パルデンの会

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かくて米国の左翼世論をリードしてきたニュ-ヨークタイムは、「ジューヨーク」タイムズから「パレスチナ」タイムズへと変身を遂げていた。

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024)5月18日(土曜日)
        通巻第8257号  
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 ニューヨークタイムズに何が起きていたのか?
   ジューヨークタイムズからパレスチナタイムズへ
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 極左リベラル、民主党支持の岩盤、イスラエル支持がニューヨークタイムズの基本的は編集方針だった。
それゆえジューヨーク(ユダヤ人のNY)タイムズとの渾名もあった。
 23年10月7日、ハマスイスラエルを奇襲し多数を殺害、250余名を人質に取った。テロに激怒した同紙はハマス、関連でヒズボラ、フージなどを激しく批判していた。イスラエルの報復作戦が残酷悲惨な軍事行動となったため、論調は次第に変化した。

 戦争開始以来、七ヶ月間に、イスラエルvsハマス、関連してのヒズボラ、その背後にいるイランなどの記事は3848本にたっした。2022年度は361本に過ぎないから、異例の報道量である。

 論調を分析した結果を『エルサレム・ポスト』(5月17日)が伝えた。
 イスラエル批判がパレスチナ批判の4・4倍であることが分かった

 パレスチナ報道のうち、イスラエルへの共感記事は147本で、全体の10・5%だった。
 一方、イスラエル批判が647本で、全体の46・2%だった」。イスラエルへの共感、人質への同情記事は消えた。驚くべきことである。

 そして直近の報道では、ニューヨークタイムズイスラエル批判は801本で、パレスチナ批判は81本と十倍である。
 かくて米国の左翼世論をリードしてきたニュ-ヨークタイムは、「ジューヨーク」タイムズから「パレスチナ」タイムズへと変身を遂げていた。イスラエル支持のバイデン政権との乖離は巨大、大統領選挙に大きな影響を与えることになるだろう。
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