「東京電力」の福島第二原子力発電所について
廃炉にする約束は反古か????
枝野経産相は16日、「東京電力」の福島第二原子力発電所について、運転再開に地元の理解を得られる状況ではないとして、現状のままでは廃炉は避けられないとの見方を示した。
枝野経産相は16日朝の会見で、「福島県について、原子力発電所を稼働することについて、県民のみなさんの理解を得られるような状況であるかと言われれば、現状はそうした状況ではない」と述べ、地元の理解を得ない限り福島第二原発の存続は難しく、廃炉は避けられないとの見方を示した。
福島第二原発には原子炉が4基あり、最大出力は計440万キロワットで、東京電力の総発電能力の約7%を占める。
東京電力は、東日本大震災により事故が起きた福島第一原発の1号機から4号機は廃炉にすると表明しているが、福島第二原発については方針を明らかにしていない。(09/16 12:35)
もっと表示
未だに懲りない東京電力
東電会長、取り返しつかない事故 福島原発視察で
|
東京電力の下河辺和彦会長は4日、福島第1原発と第2原発の視察を終えた後、報道陣の取材に応じ「取り返しのつかない事故を起こした。苦しむ被災者のため除染、賠償を実現し、早く収束させて(第1原発1~4号機の)廃炉に向けた具体的なめどを社会に示さないといけない。新生東電に課せられた責務の重さをあらためて思った」と述べた。
同行した広瀬直己社長は、福島県が求めている第2原発などの廃炉について「エネルギー政策についての国民的議論を聞いて判断する。全くの未定」と従来通りの考えを強調した。
同行した広瀬直己社長は、福島県が求めている第2原発などの廃炉について「エネルギー政策についての国民的議論を聞いて判断する。全くの未定」と従来通りの考えを強調した。