中国の日本大使館前で反日団体40人が抗議活動 船長の釈放を要求
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【北京=川越一】沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近の日本の領海内で、違法操業の疑いがある中国漁船が海上保安庁の巡視船と接触したうえ逃走し、中国人船長が公務執行妨害の疑いで逮捕されたことを受け、中国の反日民間団体のメンバーら30~40人が8日昼、北京の日本大使館前で抗議活動を行った。
メンバーらは中国の国歌を歌ったり、国旗を振ったりするとともに、報道関係者に対して日本側の対応を批判する演説を行い、船長の釈放などを求めた。そのうえで抗議文書を大使館の郵便ポストに入れ、引き揚げた。
現場付近は早朝から、武装警察官による警戒態勢が敷かれ、内外の報道関係者のために、抗議活動の場面を撮影する取材ポイントも設けられていた。今回の抗議が中国政府から許可された行動であることがうかがえる。