パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会 1/13より転載

 

貼り付け元  <http://hrnk.trycomp.net/index.php>

 
 



NEWS :北朝鮮の正体を見据えた上で 前原外相の対北交渉 http://hrnk.trycomp.net/images/simple_002.gif
└ 2011-01-13 08:27

外相「日朝協議は6か国にとらわれず」

前原外務大臣は11日の会見で、北朝鮮との2国間協議について、「6か国協議の開催の是非にとらわれずに日朝間の話し合いは行われるべき」との考えを示しました。
「6者協議の開催の是非にとらわれずに、日朝の話し合いは行われるべき」(前原誠司外相)
前原大臣はこのように述べ、北朝鮮の核放棄に向けた行動を前提とする6か国協議の開催とは切り離す形で、北朝鮮との2国間協議を進めるべきとの考えを示しました。

また、前原大臣は日朝協議のテーマとして拉致やミサイル、核の問題を挙げ、「どれも大事なテーマで軽重をつける意味がない」と述べました。
前原大臣が北朝鮮との直接対話に意欲を示していることについて、北朝鮮朝鮮中央通信は8日付の論評の中で「時代の流れと国家間の関係発展に符合する肯定的な動きだ」と評価しています。(11日20:16)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4622193.html

北朝鮮が前原外相発言を評価 朝鮮中央通信が論評   共同通信   01/10 13:23

平壌、北京共同】北朝鮮朝鮮中央通信は10日、前原誠司外相が4日の記者会見で北朝鮮との直接協議再開を目指す考えを表明したことを「肯定的な動き」と評価する8日付の論評をホームページに掲載した。

民主党への政権交代以降、北朝鮮が日朝関係改善に関する日本政府当局者の発言を前向きに評価したのは初めてとみられる。

論評は、前原外相の発言は「新世紀の平和と安定を進める時代的流れと国家関係の発展に符合する」とした上で「わが国と友好的に接する国々とは、いつでも会って対話する用意がある」と主張。さらに「日本当局が関係改善に踏み出せば、朝鮮半島東北アジアの平和の発展に寄与するだろう」と強調した。
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011011001000163.html



私(三浦)個人の意見ですが、北朝鮮と交渉することそのものを否定するつもりはありません。あらゆる手段で拉致問題や人権問題を改善、前進させなければならない今、前原大臣にそれなりの戦略があるのなら是非実践していただきたいと思います。

ただ、この報道が正しいとすれば、前原大臣は、帰国者、日本人妻、そして人権問題についてはお触れにならなかったということになります。勿論、そのようなテーマは語れば交渉それ自体が不可能になりかねないのですから、運動の側と政治家の立場が違うことは理解します。しかし、そのような意識をきちんと持っていただいた上での交渉なのか、そうではないのかで、交渉の仕方は違ってきます。

前原外相のホームページを見させていただきましたが、外交・安全保障面では一定の見識をお持ちだと思います。ただ、北朝鮮人権問題、脱北者問題にもご理解があることは、他の市民団体の方からお聞きしておりますけれども、正直、あまり明確なご意見を聴いたことは少なくとも私にはありません。

そして、北朝鮮と交渉するのならば、こちらにも武器が必要です。それは軍事力ではなく、情報という武器です。また、事実という武器です。今、日本には百数十人の脱北者を受け入れています。これは事実という武器です。彼らはそれぞれ立場、意見は違っても、北朝鮮帰国事業が間違いであったこと、もっと言えば総連の宣伝も金日成の宣伝も覆う育ったことでは意見は一致しています。北朝鮮の悲劇は飢餓だけではなく、人権抑圧体制であることも知っています。そして、彼らの親族をはじめ、多くが北朝鮮を脱出したがっていることも事実です。

詳しく書くことは出来ないのですが、ある数名の脱北者は、その親族が北朝鮮で逮捕されました。また、ある方のご兄弟は、おそらく脱北を試みて捕まり、年老いて体力が衰えていたせいか亡くなりました。そして、多くの帰国者や日本人妻は、老いて脱北する力も無い人が多いのが現状です。

そして、情報という武器、これが重要です。正直、拉致被害者についての情報は、北朝鮮内部でも機密事項ですから、そう簡単に得られるはずはありません。むしろ、脱北者の方々から、自分のすんでいた地方にはどのような建物があり、また、何人の帰国者、日本人妻がいたか、ここ数年間の北朝鮮の生活はどんな状態か、軍隊に家族が言っているとしたらその士気や食料状態はどうか・・・そんな日常的な情報を積み重ねるところから、北朝鮮という国と民衆のリアリテイを情報として汲み取っていくべきではないでしょうか。

また、もうひとつの情報源は、朝鮮総連、特にその組織を去った人たちの証言です。元総連活動家の手記をジャーナリストの野村旗守氏がまとめた「我が朝鮮総連罪と罰http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167679415
一冊を見れば、総連の拉致関与は明らかです。この北朝鮮人権改善運動のさきがけとなった朴春仙さんの証言で、私たちは北朝鮮帰国事業の悲劇だけではなく、親族を北に人質にされた総連メンバーが拉致に協力せざるを得なかったこと、シンガンスという工作員の日本での活動を知りました。半分冗談ですが、金大中政権はシンガンス北朝鮮に返してしまいましたが、前原大臣は、彼から情報を聴きたいので是非あわせてくださいませんか、と北朝鮮に言って見たらどうでしょうか。祖国の「英雄」を他国の政治家に合わせていけないという法もありますまい。

北朝鮮政治犯収容所の実態、帰国者、日本人妻の悲劇、脱北者の悲劇、それを前原外相は勿論ご存知と思います。極論をもうしますが、核ミサイルは発射されなければ一人の生命も奪いません。しかし、金正日独裁政権、そしてそれを支える中国共産党独裁政権は、存在するだけで、民衆の生命と人権を弾圧により奪っていくのです。そのことを是非強く理解したうえでの対北交渉に挑んでいただきたいと思います。

実は昨日の段階で、全国会議員宛に葉書を出し終わりました。今日中に都内なので届くことと思います。
重複しますが、葉書内容は下記のとおり。

拝啓
日々、国内外の諸問題に献身的に取り組んでおられるお姿に敬意を表します。
さて、このたび11月23日、北朝鮮は韓国の延坪島を砲撃し、民間人と兵士が犠牲になりました。このような人命を無視する暴挙の背景には、北朝鮮政府が、独裁権力の世襲を行い、国内で政治犯収容所を頂点とする人権弾圧を行い、自国の民衆を虐殺している構造があります。北朝鮮の暴挙に断固とした抗議の意思を示すと同時に、国内の人権弾圧の改善を強く求めてください。
この北朝鮮を事実上支持し、脱北者を難民条約に違反して北朝鮮に強制送還しているのは中国政府です。また、中国の日本領事館には日本政府が受け入れを決めたはずの脱北者が、中国政府の妨害により出国が出来ない状態が続いています。中国政府に対し、経済制裁を含むあらゆる手段で抗議の意志を示してください。
最後に、この北朝鮮政府をいまだに礼賛し、拉致問題を軽視し、拉致救出運動を排外主義者呼ばわりしている教科書を使用している朝鮮学校に対し、授業料無償化や地方自治体の補助金を出すことを直ちに見直し停止してください。

これに私個人の住所氏名を書いて投函してきました。皆様でもしご協力くださる方がいらっしゃれば、メールで結構です、適当に皆様の言葉で変えて送ってくださるとありがたいです。(三浦)
http://hrnk.trycomp.net/cmsdesigner/viewimg.php?entryname=news&entryid=00481&fileid=00000001&/%EF%BC%96%E5%8F%B7%E5%85%89%E5%B0%84%E3%81%9B.jpg&w=240