高雄でホテル大量キャンセル=ウイグル議長映画上映に中国の圧力か-台湾
【台北時事】台湾南部・高雄市で、中国からの観光客や視察団による訪問取りやめが相次ぎ、ホテルの宿泊予約に大量のキャンセルが出ている。在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長のドキュメンタリー映画が来月の高雄映画祭で上映されることや、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の訪台を陳菊市長が主導したことに対する中国側の圧力と報復が背景にあるとみられる。 主要紙・中国時報の17日付報道によると、中国当局は高雄観光の一時停止を旅行会社に指示しており、中国人客による今月のキャンセル数は計約3000室に上った。 金典飯店が明らかにしたところでは、中国人のキャンセル数は約800室。宿泊客の中心である視察団などはもともと訪問する予定だった高雄を回避し、行き先を他の都市に変更するケースが続出しているという。国賓大飯店では、ツアー客を中心に約200室がキャンセルされた。(2009/09 /17-17:17)