パルデンの会

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未だに続く 中国における 生体臓器移植、 生きたドナーとは誰なのか? 閉じ込められた『 良心の囚人 』から!!!死刑囚ではない

中国臓器移植いまもなお活況 移植病院の機密映像で明らかに

中国国内の臓器移植病院を秘密裏に撮影した映像が、このほど、撮影者により公開された。実際に移植手術を受けたと語る人は、待機時間は1週間であり、病院には「豊富な移植臓器がある」と述べている。

中国の元実業家・于溟(ウ・メイ)さんは、2018年末から2019年初めにかけて、中国軍の病院や武装警察の病院など多数の大型病院を訪ね、臓器移植に関する現地情報を入手した。こうした映像を公開するために、19年1月にタイ経由で米国に渡り、亡命を申請している。

于溟さんは2020年9月、大紀元香港の時事報道番組「珍言真語」に出演し、中国本土で収録した未公開の映像を公開した。

北京の武警総病院の移植病棟とされる映像には「昨年、肝臓移植を受けた」という中年女性が于溟さんの質問に回答している。女性は、わずか1週間の待機時間で、手術費用は40万元だったと語った。「昨年は臓器が多かった」「医師は健康な人の臓器を提供している」ことを明らかにした。

今回、于溟さんの調査で、腎移植を受けた人の年齢は、最高齢は78歳、最年少で3カ月だったと番組で述べた。北京にある軍301病院の院内では子供が腎移植を受けていた。ある女性は、その子供は拒絶反応などを理由に、すでに3度の移植手術を受けたと話した。「子供の移植臓器がただちに見つかるだろうか。その臓器は一体どこから来たというのか」と番組中に于溟さんは述べた。

于溟さんは中国本土で法輪功を学んでいた。アパレル会社を運営し、従業員百人を抱える実業家だった。しかし、中国共産党は信仰を理由に于溟さんを合わせて4回投獄し、計12年を刑務所で過ごした。于溟さん自身も収監中に拷問に加えて頻繁に血液・骨髄検査を受けており、ドナーのターゲットになっていたと考えている。

2006年、カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏らによる独立調査で、中国共産党の良心の囚人に対する臓器強制摘出問題が暴露された。以後、欧米の多くの議会や政府、また国際人権団体がこの問題を非難している。しかし、このほど于溟さんが記録した大型病院、軍病院、武警病院の内部映像を見る限り、移植臓器の豊富な供給があるようだ。

「中国国内の臓器移植は活況のようだ。病院のコストはきわめて低いにも関わらず利潤はとても高い。突発的な移植手術もある。病院は多くの移植臓器を低価格で販売している」と于溟さんは述べた。

于溟さんが聞き取り調査を行ったところ、北京の解放軍第309病院、第307病院、武警総病院、北京大学人民病院など病床1000以上の大型病院でも、基本的に腎移植は35万元前後(約560万円)だったという。主治医には5~10万元の謝礼を渡すことがある。医師は「すぐに(臓器は)見つかるので、『待つ必要はない』と言っている」という。

「肝臓と腎臓、膵臓と腎臓の同時移植も行われていた。若い医師でも、800数例の肝移植を行っている。多い場合は数千例を経験している」と、医師らの写真やプロフィールの記録映像を提示して語った。

于溟さんが秘密裏に記録した、解放軍火箭軍総医院肝胆道外科の副主任である李朝陽医師へのインタビューによれば、李医師は500例以上の肝臓移植に参加、または執刀したと自己紹介した。李医師は、気功練習者の肝臓の質は極上であるとし、病院が提供する肝臓の品質は保障されていると述べた。

この李医師の発言を収めた映像は、2020年3月10日、米国のNPO団体「共産主義受難者基金会」がキャピタル・ヒルで開いた政策フォーラムでも公開された。

人民日報によると、ドナー登録者を管理する中国赤十字会は2020年11月7日、浙江省杭州市で、臓器提供の事業の開始から10年を数え「全国臓器提供事業10周年宣伝活動」を開催した。現在、251万人がドナー登録しているという。

しかし、于溟さんは、赤十字社の示す臓器提供の理由には疑問を呈する。中国当局は、臓器は自発的なドナー、交通事故、脳死によるとしている。

中国で臓器移植の拡大を牽引してきた臓器移植発展基金会の理事長で、元衛生部副部長(次官級)の黄潔夫氏は、2015年3月、フェニックステレビの番組に出演し「死刑囚の臓器提供がなければ中国移植界の発展はなかった」と述べている。いっぽう、死刑執行数は国家機密であり、停止したはずの死刑囚の臓器利用が継続させていることをほのめかした。

中国国家衛生健康委員会が2020月7月1日に発表した草案では、死亡した人の臓器を遺族が提供することを認めている。これには、死刑囚が含まれるのではないかとの法的解釈もある。

黄潔夫氏は昨年11月、北京で開催された臓器移植フォーラムで講演し、2023年には米国を抜いて、中国が世界一の臓器移植大国になることを希望すると発言した。良心の囚人を含む「死刑囚」からの臓器摘出に拍車がかかるのではないか、と人権団体は懸念している。

(翻訳編集・佐渡道世)

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戦慄の「脳死マシーン」再現、中国の移植病院に潜入取材=韓国報道

By FISCO ロイターより転載

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*11:49JST 戦慄の「脳死マシーン」再現、中国の移植病院に潜入取材=韓国報道

 

韓国の人気番組「調査報道セブン」は11月15日、中国臓器移植の闇を取り上げた48分間の番組『殺せば生きられる』を放送した。番組によると、過去20年間で毎年約1000人、総計2万人が移植目的で韓国から中国へ渡ったという。取材チームは、中国の臓器移植病院で潜入取材を敢行し、移植を希望する韓国人の患者が、中国で移植手術を受ける様子を伝えた。

中国衛生部(厚生省に相当)は、これまで移植用臓器は、死刑囚や自主的な提供者からのものと説明してきたが、年間少なくとも6.5万~10万件といわれる移植手術を賄うには数が合わない。国際的な調査では、良心の囚人を含む収容者たちが、強制的に臓器を摘出されているのではないかと指摘されている。

中国で最大規模の生体臓器売買が発覚 解放軍病院が関与

テレビ朝鮮が制作したこの番組は主に、臓器強制摘出問題の調査第一人者であるカナダの人権弁護士デービッド・マタス氏、同国元官僚デービッド・キルガー氏、在英米国人調査ジャーナリストのイーサン・ガットマン氏による著書「戦慄の臓器狩り/スローター」(2016)で報告された、臓器強制摘出の疑いがもたれている中国の移植病院で、現地取材を行った。

その結果、中国では臓器手術がいまでも医学倫理上ありえない待ち時間で行われてることがわかった。

取材チームは10月23日、韓国人含む外国人の移植希望者を受け入れていることで知られる、中国の天津第一中心医院の東方臓器移植センターを訪れた。同センターについて中国紙・影視図書週報は2006年3月、韓国人患者について「3年間で約3000人、又外国人患者も1000人以上受け入れている」と報じている。

中国のある移植病院で働く朝鮮族の看護師によると「昨日は腎臓移植3件、肝臓移植4件だった…(移植手術まで)早ければ2〜7日、長くても1〜1.5カ月」と述べた。

「遺体焼却炉」ボイラーを備えた病院 高い煙突は撤去

遼寧省の別の病院も訪れた。瀋陽市の蘇家屯血栓病中西医結合医療センターだ。臓器摘出後の犠牲者を焼却処分するボイラー施設があったとされるが、高い煙突は、撤去されていた。

関連記事:証人が暴露、中国秘密刑務所で生きた人から臓器摘出

同病院に勤めていた移植医の妻アニーさん(事務職)は、2006年、米国での大紀元主催の記者会見で、大北刑務所、馬三家教養院など刑務所から移送された法輪功学習者が、同病院で実験台となっていたと明かした。「毎日、身元の分からない学習者たちが何百人も運ばれてきた」「中国共産党は法輪功学習者に『殺しても構わぬ』という政策を実施していた」「法輪功学習者の命は何の値打ちもなく、研修医の練習台になっていた(略)病院内の仲間内では、ボイラー室は死体焼却炉と呼ばれていた」

取材を受けた中国移植ツアー参加者である韓国人患者の多くは、医師の勧めで臓器移植を受けていた。ある患者は、医師から「移植すれば、こちらでちゃんと世話してあげるから」と話していたという。

患者たちは帰国後、臓器移植経験者たちで、同じ悩みや感情を分かち合う定期会合チームを作った。しかし、臓器が誰のものか、どこから来たのかはいまだに知らない。

戦慄の脳死マシーン 重慶発

死体からの臓器提供の「死」には2種類あり、心停止か、脳死状態だ。心臓が動かず、急速にその機能が衰えてやがて身体が冷たくなる心停止よりも、血流が流れ身体が温かい脳死状態のほうが、臓器移植の条件としては適切となる。

セブン取材班は、中国で脳死研究をしていた重慶警察学院付属病院の心理学研究センターを訪問した。取材に応じた研究員は、脳死状態にさせる機械を紹介した。「脳死マシーン」と呼ばれるその機械は、横たわる人物の頭部に金属球を強く打撃させ、その衝撃波が頭蓋骨を超え脳に伝達、脳幹を停止させ、瞬く間に脳死状態にするという。番組で研究員は、実験は死体が使われていると語った。

「死体を使っている」というのは果たして本当だろうか。この研究員は、権力闘争により命の危険を感じ重慶米国領事館に逃げ込んだ公安部長で、法医学士の王立軍と共に仕事していた人物だという。

王立軍は、臓器移植プロジェクトで成果を上げ、重慶トップ(当時)の薄熙来の右腕とよばれるまで出世した。王立軍は2006年、共産党の科学技術研究基金の受賞スピーチで、数千人もの収容者の人体で実験を繰り返し、臓器摘出と移植技術を磨いたと述べている。警察あがりの王立軍は「(囚人を)処刑した後、その身体から臓器が複数の身体に移植されていくのを見て大いに感激した」と、臓器摘出をして収容者を殺害するのを、まるで悪人を退治しているかのように語った。

おすすめ 重慶亡命事件:臓器狩りの真相が明らかになるか 王立軍の受賞スピーチ

前述のマタス氏はこれまで、中国が臓器摘出のために、人を脳死状態にさせる技術は「薬物注射によりもたらされるもの」と推測していた。しかし、このたび韓国のテレビ局の取材で初めて「脳死マシーン」という戦慄の機器が利用されていることが明らかになった。

番組制作チームは、「脳死マシーン」を再現した模型を製作した。韓国の臓器移植倫理協会長イ・スンウォン氏(外科専門医)は模型を見て、脳を破損させた状態(脳死状態)で、人体の臓器を長時間保存する目的のために使用する機械だと推測した。「死体を利用していないだろう」とも述べた。

殺しても生きたい?番組は視聴者に問う

セブン取材班は韓国から中国へ患者を斡旋したブローカーにもインタビューしている。このブローカーは自慢げに、2003年に300人の臓器移植希望者を集め、一度に中国に連れて行ったと語った。

中国の臓器移植センターに、韓国からの移植希望患者を紹介した韓国人医者も、セブンの取材に答えている。臓器がすぐに入手でき、生きたいと強く望む自分の担当患者が、無事に国に戻ってくるので、中国移植渡航の結果に満足していた。

この医師は、臓器の出所は政治犯だと知っているが、紹介することは後悔していないという。医師は逆に記者に聞き返した。「死に直面したら、あなたはどんな決断を下しますか?」

「殺せば生きられる」と題された同番組は、生命倫理の問題を問いかける。番組制作の背景には、韓国の臓器移植倫理協会(IAEOT)が、中国への移植渡航の問題性について韓国国民に認知してもらうよう長年、働きかけてきたことであると、終盤で明かした。主要メディアは、中韓関係の悪化、取材の危険性から、踏み出すことができなかった。セブン取材班は、2カ月にわたりIAEOTと協力し、中国にわたる現地取材を敢行した。

「あなたが神を信じようが信じまいが、悪魔と取引をしてはならない」ー。中国の刑務所で囚人の強制臓器摘出を目撃した元囚人が取材班に語ったこの言葉で、番組を締めくくった。

参考動画:生死の間ー中国増え続ける臓器移植の謎(新唐人テレビ、2015年制作)

参考:中国臓器移植問題について映画上映会情報を配信する「移植ツーリズムを考える会」

(記者・林恩恵、翻訳編集・齊潤/佐渡道世)

【ニュース提供・大紀元】

 

《HT》

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