Takashi Satoさんの投稿
1月17日
アジア自由民主連帯協議会の講演会
カンボジアの現状 戦争、腐敗、国境を
越えた弾圧
というタイトルで、広い範囲にわたり3人の方にお話し
頂きました。
タイのタクシン家とカンボジアのフンセン家はもともと
仲が良かったのですが、一昨年から急にお互いに悪口を
言うような関係になりました。フンセンがタイ国内の
タクシン派と反タクシン派の関係が悪くなるように煽った
結果、反タクシン派が勢力を拡大しつつあります。
このタイ国内の勢力争いの鬱憤晴らしとして昨年からの
カンボジアへの侵攻、口実はオンライン特殊詐欺の拠点
への攻撃ということですが、仏教遺跡のプレアヴィヒア寺
院が破壊され、国境地帯のカンボジアの民間人が実際の
被害を受けています。日本のメディアではカンボジアが
先に仕掛けたというのも見かけますが、タイとカンボジア
の人口、経済、軍事費など比較にならないような相手に、
カンボジア側から軍事行動をすることは考えにくいとも。
いまカンボジアの国土の4割がタイによって侵攻されて」いるそうです。
フンセン政権はこのタイの侵攻に対し、カンボジア国民が
一致して当たるべきと言っています。しかしいまだに野党
関係者を拘束している実態はいかがなものかということ
で、カンボジア救国党やキャンドルライト党への政治弾圧
についても語られました。2013年選挙の時には救国党は
与党に迫る勢いの得票率でしたが、フンセンは彼らを
議員を不当に逮捕しました。更に2017年には救国党を非合
法化し、全ての議員が資格を失っています。
2022年の地方選挙の際には、キャンドルライト党が
2割の議席を獲得、これに危機感を覚えたフンセン政権は
、このキャンドルライト党も非合法化し、翌年の選挙に出られな
くなりました。
このような野党を弾圧するフンセン政権は、国際的な
制裁を受けていますが、これを助けているのが中国です。
オンライン特殊詐欺の拠点であるシアヌークビルでプリ
ンス・グループを率いる中国系カンボジア人の陳志は、
アメリカなどに制裁をかけられてきました。今年早々
から、アメリカに捕えられるよりはマシだとして、
カンボジア政府は陳志を拘束し中国へ送還しました。
不法行為を行う独裁者は彼ら同士で助け合っている現状
もあります。いかにして独裁国家と戦い、虐げられる
人々に自由を民主をもたらすかが日本も問われていると
言えるでしょう。
