金正日が拉致を認めた時のこと。あの日、それまでは拉致に懐疑的だった左派の知人から「心中お察しします。」という内容の、心のこもったメールをもらった。あと、在日韓国人の方から「もう打倒しかない、北朝鮮は許せない」という激しいメールもきた。後、RENKの活動で著名だった李英和氏が「絶対に(被害者死亡は)嘘の発表だ。」というメールと確か電話があった。
また、地道に拉致問題に取り組んできた知人からは「自分なりにやってきたつもりだったけれど、力が足りなかった」という悲しいメールが来た。この方々と、今はあまり交流も連絡もないけれど、あの日は、立場の違う人たちもみな北への怒りという点では変わらなかったとおもう。
あの時の全国民的な怒りと悲しみを思い出すと、今でも思うけれど、あの勢いを救出に繋げられなかったことの責任は、正直、運動家の側に大いにあったとしか思えない。当時、拉致の集会で、ゲスト的な形でたとえば帰国者問題や日本人妻問題を訴えた時や、在日コリアンの運動家や脱北者が北の人権侵害を告発した時、少なくともこれは基本的には全く同じ、北の独裁政権が生み出した悲劇なのだという意識が共有されていた。あの盛り上がりをなんで生かせなかったのか、というのは時々本当に悔やまれることでした。
他の方々はまたご意見もあろうと思いますが、私も運動をしていた人間の端くれとして言いますと、二つ、完全な判断の間違いがあった。一つはこれもよく言うことですけど、共産主義独裁というのがどんなに強いものか、そして、その抑圧化の国民が、どれほど精神を恐怖で麻痺させられ、反抗する力を奪われているか、何よりも国民同士が信頼しあう心を密告体制の中で破壊されているか、それを結局わかっていなかった。
もう一つは、アメリカや国際社会に関する過度の信頼があった。朝鮮半島に戦争をするとは思っていなかったけれど、日米関係の重要性を、これまた過大に考えていた私は、アジア戦略や国益のためにも、核武装を目指す北を許すはずがないと考えてしまっていた。また中国も、北をそろそろ見捨てるだろうと、確かな根拠もなく思い込んでいた
北朝鮮は遠からず崩壊するだろうとか、アメリカが最終的には中国と妥協した上で彼の体制をつぶすだろうとか、勝手に他国に依存していたのが何よりも私の愚かな判断で、要するに他人任せだったわけです。国民の怒りと連帯を日本外交に反映させ、具体的な北へのあらゆる圧力をかけていく(具体的に言うと、あの時点で総連の解体とこれまでの政治家との癒着や国内での工作活動を暴けと主張したら、大きな効果の可能性もあった。)ことよりも、他人任せになっていたこと、しかも希望的観測に陥っていたことが最大の問題でした。
今後、米朝首脳会談、そして可能性としては大いにありうる日朝首脳会談の中、二度とあの時の過ちを繰り返してはならない、と思いました。そのための具体的な手立てを持っているわけではありませんが、なぜ私が愚かな間違いをしたのか、というのは書いておくことも無駄ではないと思い、ここに記しておきます


勝谷 誠彦氏の有料ブログより転載
追伸 2018.4.29
拓殖大学に向かったのは、少し話をするためであった。こういう場所。そして、こういういきがかり。

<アジア自由民主連帯協議会主催記念集会       FREE TIBET/長野チベットデモから10年>

<2008年、北京オリンピックを8月に控えたチベット民衆は「平和の祭典」が、独裁体制と民族弾圧を行う中国にて開催されることに抗議して、かつてチベットが侵略され、多くの犠牲者を出した日でもあるチベット蜂起の3月に立ち上がりました。>
<わが日本でも、長野にて、聖火リレーに対し日本国民が抗議を行い、それに対して、留学生を中心とした動員された大量の中国人たちが、長野を赤旗で埋めつくすという行動に出ました。これは私たちに、チベットの悲劇と共に、中国共産党政府の恐ろしさを見せつける決定的な事態となったのでした。>

この時の状況はもちろんここでも書いたが、連載をしている『SPA!』をはじめとする外のメディアでも私は語った。勇気ある台湾在住のチベット人が、抗議の声をあげようとしてた時に、叩き潰したのは長野県警の警官であった。
「おまえら、支那の公安か」と叫んだものだ。
チベットのひとびとは、私のささやかなそんなことを覚えていてくれて、かかる節目に呼んでくれたのである。
その根底には、実際にチベットを縦断したという体験がある。聖山カイラスを、コル・ラ(一周する)したこともある。
チベット人の間では、これをなしたひとを尊敬してくれるという風習がある。
身体が動くうちに、とにかく旅をすると自分に課してきた。間違いではなかったと、感じている。チベットの国土を走り抜き、支那の公安の目を盗んでネパールに逃げた奴は、かの国のひとびとにとっては、痛快なのだ。ロシアと国境を接する国々のさまざまなひとたちから話もあるが、それは私がドネツクで弾の下を潜ったからだ。
若きひとたちや、子どもたちには言っておきたい。現場に行け。
ただし、うんと本を読んでからだ。「とにかく行けばいい」という、低能どもとは明らかに違う、知的な旅をせよ。いのちを護る手段を覚えていけ。ハードルは高い。高いから、いいのだ。

2018.4.30

 歴史的に見てくると、みんながいいヒトになっている時が、もっとも危うい。いいヒトになるために、無理をしているからだ。政治家はいいヒトになることを目的としてはいけない。結果として歴史がいいヒトと評価するならば、それは幸運というべきだ。朝鮮半島をめぐる情勢を見ていると、私のこの危惧は高まる。欧米ではきちんと評価している識者がいるが、日本と韓国では「素晴らしいですね」「マンセーマンセー」である。
 大マスコミはみなさん連休モードに入っていて、ぬるい記事ばかりだ。一昨日ここで書いた平壌の冷麺屋「玉流館」の名前などを、今日あたりになって嬉しそうに出してきている。食べにいったことあるのかよ。命がけでいってみろよ。その気になったら毒入れられるんだから。イギリスのBBCあたりが、やや冷静ではないか。

 <歴史的な南北会談、恒久的な平和に結び付くか?>

 http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-43933161
 <この会談で発表された共同宣言、朝鮮半島の平和と繁栄、そして統一をうたった新たな板門店宣言が実際には何を提示しているのか、南北両国や、より広範囲な国際社会を恒久的な平和へと推進させる確固とした方策があるのかについては、疑問が残ったままだ。
 <この日は最後まで、史上初の場面と注意深く計画されたイメージの連続だった。両首脳は青空の下でざっくばらんに、そして親しげに会話を交わした。北朝鮮と韓国が自らの運命を決めるための新たな力強い文脈を、慎重にではあるが一歩先に進めた格好だ。>
 さすがは007を(小説の上だが)生んだ、インテリジェンスの国である。貶してはいないが、楽観もしていない。地球の反対側のメディアがこれほどの分析をちゃんとしていることを、いわば当事者のひとりである日本国の大マスコミは恥じろよな。この北東アジア情勢を踏まえるならば、大マスコミの記者の方々の連休休暇はすべて「取り消し」だ。それが世界スタンダードだ。
 明日、明後日と日本国はいちおう動くことになっているが、そのあとの長い休みは、要警戒である。市場が止まるのが何とも痛い。ずっと行っているが、24時間365日、市場をあけるということが、なぜできないのか。おっさんらが通勤して、手で妙な合図をしていた時代とかわっていない。こんな状況で相場を張れるか。と言いつつ『ダイヤモンド・ザイ』の締め切りは明日。2日しかあいていない市場でどうするのか。世界的な、特殊相場というほかはない。

 「よし、そんなん、俺がやったる」という町内のオヤジは意外と頼りになったりする。「ほんまですか。できたら、そりゃあ、県民栄誉賞ですわ」。そんなわけはないのがだ、オヤジは顔を赤くして盛り上がる。極道にも顔がきくことを、周囲はみんな知っている。だったらやってもらおうじゃん。いいね。

 トランプ大統領がご満悦、「ノーベル平和賞」支持者が連呼>

 http://www.sanspo.com/geino/amp/20180430/pol18043005010004-a.html
 <トランプ米大統領は28日(日本時間29日)、中西部ミシガン州で開いた支持者集会で演説し、北朝鮮への対応で成果を上げていると胸を張った。会場からはトランプ氏がノーベル平和賞受賞に値するとはやす「ノーベル、ノーベル!」の合唱が起き、トランプ氏が相好を崩す場面があった。
 米朝首脳会談などを通じてトランプ氏が北朝鮮の「完全な非核化」を実現できるかは予断を許さないが、会場中に広がった「ノーベル」コールに照れ笑いを浮かべたトランプ氏は親指を立てて「ノーベル。あはは」とニヤリ。真顔に戻って「私は仕事を完了したい」と宣言すると、大歓声がわき上がった。>
 ナントカもおだてれば樹に登るのであって、どんどんやればいい。今回のアメリカと北朝鮮のやりとりは「猿と豚の交渉」だと…ホントに暗殺されるかも。だが、その程度で、外交というのは歴史の上で解決してきたのだ。いままでのアメリカ大統領はカシコすぎたし、電話頭のおやっさんも、たたき上げだけに、ひとすじなわではいかなかった。豚と猿の交渉、意外とうまく行くのではないか。そこに、人間である安倍晋三首相があまりきれいに立ち回らないで、猿回し、豚の飼い主くらいでへらへらとしていれば。
 とにかく、同胞を取り戻すことだ。核をめぐる問題は大切だが、すぐに起きるわけはなく、起きれば、あの国は消滅する。だが、拉致された同胞の家族の年齢はつぎつぎと重ねていく。いつもここで書く「優先順位」である。明らかというほかはない。そうやって時間がたっていくうちに、他の状況も変化していく。すでにここ数年で、わが国軍の精強さはいや勝ってきている。上手に状況に乗っている…あ、書いちゃった。いちばんイラついているのが支那であるほかはない。二次団体の北朝鮮に「それくらいにしとけよ」というのは、あちらが増長すればするほど、わが国軍は精強になるからだ。

 よく早く検査したといっていいだろう。岩石の間を流れてきた新たな水があれば、ヒ素がどの程度含まれているのか、すぐに調べるのは、地学屋としては当然と考える。
 

<環境基準200倍のヒ素検出/硫黄山噴火後、白濁した周辺河川で>

 https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/412426/
 <宮崎県えびの市霧島連山・えびの高原(硫黄山)の噴火後、川内川支流の長江川流域が白濁し、川の水から強い酸性が検出された問題で、同県環境管理課は28日、新たにヒ素カドミウムなど6項目で環境基準を大きく上回る数値が出たと発表した。>
 魚が浮くなどの目視があったのでやや助かったね。ヒ素といえば、ドラマの暗殺などで粉で使われる印象がふつうだろうが、私たちの周囲の自然の中に、多く含まれている。中学高校時代、地学浮浪者としてあちこちで野宿をしてきたが、川の水を使う場合は、細菌の数などよりも、ヒ素を気にした。本末転倒のようだが、地学屋だからね。ヒ素は、実はそこらじゅうの岩石その他に含まれているのだ。日本国のNGOなどが善意で掘ってくれたカンボジアの井戸でも、中毒が起きていることを私は見聞きしている。インドではもっとひどい。地学的に言うと、インド亜大陸の高度の高い部分に汚染源がある気がする。
 宮崎県環境管理課、よくやった。これこそ現場の底力である。逆に、見逃していたら大マスコミに、さんざん糾弾されたことであろう。地学。天文はいつも華やかだし、気象は日々の生活につながる。地質なんて、いったい何のためにあるの、と思われている。たまに地震があるとやや注目されて断層だなんだと言われるが。あれは地震屋という特殊芸能だ。でも、ヒ素見つけたりするでしょ。小さく役にもたつのである。嬉しい。

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勝谷 誠彦 [KATSUYA Masahiko]
Email:VZR04050@nifty.com
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これが実体です。 
日本のマスコミからは出ない!!

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