~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆☆◇◆◇☆◆◇◆☆◇◆◇☆◇◆◇◆◇☆◇◆◇◆◇☆◇◆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)2月19日(月曜日)弐
通巻第8140号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
嘘と欺瞞と物語のウクライナ戦争はまもなく勝敗がきまる
バイデン大統領は、「議会のせいだ」と言い訳を始めた
***************************************
イーロン・マスクの言動は、ひとつひとつが世界的ニュースとなる。氏は保守世論を代弁するバロメーターとなっており、トランプ前大統領の言動同様な影響力をもっている。それゆえに極左、リベラルメディアは彼を敵視し発言を妨害する。
ツイッター買収以後、マスクはX社を「言論の自由の砦」にするために邁進してきた。それゆえに「X社はバイデン政権と検閲支持者による絶え間ない攻撃の標的になった」とマスクは主張し、「私自身もX社も、言論の自由の権利と政治的迫害と戦っている」。
投資家デービッド・サックスが、「ウクライナ紛争はキエフ側の大敗で終わるだろうが、西側諸国は真実を隠蔽し、嘘の物語を紡ぎ出すだろう。ウクライナ戦争報道は虚偽と欺瞞に基づいている」と主張した。
サックスは続けて、「欺瞞は終わりそうにない。実際には交渉による和解の機会を何度も(ゼレンスキーが)拒否している。紛争を長引かせており、その結果、ウクライナはより多くの人々を動員して『肉挽き機』に食べさせようとする結果となり、国民の不満が高まり、ウクライナ政府は崩壊する。最終的に戦争に負け、国全体が自ら作った火葬場のくすぶる廃墟に横たわるとき、嘘つきたちは『よく頑張った』と言うだろう。そして嘘をついた人たちは、自分たちの不幸を親ロシア派の第五列の所為にするだろう」
イーロン・マスクはこの意見に賛意を表明した。
「ロシアに利用された愚か者」とヒラリー・クリントンはタッカー・カールソンがプーチン大統領にインタビューしたことを非難した。
バイデン大統領は、「議会のせいだ」と言い訳を始めた。
ウクライナの新最高司令官アレクサンドル・シルスキーは2月18日、ドンバスの主要都市アヴデエフカからウクライナ軍は撤退したと発表した。
マスクは、前述のサックスの意見は「正確だ」と述べた。ちなみに億万長者として知られるサックスはペイパルの創業者で、推定個人資産は20億ドル。経済の人気番組でも司会をつとめる有名人でもあり、イーロン・マスクとはスペースXの立ち上げに出資した。南アフリカ出身である。
またデービッド・サックスには著作に『アナログの逆襲 「ポストデジタル経済」へ』(邦訳版あり)等があり、『ビジネスウィーク』など有力経済誌への寄稿者としても知られる。
マスクの舌禍事件はイスラエルを激怒させ、発言は反ユダヤ主義と誤解されてエルサレムに呼びつけられ、また一月にはポーランドのクラコウのセミナーでアウシュビッツを見学させられた。みえない圧力が保守論客とその媒体に加わっている。
◎◎み○☆や◎☆ざ○☆き◎☆◎ま○☆さ◎☆ひ◎◎ろ○☆