【ペテン師の国】ATMから偽札が
2013.1.28 産経新聞
先日、中国北部の地方都市に出張した中国人の友人が、大手銀行の現金自動預払機(ATM)コーナーで妙な体験をした。
引き出した現金1500元(約2万1000円)がすべて偽札であることに気付いて、すぐに窓口に駆け寄って交換を求めた。しかし、行員は「銀行が偽札を出すことはありえない」の一点張り。「引き出したときの映像が監視カメラに写っているはずだ」と主張すると、「あなたが窓口に来る途中ですり替えた可能性もある」と反論された。
激しく言い合いしているうちに、客のような男の2人組が近づいてきて、「困っているならホンモノの紙幣に交換してあげようか」と優しく声をかけてきた。半信半疑の友人が受け取った紙幣を確認すると、いずれも本物だった。
お礼を言って銀行を後にした。「あの2人は偽札を買い取ってどうするつもりなのか」としばらく考えた友人は駅に着いたとき、はたとひらめいた。「彼らは銀行側とグルで、偽札をATM機に入れたが、トラブルになったので回収しにきたのだ」
気付かずに偽札を持ち帰っていたら、彼らは本物の金を山分けでもしていたのだろう。友人は「大手銀行のATMも信用できないようでは、この国でいったい何を信じればよいのか」と嘆いた。(矢板明夫)
2013.1.28 産経新聞
先日、中国北部の地方都市に出張した中国人の友人が、大手銀行の現金自動預払機(ATM)コーナーで妙な体験をした。
引き出した現金1500元(約2万1000円)がすべて偽札であることに気付いて、すぐに窓口に駆け寄って交換を求めた。しかし、行員は「銀行が偽札を出すことはありえない」の一点張り。「引き出したときの映像が監視カメラに写っているはずだ」と主張すると、「あなたが窓口に来る途中ですり替えた可能性もある」と反論された。
激しく言い合いしているうちに、客のような男の2人組が近づいてきて、「困っているならホンモノの紙幣に交換してあげようか」と優しく声をかけてきた。半信半疑の友人が受け取った紙幣を確認すると、いずれも本物だった。
お礼を言って銀行を後にした。「あの2人は偽札を買い取ってどうするつもりなのか」としばらく考えた友人は駅に着いたとき、はたとひらめいた。「彼らは銀行側とグルで、偽札をATM機に入れたが、トラブルになったので回収しにきたのだ」
気付かずに偽札を持ち帰っていたら、彼らは本物の金を山分けでもしていたのだろう。友人は「大手銀行のATMも信用できないようでは、この国でいったい何を信じればよいのか」と嘆いた。(矢板明夫)
【中国投資を警告する日台共闘の会】被害を受けた企業はご連絡を!
日本李登輝友の会メルマガ日台共栄より転載
本誌で先にご紹介したことがあるが、本会理事で熊本県在住の廣瀬勝(ひろせ・まさる)氏は中国投資で被害を受けた。すでに台湾では、中国の不健全な司法や権力腐敗の下で多くの台湾企業が理不尽な投資経験を強いられ、被害を受けた人々が「台湾対中投資被害者協会」を組織してチャイナ・ドリームから目を覚ますよう呼び掛けている。
昨年9月11日、「台湾対中投資被害者協会」が廣瀬氏を招いて台湾大学校友会館において記者会見を開いた。席上、廣瀬氏は中国・青島において遭遇した事件の概要説明と従兄弟を150日間出国停止処分にした天下の悪法「中国民事訴訟法231条」、及び「国防動員法」の危険性を訴え、さらに、東日本大震災に際しての台湾からの200億円を超える義援金に対して深く感謝の意を表したという。 そこで廣瀬氏は帰国後、日本で「中国投資を警告する台共闘の会」を設立している。
下記に設立の趣旨や活動方針などを改めてご紹介したい。被害を受けた企業などからの情報提供も求めている。設立のご案内とともに廣瀬氏のプロフィールも併せてご紹介したい。
◆中国投資を警告する日台共闘の会
〒869-2504 熊本県阿蘇郡小国町西里2917
電話:090-1927-1905
E-mail:masaruhirose@jmail.plala.or.jp
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「中国投資を警告する日台共闘の会」設立のご案内
【設立趣旨】
中国は2008年に「中国民事訴訟法231条」を制定し、また2010年に「国防動員法」を制定しました。さらには、2千億円を超える知的財産権の侵害、尖閣問題に端を発する無法極まりない反日デモ、暴力団と協力して行う労働争議デモ、環境デモの頻発、レアアース輸出削減と、日々悪化する中国投資環境に鑑みて、この国に対する投資、貿易、企業活動が企業利益に反することは言うまもなく、日本の国益に反することもまた明らかであります。 ここに於いて、日本と同様に中国の国家的経済犯罪に遭遇した台湾企業家や台湾国民と連携し、対中投資の危険性を世に知らしめ、同国からの撤退を勧め、日本と台湾へ回帰するか東南アジア諸国への移転を促すことを目的とする「中国投資を警告する日台共闘の会」を設立いたします。
【活動方針】その1
日本李登輝友の会メルマガ日台共栄より転載
本誌で先にご紹介したことがあるが、本会理事で熊本県在住の廣瀬勝(ひろせ・まさる)氏は中国投資で被害を受けた。すでに台湾では、中国の不健全な司法や権力腐敗の下で多くの台湾企業が理不尽な投資経験を強いられ、被害を受けた人々が「台湾対中投資被害者協会」を組織してチャイナ・ドリームから目を覚ますよう呼び掛けている。
昨年9月11日、「台湾対中投資被害者協会」が廣瀬氏を招いて台湾大学校友会館において記者会見を開いた。席上、廣瀬氏は中国・青島において遭遇した事件の概要説明と従兄弟を150日間出国停止処分にした天下の悪法「中国民事訴訟法231条」、及び「国防動員法」の危険性を訴え、さらに、東日本大震災に際しての台湾からの200億円を超える義援金に対して深く感謝の意を表したという。 そこで廣瀬氏は帰国後、日本で「中国投資を警告する台共闘の会」を設立している。
下記に設立の趣旨や活動方針などを改めてご紹介したい。被害を受けた企業などからの情報提供も求めている。設立のご案内とともに廣瀬氏のプロフィールも併せてご紹介したい。
◆中国投資を警告する日台共闘の会
〒869-2504 熊本県阿蘇郡小国町西里2917
電話:090-1927-1905
E-mail:masaruhirose@jmail.plala.or.jp
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「中国投資を警告する日台共闘の会」設立のご案内
【設立趣旨】
中国は2008年に「中国民事訴訟法231条」を制定し、また2010年に「国防動員法」を制定しました。さらには、2千億円を超える知的財産権の侵害、尖閣問題に端を発する無法極まりない反日デモ、暴力団と協力して行う労働争議デモ、環境デモの頻発、レアアース輸出削減と、日々悪化する中国投資環境に鑑みて、この国に対する投資、貿易、企業活動が企業利益に反することは言うまもなく、日本の国益に反することもまた明らかであります。 ここに於いて、日本と同様に中国の国家的経済犯罪に遭遇した台湾企業家や台湾国民と連携し、対中投資の危険性を世に知らしめ、同国からの撤退を勧め、日本と台湾へ回帰するか東南アジア諸国への移転を促すことを目的とする「中国投資を警告する日台共闘の会」を設立いたします。
【活動方針】その1
中国投資の危険性を日台両国民と企業家に明確に認識してもらうべく、これまで秘匿とされてきた現地企業が蒙った被害状況、経緯を含む情報を収集して匿名により公に告知する。同時にこれらの情報を台湾との間で共有し、不当性を訴求する。
その2
外国企業財産の収奪を合法化する「国防動員法」、民事事件で外国人の出国の自由を侵害する「中国民事訴訟法231条」の危険性を可及的に日本、台湾を中心とする世界の企業家、国民に知らしめる。
その3
対中投資説明会を開催する団体を支援するジェトロ、経済産業省、地方自治体、その他の公的機関に対して抗議活動、公開質問を行う。
【情報提供のお願い】
日本、海外の企業を問わず、対中投資経験のある企業家の皆様、中国駐在あるいは長期出張経験のあるビジネスマンの実体験を募集しています。本会設立の趣旨にご賛同いただける皆さまからの情報をお寄せいただきますようよろしくお願いします。
1、企業名、実名は秘匿されたうえでの御連絡で構いません。
2、遭遇した事件のあらましをお知らせください。
1)事件発生の日時
2)場所
3)経緯
4)損失金額
5)事後処理の結果
6)他企業へ伝えたい事
7)日本政府への要望
2012年9月吉日
その2
外国企業財産の収奪を合法化する「国防動員法」、民事事件で外国人の出国の自由を侵害する「中国民事訴訟法231条」の危険性を可及的に日本、台湾を中心とする世界の企業家、国民に知らしめる。
その3
対中投資説明会を開催する団体を支援するジェトロ、経済産業省、地方自治体、その他の公的機関に対して抗議活動、公開質問を行う。
【情報提供のお願い】
日本、海外の企業を問わず、対中投資経験のある企業家の皆様、中国駐在あるいは長期出張経験のあるビジネスマンの実体験を募集しています。本会設立の趣旨にご賛同いただける皆さまからの情報をお寄せいただきますようよろしくお願いします。
1、企業名、実名は秘匿されたうえでの御連絡で構いません。
2、遭遇した事件のあらましをお知らせください。
1)事件発生の日時
2)場所
3)経緯
4)損失金額
5)事後処理の結果
6)他企業へ伝えたい事
7)日本政府への要望
2012年9月吉日
中国投資を警告する日台共闘の会
総責任者 廣瀬 勝
◆中国投資を警告する日台共闘の会
〒869-2504 熊本県阿蘇郡小国町西里2917
電話:090-1927-1905
E-mail:masaruhirose@jmail.plala.or.jp
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廣瀬勝[ひろせ・まさる] 昭和39(1964)年1月、福岡県生まれ。西南学院高校、中央大学法学部卒業。昭和61年、産経新聞社第138回「わたしの正論」にて佳作2位入賞(題名「『誤謬なき』憲法の問題」)。昭和62年、産経新聞社第150回「わたしの正論」にて入選1位入賞(題名「防衛予算の制約と効率」)。大学卒業後、父親の経営するプラスチック食品容器メーカーに入社。東京営業所に配属。平成17年より中国・青島に駐在。平成19年に退社し、現在は熊本県阿蘇郡小国町で温泉施設「豊礼の湯」を経営。著書『台湾記』(2010年、文芸社)は台湾の前衛出版社からも2010年10月に刊行。現在、(株)豊礼専務取締役、日本李登輝友の会理事、同会熊本県支部長、中国投資を警告する日台共闘の会総責任者。
総責任者 廣瀬 勝
◆中国投資を警告する日台共闘の会
〒869-2504 熊本県阿蘇郡小国町西里2917
電話:090-1927-1905
E-mail:masaruhirose@jmail.plala.or.jp
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廣瀬勝[ひろせ・まさる] 昭和39(1964)年1月、福岡県生まれ。西南学院高校、中央大学法学部卒業。昭和61年、産経新聞社第138回「わたしの正論」にて佳作2位入賞(題名「『誤謬なき』憲法の問題」)。昭和62年、産経新聞社第150回「わたしの正論」にて入選1位入賞(題名「防衛予算の制約と効率」)。大学卒業後、父親の経営するプラスチック食品容器メーカーに入社。東京営業所に配属。平成17年より中国・青島に駐在。平成19年に退社し、現在は熊本県阿蘇郡小国町で温泉施設「豊礼の湯」を経営。著書『台湾記』(2010年、文芸社)は台湾の前衛出版社からも2010年10月に刊行。現在、(株)豊礼専務取締役、日本李登輝友の会理事、同会熊本県支部長、中国投資を警告する日台共闘の会総責任者。