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「日本さえ戦争しなければ世界は良くなるという教育は間違いだった。東洋史家の宮脇淳子氏

東洋史家の宮脇淳子氏 自虐的な歴史教育脱却訴え「覇気を持ち日本こそ変わろう」

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産経新聞

東洋史家の宮脇淳子氏が19日、東京都内で講演し、自虐的な歴史教育を改める必要性を強調した。「日本さえ戦争しなければ世界は良くなるという教育は間違いだった。覇気を持って日本人が変わるべきだ」と呼びかけた。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所が主催した中国政府による宗教統制への抗議集会で語った。要旨は以下の通り。 ◇

歴史教育が悪かった。日本が中国で悪いことをしたという教育は噓ばかりだ。(戦後中国と)仲良くすることを優先したが、いかにそれが失敗したか。失敗したということすら認めていない。1972年の日中国交正常化は『正常化』でも『国交回復』でもない。(49年に建国され)新しくできた国と国交を結んだだけだ。だが、そういう言い方はしない。真実を認めず、真実に向き合わない日本人がまず変わるべきだ」 「『相手をどうやったら変えられるだろうか』と日本人はいつも言う。自分が変わる方がはるかに早い。相手に期待するのは期待外れに終わる。日本が変わる方が先決だ。その方が、はるかにエネルギーが少なく、効果があり、有効であることは間違いない」 「政治家に覇気を持ってほしい。日本人が捕まった。ならば、こちらで中国人を捕まえればいい。もちろん、極論だ。だが、相互主義を日本はしない。相手が良くなってくれる、相手が真摯になってくれる、相手に期待するという日本が期待外れだったことははっきりしている。これを改めない日本人にも問題がある」

 

「日本が変わろう。覇気を持とう。日清戦争日露戦争、日本は偉かった。あれほどお金のない日本が『欧州の植民地になりたくない』『ロシアに飲み込まれるのはいや、中国もダメ』、その一心で必死に頑張った。それなのに、『日本人さえ戦争しなかったら世界は良くなる』など嘘の教育であり、実際に間違っていたではないか。われわれには立派な先人がいた。明治時代から日本の歴史を見直し、立派なことをしたということを教育すべきだ。まずわれわれが先に変わる。われわれが変われば、それを見た周りも変わる」 「GDP(国内総生産)が4位になって、何故へこむのか。180カ国の4番目だ。へこむのがおかしい。北朝鮮やロシアはGDPが低いのに大国意識を持っている。日本はこれほど金持ちなのに、なぜ大国意識がないのか。歴史の中で1回負けただけでへこむな。大陸の歴史は勝ったり、負けたりだ。幕末明治の日本人には覇気があった。それを取り戻しましょう。日本人が変わりましょう」