パルデンの会

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ラオスで豪雨。ダムが決壊し、千名以上が行方不明に



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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)7月26日(木曜日)
        通巻第5766号   <前日発行>
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ラオスで豪雨。ダムが決壊し、千名以上が行方不明に
  手抜きダム工事は「あの国」だろうと思ったら、じつは。。。。。。。。。

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 7月22日から降り続く豪雨、ラオス南方のシェ・ピアン・シェ・ナムノイ・ダムが決壊し、メコン下流域が未曾有の洪水に襲われた。行方不明千名以上。被災者が6600名(24日、ラオス国営通信)。
 現場は首都ビエンチャンから550キロほど南東部に位置する。

 決壊した水力発電のダムは工事完成間際だった。完成時には年間1860ギガ・ワットの電力を供給し、おもにタイへ輸出されることになっていた。
だからダム工事の胴元は70%がタイであり、金銭的損害でいえば、タイの金融機関が最大の被害者となる。

 ところで、工事は誰が行っていたのか。
 中国だろうと見当をつけて調べると、どっこい韓国だった。SKエンジニアリング集団と電力専門の韓国企業がラオスのゼネコンとコンソシアム(合弁事業体)を組み、資金はタイの銀行団がだして、2012年に着工、まもなく完成予定だった。

 ラオス北方では、国境地帯がすでに中国の経済植民地と化けており、新幹線はルアンパルパンまでの工事が急ピッチで進捗している。労働者も中国からやってきており、セメント、建材、建機、ブル、クレーンなど悉くが中国製。また資材を運ぶ大型トラックも、99%が中国からである。

 ラオス一党独裁ゆえに決定が早く、また絶対権力は絶対腐敗するように、プロジェクトにまつわり腐敗の噂が絶えない。当該ダムもまた。。

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