「お金はもらっていない」と容疑否認 白タク行為の疑いで逮捕された中国籍の男 警察は“奈良市内で白タクが横行”の通報受け警戒
MBSニュース
いわゆる「白タク」行為をした疑いで大阪市に住む中国籍の男が逮捕されました。 道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪市東成区に住む職業不詳の張棟容疑者(42)です。張容疑者は今年5月、大阪市内で自身が運転する車に客をのせ、奈良市内まで運送し無許可でタクシー営業を行う「白タク」行為をした疑いが持たれています。 警察が「奈良市内で白タクが横行している」という通報を受けて警戒していたところ、タクシー営業を行う帳容疑者を見つけ、捜査が続けられてきました。帳容疑者は調べに「中国人を奈良県まで連れていったことに間違いないが、お金はもらっていません」と容疑を否認しています。
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飲酒運転の中国人が衝突事故で相手を死なせる…防犯カメラが捉えた猛スピードで一方通行逆走の悪質運転と逃走する同乗者
埼玉・川口市で撮影された、飲酒運転が死亡事故を引き起こす瞬間。 一方通行の標識がある道を猛スピードで逆走してきた車が、画面左から現れた車と交差点で衝突。 別のカメラは、逆走車に乗っていた3人の事故直後の信じられない行動を捉えていました。 【画像】凄惨な事故現場 中国人運転の車の同乗者は逃走した 現場は埼玉県のJR西川口駅から1kmほどの場所にある住宅街の交差点。 事故は29日の早朝に起きました。 逆走車は一方通行を猛スピードで走り交差点に進入。 直進していた車の左側に衝突し、40メートルほど先まで吹っ飛んだのです。 近隣住民は「飛行機が飛んでいったような、すごい音がして、気になって外に出てみたら電灯が倒れていて、家の真ん前に車が大破した状態で止まっていた」「(息子の妻が)心臓マッサージ。脈を診たり、一生懸命やってました。その時点で息がなかったと言っていた」と話しました。 衝突後、逆走車は街灯をなぎ倒して停車。 その直後、車から3人が出てきます。 運転席から出てきた人物は、その場にとどまりますが、別の2人は事故現場と逆方向に姿を消したのです。 逆走車を運転していたのは中国籍の18歳の男。 酒気帯び運転などの現行犯で逮捕され、「一方通行を逆走して交通事故を起こした。酒を飲んでいた」と供述し、容疑を認めているといいます。 この事故で、衝突された車に乗っていた縫谷茂さん(51)が死亡しました。 警察は30日、逆走車を運転していた男を危険運転致死などの容疑で送検。 また、現場から立ち去っていた2人にも酒気帯び運転の同乗罪を視野に話を聞いています。
ベトナム人元実習生「盗んだ金は家族に」 借金100万円抱え来日
国内で働く約40万人の技能実習生のうち、およそ半数を占めるベトナム人。実習生は建築や農業などの労働現場を支えるが、盗みなどで摘発されるケースが増えている。希望をもって来日したはずの若者たちは、なぜ犯罪に手を染めてしまうのか。
空き家を狙って盗みを繰り返したとして、福岡県警は7月末、ベトナム国籍の男(32)=福岡市東区、窃盗罪などで公判中=を窃盗などの疑いで送検し、捜査を終結したと発表した。県警によると、男は2023年7月~12月、福岡県内の空き家に侵入し、盗んだノートパソコンからネットバンキングにアクセスして、現金約718万円を引きだした疑いなどがある。容疑を認めているという。
捜査3課によると、男は15年5月、技能実習生として来日。長崎県内で溶接の仕事をしていたが、勤務態度を問題視されて帰国させられる恐れがあったため、職場から姿を消した。その後、オーバーステイ(超過滞在)の状態のまま、農業や自動車の解体業に携わったとみられる。「ベトナム国籍の知人から誘われたのをきっかけに、23年3月ごろから福岡県内を中心に窃盗をはじめた」と供述しているという。
絶対に移民と言ってはいけない国㊦
わが国では「移民」と「外国人労働者」の垣根があいまいだ。技能実習に替わる新たな制度では、一定の条件を満たせば、同じ分野で職場を変える「転籍」も容易になる。これまでは最長5年間同じ職場に縛られていたため、労働者としての人権に配慮した格好だ。
部隊を意味する「ボドイ」
ただ、農業や水産業などで多数の実習生を受け入れてきた地方からは不安の声も上がる。最低賃金が高く、生活面でも魅力的な都市部へ人材が流出しかねず、労働者確保が難しくなるためだ。
現行制度でも給与面の不満で地方から失踪する実習生も多く、都会の孤独に耐えきれず、同胞同士で反社会的なコミュニティーを形成することも珍しくないという。
ベトナム人らがよく見ている求人サイトも同胞の失踪者らが作ったネットワークだ。彼らをめぐっては、現地語で部隊を意味する「ボドイ」と呼ばれる組織の暗躍も指摘されている。
ベトナム人犯罪が最多
警察当局によると、その大半は元技能実習生でSNS(交流サイト)上には仕事や住居の斡旋に加え、預金通帳や偽造身分証の売買などの記録が公然と記されていた。
ベトナム人実習生らを支援しているNPO法人の沼田恵嗣代表は「彼らだけがそうだとは言えないが、人が増えれば必然的に犯罪も増える。失踪者に加えて転籍者も都会を目指すようになれば犯罪の構図や地域性も変わってくる」。
警察庁によると、ベトナム人の犯罪は令和4年に摘発された来日外国人の中でも最多で、全体の3分の1以上の3432人。10年前と比べ中国人が半減する一方、ベトナム人は5倍以上の増加だ。犯罪別では中国人は「詐欺」が最多だが、「侵入窃盗」と「万引」はベトナム人が最も多かった。