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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)10月6日(日曜日)弐
通巻第8447号
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中国の就職戦線、夥しいレイオフが深刻さを増した
上海汽車もアリババもテンセントも大量解雇。 各地でストライキ
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大學新卒1179万人の半分の職がないことは何回か報じた。
くわえて、せっかく高給をはめる企業にはいったのに、レイオフされた。とくにIT、ハイテク、科技の集中する深センが「
表面的に中国企業の株が上昇しているのは刺激策発動による一時的
いずれ下落する。
『レイオフ』は中国語では「経済的裁員」という。
過去五年の動きを総括すると、第一期はコロナ感染によるサプライ
レイオフとは日本語では一時解雇、だから完全解雇とは異なる。そ
完全失業となったのが建設労働者だ
典型は建設中のビル、高層マンションの現場労働者たちで、農村か
第二期は香港の自由化阻止、活動家弾圧と言論の自由が封殺された
このため証券などでもレイオフが続発したが、外資系のJPモルガ
第三期は米国主導の中国制裁がじわりと影響をもたらし、輸出産業
こうした中国経済の不振はオムロンのように中国依存のサプライチ
第四期は外資の撤退に付随した。
台湾企業は七割方が去り、日本企業も遅ればせながら、中国に進出
このため各地でストライキが発生、アップル、日立製作所、ペプシ
第五期が現在の状況で、ついにハイテク、eコマース(通販)の分
深センが経済特区として誕生したのは1979年である。その直前
その深センが低空経済の津波に襲われ、町にあふれ出した失業の群
中国経済の先行きに明るい兆しはない。
☆○◎☆み◎☆◎○や○☆◎○ざ☆○◎☆き☆◎○☆