パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

西側に「中国は民主化する」と主唱した「言うだけ番長」=温家宝首相   一族の海外資産が1200億円に達したとニューヨークタイムズに暴かれて

宮崎先生のまとめによると
やはり 中国人政治家にまともな人間はいない、 共産党をやる人間が清潔であると言うのは
過去の資本主義の 間違った思想である。
裸の王様=金持ち=共産党 フランス革命がまた必要なんだ




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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成24(2012)年10月31日(水曜日)
        通巻第3801号 <前日発行>
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 西側に「中国は民主化する」と主唱した「言うだけ番長」=温家宝首相
  一族の海外資産が1200億円に達したとニューヨークタイムズに暴かれて
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 中国では偉い人の悪口はタブーである。だからニューヨークタイムズ温家宝一族の凄まじいまでの蓄財の不適切さを暴いても、ネットからはすぐに削除され、多くの国民は知らない。
小紙は早くから温家宝首相一族の醜聞をつたえてきた。夫人は「宝石ビジネスを牛耳り、息子はインサイダー取引の元締め」だと。

 温家宝首相は国際会議へでると西側の民主主義と同様な価値観を希求しているなどと演説するものだから一時期、温家首相の国際的評価がたかく、国内で「言うだけ番長」といおう陰口はなかなか伝わらなかった。

 温家宝の母親(91歳)名義のホールデング会社は1億2000万ドルの資産がある。母親の名前だけを借りた企業というが、知らない筈はあるまい、とニューヨークタイムズが書いた。
温夫人である張培莉の個人資産は27億ドルともいわれ、04年には一時離婚説がまことしやかに語られた。巨額な資産は1998年に温家宝が副首相になった以後に形成されたから疑問を持たれても当然だろう。

 海外オフショア市場の利点を駆使し、兄弟と子供らは夫人の張培莉と共に、親戚名義や友人名義の幽霊会社、ペーパーカンパニを盛んに登記し、当初の資金は「チャイナ・モバイル」(中国最大通信企業)など国有企業が手当てし、銀行、宝石、旅行代理店、通信企業、リゾートホテル、建設土木企業など幅広く経営してきた。
 夫人は「宝石女王」と異名をとるほどの財閥として中国のジュエリー業界に君臨し、デビアスが中国進出にあたっては彼女のもとへ挨拶に出向いた。

 温一族の建設ゼネコン企業は北京五輪の鳥の巣スタジアム建設にも関与し、ほかに「平安保険」(中国第二位の生保)との癒着ぶりはつとに有名である。
平安保険は2004年に上場して18億ドルを掻き集めたが、上場が許可されるという事前のインサイダー情報を得た親戚友人等は、これで大儲けした。

じつに政策決定を事前に取得すれば錬金術の奥義を獲得できるからだ。これってどことなくリクルート事件を連想する。

 実弟の温家宏が経営する会社は汚水処理や、とくに03年SARS流の音おりには医療廃棄物処理を請け負い、政府との契約規模は3000万ドル、補助金などの情報を先に入手して大儲けをした。
なにしろ温家宝首相専管事項で諸政策を決定するわけだから、インサイダー取引にも結びつきやすい。この弟の資産は2億ドル。


火のないところに煙は立たない

 息子の温雲松は香港財閥の李嘉誠と組んで資本金1000万ドルの技術会社を起ち上げることからビジネスをスタートさせ、「新地平線キャピタル」という私募債専門の持ち株会社を膨らませていく手法を用いた。
 温雲松は温家宝・張培莉夫妻のひとり息子、米国ノースウエスタン大学ビジネススクールでMBA資格取得。40歳。「なにをしても悪く書かれるのでマスコミ取材には応じない」とニューヨークタイムズの電話取材には夫人が答えた。

中国企業の株式上場の許・認可は首相の権限である。国務院総理が企業上場判定をするのだ。だから権力には甘い蜜を求める権力中枢の兄弟親戚が群がるのだ。

 習近平一族が香港で不動産投資やら印刷会社を経営した規模を越える。

 一族の反論を代弁し、中国メディアは一斉に「ずっと以前からこつこつ貯めてきた資産」「ニューヨークタイムズは言いがかりをつけて、中国の顔に泥を塗った」と激しく抗議した。
しかし火のないところに煙は立たないって昔から言いませんか?
 
 他方、在米華字紙の分析は「これら温家宝一族の金銭スキャンダルは対立する保守派からニューヨークタイムズにリークされた」と北京中枢の闇の権力闘争の側面を強調している。
かれらは西側メディアにつぎつぎと薄煕来、王立軍、周永康らの醜聞が漏れたのは、団派から漏洩したと信じており、その報復だという。