パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

チベットではあいも変わらず、中国のチベット弾圧が続行中

平和な日本はこの時期 どのようにお盆のお休みを過ごそうかが話題の中心である。
今 チベット問題では チベットを利用して 選挙にでて化けの皮がはがされそうになり、裁判沙汰に持ち込もうとする 餓鬼が突然現われたりしている。
80歳を超えても人間の欲どうしさは止まらないようである。
お金をマジックのように扱う闇の人間達を 白日に晒し、チベットだ、ウイグルだ、モンゴルだ、といってビジネスを目的に 反中国抗議活動に手を染めさせる、非常識文化人、非常識政治家達のだらしない社会。
怒っても怒りきれない。
自分達におきていることばかりに気を向けず、 日々おきているチベットでの中国の弾圧と人権無視の仕業の数々を もっと社会に伝えて、少しでも良い未来が来ることを望む。



チベットnow@ルンタからの転載です
ダラムサラ通信 by中原一博(www.lung-ta.org)

まず、VOT、RFA、ウーセルさん等が伝えるところによれば、
http://www.vot.org/#

7月26日、ラサ中級人民法院は、ラサ・ヤク・ホテルのオーナーでもあり企業家として有名なドルジェ・タシに無期懲役、その兄ドルジェ・ツェテンに6年の懲役刑を言い渡した。

彼らはすでに2年以上拘束されていた。
その間、誰も彼らと面会できたものはいない。
罪状はまだはっきりしていないようだが、ダライ・ラマ法王の法要に寄付をしたのではないか? 何らかの政治的罪状でないか?と噂されている。
(この情報をVOTに電話で伝えた人は「罪状は分からない」と言ってる)

それにしても驚くべきは没収されるという彼の財産だ。
その額43億元!(約600億円!)という。
こうなると、(地方)政府が財産目当てに、この隠れプロ・チベッタンかもしれない企業家を陥れた、のではないかとの疑いが自然に湧く。

ウーセルさんによれば、彼はアムド、サンチュ(甘粛省夏河)の出身。40才頃ラサに出て独学で英語を学び、最初ガイドの仕事をしていた。
次に飲食、娯楽を中心の会社を作って成功。
2005年「神湖集团公司」を創立。
彼の会社はチベットのホテル業と不動産業を牛耳るほどに成長したという。

ラサのヤク・ホテルと言えば誰でも知ってるラサのチベット式ホテルの老舗。
私も泊ったことがあるが、ここに泊ったことのある人は多いことであろう。
やさしいおばさんが多かったことを思い出す。

もっと詳しいことが分かったらまた伝える。



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http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/7/2/72cfefcc-s.jpg<ジェクンド(ケグド、ユシュ、玉樹)の被災地は今>

http://www.vot.org/#

被災地から亡命を果たし、今カトマンドゥにいる、1人のチベット人がRFA,VOT等のインタビューに答えている。

彼は、中国は本当に何もしてくれない。チベット人を救ってるのは他のチベット人だけだ」という。

以下、彼の話の70%ほど。

「軍隊の者たちはちゃんとした宿舎を建てそこに住んでいるが、被災者たちはまだみんなテント暮らしを続けさせられている。雨や強い風に悩まされ、大変だ。テントでなくガレキの中にブリキ板を掛けて暮らしている者たちは、屋根が飛ばされそれで怪我をするものも多い。埃もすごい。」

「中国はまったく我々の面倒を見ようとしていない。見に来ることもない。今まで生きてこれたのはみな他のチベット人たちのお陰だ。
自分も土の中で生き残った者の1人だ。」

「被災、1日目に地元の僧侶たちが助けに来た。2日目には近くの僧侶たちが駆けつけたくれた。何百人ものチベット人が彼らによって救われた。3日目にやっと中国の軍隊が来た。それからも自分たちを助けてくれたのは600万のチベットの僧俗だ。彼らの助けがなかったら、もっと沢山の人が死んでいたに違いない」

「テントは2500元で買わないといけない。何でも買わねばならないのだ。払えないときは付けとなる。確かに最初の3か月間月300元ずつ政府から貰った。そんな金はすぐ消える。政府に寄付が沢山集まっていることはみんな知ってる。誰の懐に入っているのか、自分たちには全く届かない」

「再建計画が発表されたが、最初の案では町の中心は庁舎や学校が占領することになっていた。これにはみんなが反対した。そして、第2、第3、今第4案が出されようとしている。この新しい案では大方の者が被災前の居住地に再び住むことができるようになるだろうと期待されている」


との事。

ところで、中国政府は先週終りに「玉樹地震の被災地への義援金はすべて中国政府(の出先機関)を通すこと」という通達を出した。

http://phayul.com/news/article.aspx?id=27907&article=China+wants+Yushu+earthquake+funds+to+be+transferred+to+government+agencies

これで、すべての外国支援団体の金も中国政府に入るか、止まることになる可能性が高い。

亡命政府等を通し、ダラムサラの「ユシュ地震慰安協会」に集められた義援金はどうなるのか?

この前彼らと会った時(2週間前)には「まだ。大使館には言われた書類を提出していない」と言っていた。


今知った中国の発表によれば、
http://news.xinhuanet.com/english2010/china/2010-07/21/c_13408951.htm

中国赤十字は被災地に23億元をつぎ込んで住宅その他インフラ建設につぎ込むという。
全く人々への福祉予算の話はない。

(これとは別に)3年間に317億元!をつぎ込むとも。

一方、人々はまだテントの中とは!