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宜野湾市長選が24日の投票日まで、本日を含め後5日と迫った。
有権者である筆者の本日19日時点での感触はこうだ。
今月の前半までは、運動員の数では圧倒的に勝る志村候補が有利に思えた。
選挙チラシが連日のように我が家に配布される。
チラシの数から言えば7対1の割合で志村氏が有利と考えたからだ。
また近隣に林立する幟やポスターの多さ、それに街宣車の多さから判断しても志村有利の感は否めなかった。
ところが17日の告示以降、流れが変わってきた。
新聞の見出しから判断すると、志村有利の勢いに陰りが見始めた。
志村候補を支援する沖縄タイムスとしては困った現象だ。
だが、沖縄タイムスには必殺技がある。
どうやらお約束の「困ったときのアンケート」を実行したようだ。
本日の沖縄タイムスから選挙関連の見出しを紹介しよう。
■一面トップ
宜野湾市長選
佐喜真・志村氏が激戦
タイムス・朝日・QAB調査
無党派層の支持拮抗
普天間移設 国外・県外72%
■二面トップ
無党派層の対策 焦点
【翁長県政への評価】 肯定51% 否定29%
【支持政党】 自民19% なし48%
期日前投票 初日前回比3倍
■三面トップ
「普天間」重視 4割強
タイムス・朝日・QAB調査
【普天間の移設先】 最多は「国外」43%
【何を重視するか】 経済・福祉政策 36%
【関心度】 「大いに関心」63%
沖縄タイムス 2016年1月19日 05:01
24日投開票の宜野湾市長選で、沖縄タイムス社は17、18の両日、朝日新聞社、琉球朝日放送(QAB)と合同で、市内の有権者を対象に電話調査し、取材で得た情報を合わせて告示直後の情勢を探った。再選を目指す現職の佐喜真淳氏(51)=自民、公明推薦=と、新人で元県幹部職員の志村恵一郎氏(63)の無所属2氏が激戦を繰り広げている。有権者の約3割が投票態度を明らかにしておらず、投開票日までに情勢が変わる可能性もある。
» 宜野湾市長選:1989年以降の立候補者と得票数
投票態度を明らかにした人を分析すると、佐喜真氏は推薦を受けた自民党支持層の大半を固めた。
全体の6割余りを占める無党派層からの支持は拮抗(きっこう)している。
情勢調査と同時に実施した世論調査では、争点となっている普天間飛行場の望ましい移設先などを聞いた。「国外に移設する」が43%、「県外に移設する」が29%。合計すると、72%が県内移設ではない解決方法を求めている。
「名護市辺野古に移設する」は18%、「県内の別の場所に移設する」は2%にとどまった。
投票する人を決めるとき、何を一番重視するか聞いたところ、最も多かった回答は「普天間飛行場の移設問題」で44%。「経済や福祉政策」が36%で続き、「候補者の経歴や実績」(10%)などの回答を大きく引き離した。
移設問題をめぐる翁長雄志知事の姿勢を評価するかどうかは「評価する」が51%、「評価しない」が29%だった。
投票に「必ず行く」と答えた人は83%で、「できれば行きたい」が14%、「行かない」は2%だった。
<調査の方法>
17、18の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、宜野湾市内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1178件、有効回答は744人。回答率は63%。
☆
>争点となっている普天間飛行場の望ましい移設先などを聞いた。「国外に移設する」が43%、「県外に移設する」が29%。合計すると、72%が県内移設ではない解決方法を求めている。
この事実は忘れ去られたのだろうか。
一地域の市長が、国防案件で首相の明確な決断を覆せるはずはない。
「不渡り手形」を公約として掲げたら、詐欺と言われて仕方がない。
☆
沖縄タイムス 2016年1月18日 06:12
【宜野湾】米軍普天間飛行場問題の今後に影響するとされ全国の注目を集める宜野湾市長選が17日告示され、再選を目指す現職の佐喜真淳氏(51)=自民、公明推薦=と新人で元県幹部職員の志村恵一郎氏(63)の無所属2氏が立候補を届け出た。政府・与党の支援を受ける佐喜真氏に対し、翁長雄志知事と「オール沖縄」勢力が支える志村氏の対決構図で、24日の投開票まで接戦が展開されそうだ。
応援演説に立った島尻安伊子沖縄担当相は、佐喜真氏の掲げるディズニーリゾート誘致などに触れ「私たちもきちっとバックアップする」と述べて支持を求めた。公明党の斉藤鉄夫選対委員長、舛添要一東京都知事らも駆けつけた。
志村氏は第一声で辺野古の新基地には明確に反対すると述べ、「県と一緒になってロードマップを作成し、普天間の運用停止実現に向け取り組む」と強調。政府が約束した5年以内の運用停止を翁長知事と協力して実現すると訴えた。
また一緒に壇上に並んだ翁長知事は「普天間を脅しに使って新基地を造ることは絶対に許されない」として普天間の固定化回避と引き換えに新基地建設を進めようとする政府を強く批判した。城間幹子那覇市長らも応援演説に立った。
今回は翁長知事が当選した2014年以後県内で初めての市長選。普天間を抱える地元自治体で示された新基地に関する民意は、法廷闘争を繰り広げる県と国の動向に影響を与える可能性があるとして日米両政府も注視している。
16日時点の有権者数は7万3593人(男性3万5291人、女性3万8302人)。
佐喜真淳氏(さきま・あつし) 1964年生まれ、市真志喜出身。千葉商科大卒。市議2期5年、県議2期6年を経て2012年の市長選で初当選した。
志村恵一郎氏(しむら・けいいちろう) 1952年生まれ、市普天間出身。日本大卒。75年県庁入庁、土木建築部建築都市統括監を最後に2013年退職。
■期日前投票 きょうから
☆
佐喜真候補が「新基地建設」(辺野古移設)に言及しなかったのは、当然だ。
一地域の市長としての権限を知っていたからだ。 自分の権限外の「反辺野古」を主張。「自己決定権をないがしろにされた」などと寝言を言って、国に訴えられたのは翁長知事である。
安倍首相が12日の国会質疑で、一地域の市長選の結果が基地問題に影響しない、と明確に発言しているのに、首相発言を無視して公約に掲げる志村候補。
「反辺野古」は不渡り手形である!
■誤解だらけの沖縄タイムス
「新基地建設」は明らかな間違った報道である。
例を挙げて説明しよう。
既存のアパートの一室に移転する際、室内を一部改装したとしても決して新築建設とは言わない。 これはあくまでも移転に伴う一部改装に過ぎない。
【誤解だらけの沖縄基地】(5)辺野古の飛行場は「新基地」なのか?
●一方、燃料桟橋、弾薬搭載エリアなど新機能が複数追加される
●米海兵隊の求める機能をそろえ、恒久的な基地になる恐れも
http://img.okinawatimes.co.jp/article_images/20160118/PICKH20160118_A0002000100200004_l.jpg名護市辺野古の新基地建設計画
政府はこう説明する。
滑走路は2700メートルから1800メートルに短縮。普天間で担ってきた三つの機能のうち空中給油機はすでに山口県の岩国基地へ移転、緊急時の外来機受け入れは本土移転が決まっており、オスプレイやヘリの部隊運用だけにとどまる。
理由は、現状の普天間にない新たな機能がいくつも加わるからだ。
☆
「新基地建設」の権化のような稲嶺名護市長や翁長知事、そして建築家というよりプロ活動家の方が相応しい真喜志好一氏のコメントを引用しての説明は、いかにも説得力がない。
筆者の例え話の、既設のアパートの一室への転居でも「新たな施設」が付加されれば「新築」への移転と言いたいのだろう。(涙)
だが、既設の古アパートの一室が、シャワーのみでバスタブがないので、新たにバスタブを設置して入居した場合でも新築アパートへの転居とは決して言わない。
あくまでも既存アパートへの転居であり、新築アパートへの転居ではない。(涙)
「新基地建設」を、こんな屁理屈で弁明するとは・・・・。
沖縄タイムスよ、読者を愚弄するのもいい加減にして欲しい!