~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和七年(2025年)1月29日(水曜日)弐
通巻第8627号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ディープシークはディープフェイクではないのか?
「株式疫病」とエヌビディア、TSMCの本丸、台湾メディアが書
******************************
米海軍は「潜在的なセキュリティと倫理上の懸念」を理由に、中国
先制防御態勢にあったというわけだ。
ディープシークの突然の登場と世界的規模での株式市場攪乱を「A
半導体サプライチェーンの投資ロジックが損なわれる可能性が浮か
既報のように、米国株では、エヌビディア、TSMC、ブロードコ
世界一の半導体装置メーカーASMLが凡そ10%下落、半導体設
これらをうけて業界筋は米国商務省が、Apple や Google などのテクノロジー大手に対し、ディープシークのアプリを削除し
「これは既存メーカーの終わりを意味しない。むしろAI分野に新
いずれにせよ「AI競争が激化すると、大手テック企業が投資家が期待する寡占のような利益率を生み出すことが難しくなるだろう」とウォールストリートジャーナルが書いた(25年1月28日)。
ディープシークの成功は、中国が米国とオランダから先進的なチッ
だが、業界の一部にはディープシークはディープフェイクではない
☆○◎☆み◎☆◎○や○☆◎○ざ☆○◎☆き☆◎○☆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆◇◆◇◆☆◇◆☆◇◆◇☆◆◇◆☆◇◆◇☆◇◆◇◆◇☆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和七年(2025年)1月29日(水曜日)
通巻第8626号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ディープステート」から「ディープシーク」
米AI市場を奇襲したのは大津波か、竜巻か
******************************
2025年1月27日、世界の株式市場は震えた。NY市場では時
BBCの記者はすぐさまディープシークに対して実験を試みた。「
「1989 年 6 月 4 日の天安門広場で何が起こったのか?」と尋ねた。
すると、「申し訳ありません。その質問には答えられません。私は
つぎにもっと意地悪な質問をしている。
「ケイト・アディの報告について教えてください。」(アディは天
ディープシークが返答した。
「ケイト・アディは著名な英国人ジャーナリストで、元 BBC チーフ特派員であり、紛争地帯やアジアを含む重要な世界的出来事
ディープシークには「中国的制約」があり、回答に限界があるとい
27日の市場で、あのエヌビディアの株価が20%近い暴落を演じ
中国の若者が彗星の如く現れた。僅か2ケ月で、投資金額がたった
梁文鋒という中国の若者が設立したばかりの企業のAIモデルは、
まさに「AIチャイナ・ショック」である。
筆者は思わず、「ディープステート」から「ディープシーク」と惹
しかし、米AI市場を奇襲したのは、果たして「大津波」なのか、
梁文鋒は中国の広東省生まれまの40才。浙江大学でソフトウェア
発明家でもあり、同時にかれは起業家でもあり、2015年には投
この「幻方量化ファンド」の運用資産は2兆円前後に膨らんで、中
皮肉にもホワイトハウスではオープンAIのアルトマン、オラクル
このプロジェクトは「スターゲイト」と呼ばれ、総額5000億ド
メタ・プラットフォームズのCEOマーク・ザッカーバーグは、メ
トランプ大統領は「AIチャイナ・ショック」に対して「安いこと
☆○◎☆み◎☆◎○や○☆◎○ざ☆○◎☆き☆◎○☆