パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

心からご苦労さまとでございましたと申し上げたい。  <両陛下、ご帰国の途に>




勝谷誠彦氏の有料ブログより転載

 心からご苦労さまとでございましたと申し上げたい。
 <両陛下、ご帰国の途に>


 http://www.sankei.com/life/news/160130/lif1601300029-n1.html
 <
日本とフィリピンの国交正常化60周年を記念してフィリピンを訪問していた天皇、皇后両陛下は30日、帰国のためマニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港を政府専用機で出発された。
 両陛下は同日朝、滞在していたソフィテル・ホテルをご出発。
夕方、羽田空港に到着される予定。両陛下は滞在中、アキノ大統領主催の晩餐会に臨席するなど両国間の友好親善に励み先の大戦で110万人の犠牲が出たとされる同国の「無名戦士の墓」と51万8千人が亡くなった日本の「比島戦没者の碑」に供花して慰霊された。宮内庁はともに80歳を超えた両陛下の年齢に配慮して、負担軽減のため、この日はご帰国だけの日程とした。>
 産経新聞の記事は何がいいかといって、最後の一行である。
今回のご訪問に尽力した側近たちの努力をちゃんとすくいあげている。こういうことで、また次も「頑張ろう」という気持ちが生まれるのである。日本国に対して貢献する記事と言っていい。
 産経はいい社員カメラマンを持っている。私はこのたび、
何度も嘆息をもらした。うまいのである。敢えて言う。「あざとい」。しかしそれは日本国民の琴線に触れるものであって、プロとはこういう仕事をするためにいるのだと言っておきたい。朝日新聞なら間違いなくボツだろう。日章旗を手前に持ってきて広角で撮った「あざとい」写真だ。もちろん絶賛しているのである。
 http://www.sankei.com/life/photos/160129/lif1601290035-p1.html
 もう少し引いて日章旗であるということをわからせた方がよかった
かもね。すみません。現役を引退したしょうもない元報道写真家が厭味を言っているだけですから。記事もいい。あるいはこの記者が写真も撮ったのかも知れない。日本が好きな人だと思う。
 <直前までの霧雨がやみ、晴れ間がのぞく中、
近くのヘリポートから車で到着した天皇、皇后両陛下は、厚生労働省の二川一男事務次官の先導で、ゆっくりと「比島戦没者の碑」に向かって歩かれた。
 慰霊碑近くで整列して待つ約150人の遺族らに会釈をすると、
供花台の前に立ち、日本から持ってきた白菊の花束を側近から受け取り、供花台に手向けて深く深く拝礼された。>
 朝日新聞ならばまず<直前までの霧雨がやみ、晴れ間がのぞく中>
は書かない。しかし、文章で大切なのはまず「空気」を作ることなのである。この記者はそれがわかっている。偉そうでごめんね。これで飯食っているので許して。
 <続いて、石畳の参道から遺族が立ち並ぶ芝生に足を踏み入れ、
列の後方にいる人にも「残念なことでした」などとお悔やみの言葉をかけられた。遺族の中には、ハンカチで目元をぬぐう人の姿も見られた。>
 どれほどこれでご自身が生きてこられた人生がむくわれたと感じた
人々がいたことであろう。天皇陛下とはそういう存在なのである。記者、まだ誉める。<石畳の参道から遺族が立ち並ぶ芝生に足を踏み入れ>。よく見ている。「足をお汚しになられる」ことはなかなかなされないというか、周囲が止めるのである。それを敢えてされたことに、陛下の「お覚悟」があると、ちゃんと記者は見ているのだ。お覚悟といえば<列の後方にいる人にも>も、側近は予測していなかったのではないか。繰り返すが、記者はよく見ている。いいご訪問であったと思う。私からも慰霊の気持ちをお伝えしたい

 『SPA!』をクビになったので「コラムニスト」
という肩書はおかしいのではないかと思っている。「コラムニスト」は国際的には「どこどこのコラムニスト」とあってやっと成り立つものだ。海外でその名刺を出すとまずそのことを聞かれる。そこでは朝日新聞でも『SPA!』でもわからなくて『SPA!の方が横文字だけに理解してもらいやすくて重宝していた。「お~、オンセン?」。ちょっと作りました。名刺に肩書は書いていないが、まあそう名乗るのである。しかしそれがなくなった。困った。
 「T-1君、どうしよう?」「いや、どう考えても『無職』
ですね。『無職』でええんとちゃうんですか」「無職は無職なんであって、わざわざ名刺に『無職』と刷り込む必要もないんとちゃうか」。う~ん、と彼は考え込む。「ほんなら『勝谷誠彦の××な日々。』発行人、いうんはどうですか」。確かにその通りなのだが、何だかここまで美しくついてきてくださったあなたや、あなたを売るような気がして「それはあかんな」と。困ったのである。
 「要するに、まともに働いてへんからあかんのですよ」。
正論ではある。しかしそのまともに働いてへん奴から給料もらっているのはおまえやろ。「あかんわ」。頭を抱えている。「ほんなら、ボクが表に出せるような仕事いうたら何ですか」そこで二人は顔を見合わせた。「麺通団や」。シンクロである。
 「ほなら、名刺の肩書は『うどん屋』にして、
テレビのクレジットもそれにしてもらうか」「それはちょっと。麺通団オーナーとか」「いや、ボクはオーナーちゃうで。平取締役や」「麺通団平取締役…うーん。何にしてもあかんですね。なんでそんな中途半端な人生を送ってるんですか」。一切、反論できない。というわけで私は「肩書なし」である。今後も「肩書なしのおっさん」でよろしくお願いします。しかし、この「肩書なし」をつきつめて行くとえらいことになるのである。このあとに書く。

 ろくでなしこさんである。肩書がないどころではない。
自分の名前をそこまでやらかすと、これは誰も文句を言えない。今夜は彼女をゲストにお送りする。小学館もよくこんなもんに乗ってくるなあ。
 <勝谷誠彦×中川淳一郎『ヘロヘロ時事放談』収録のお知らせ>
 http://katsuyamasahiko.jp/archives/info/herohero20160131
 <ろくでなし子は、日本の漫画家、美術家。
日本性器のアート協会会員。自らの女性器を型どりデコレーションしたアート作品「デコまん」を作り、注目を集めた。本名、五十嵐恵いがらしめぐみ名義による作品もある。>
 もちろん仕切るのは酔っぱらっている中川は淳ちゃんなので、
どうなるかは私の責任ではないと言っておく。今の気持ちとしては「ああ、面倒くさいなあ。なんでこんな企画に乗ってしまっしたかなあ」なのだが、きっと現場は盛り上がると思います。私はそういうヒトなのである。こういう「一発芸」でいつまで食っていくのかなあ。いや、別にもう食わなくてもいいのである。でもなぜかやってしまう。困ったものだ。「ろくでなしこ」はうまいなあ。「ろくでなしひこ」は文章としてダメだもんなあ。お楽しみに。

 反撃承知。
しかしメディアをやっている人間としては恥を知れといいいたい。

 <「にじいろジーン」ベッキー抜きで生放送/休演の詳細は説明なし>


 http://www.j-cast.com/2016/01/30257123.html
 私はね、
このほぼウラをやっているのでぜんぶ内実を聞いているのである。ベッキーさんが何やった?あんたらの社会的価値観てそうなのね。それは今後もよほど立派な人生を送らんとあかんね。<説明なし>って何なのよ。報道機関としての責任放棄だろう。
 私はベッキーさんのスキャンダルについてコメントする気はない。
しかしそのあとの報道機関その他の関与については唾棄するものである。もともと、そういう醜聞を最初に書く雑誌にはいたのだが、今のそうした連中はクズではないかと思う。私が花田紀凱師匠から教えられたのは「どんな醜聞でも、報じる時には愛がなくてはいけない」だ。コメントしないと言っておいてこう書くのもどうかと思うが、ベッキー、頑張れ。私は面識はないんだけれどもね。あなたの才能がこいう低能どもにつぶされる理由はない。

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