ウイグルのカーディル氏訪台表明 馬政権の対応に注目
【台北共同】台湾の野党、民主進歩党(民進党)系の人権団体「台湾青年反共救国団」の関係者は24日、亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・ カーディル主席が、同団体の要請に応じ台湾を訪問する意向を表明したと明らかにした。近く査証(ビザ)を申請し、12月の訪台を予定しているという。 しかし中国は新疆ウイグル自治区ウルムチでの7月の暴動を背後で画策した「民族分裂分子」(国務院台湾事務弁公室報道官)と主席を批判しており、訪台に反発するのは確実。対中関係改善を掲げる馬英九政権の対応に注目が集まっている。 台湾では民進党の地盤である南部、高雄市が22、23日、カーディル主席の半生とウイグル族の歴史を重ね合わせたドキュメンタリー映画を上映。ウイグル問題に注目が集まっており、台北などでの上映を目指す動きも出始めた。 2009/09/24 21:21【共同通信】