パルデンの会

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チェウシェスクの亡霊、ルーマニア大統領選挙の怪   ともかく保守政治家には「立候補」の資格がないとの烙印は民主主義国家では考えにくい。

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和七年(2025年)3月18日(火曜日)
         通巻第8701号  
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 チェウシェスクの亡霊、ルーマニア大統領選挙の怪
  保守政治家には「立候補」の資格がないとの烙印
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 3月22日、ルーマニア選挙管理委員会は、5月4日に行われる大統領再選挙を前に、人気の高い女性候補をリストから排除する挙に及んだ。
 まず、一番人気だった保守思想家で、やや親露的なカリン・ジョルジェスクの出馬を禁止した。ジョルジェスクは前回(24年11月)に忽然とデビューし、40%近い得票を集めたところ、ロシアの諜報機関がTIKTOKを駆使した世論操作の結果であり無効だと難癖をつけた。

 ジョルジェスクは欧州連合EU)と北大西洋条約機構NATO)を激しく批判したため、EU議会の左派が忌避する動きと聯動した。

次いで親ロシア派とされ、欧州議会議員でもあるソソアカが「私たちが民主主義国家に住んでいないことの証拠だ」と批判したため、リストから外された。彼女は「SOSルーマニアを率いるベテランで、ルーマニア議会選挙で約7%の票を獲得、24議席を得ている。
ダイアナ・ソソアカは「肝っ玉かあさん」のような逞しい印象があるが、ルーマニア憲法裁判所は、彼女が「民主主義の価値観に反する」として、すでに昨秋の選挙でも立候補を禁止された。

 そこで登場したのが保守系の「ルーマニア人連合同盟(AUR)」のジョージ・シミオンである。候補者リストに残った唯一の保守政治家である。シミオンはソソアカと同じように「欧州とルーマニアを再び偉大にする」がスローガンである。

ともかく保守政治家には「立候補」の資格がないとの烙印は民主主義国家では考えにくい。
チェウシェスクの亡霊がルーマニアを徘徊しているのではないか。
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