パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

2015年3月9日号。<米露対話不能のこの時期、かつ支那が喧伝する「戦後70年」に日独「枢軸」首脳が会談する凄味>。


勝谷誠彦氏の有料ブログより転載

 バタバタしながらも、ちゃんと世の中、特に支那の動きは見ている。朝鮮はいろいろやらかしているが、もう「やらかし野郎」であって、いちいちとりあげる気もしなくなってきた。朝鮮民主主義人民共和国とやらは「世界じゅうで馬鹿にされている存在」だが、大韓民国もどこに行くんでしょうねえ。まあ、通過のスワップ協定すら破棄したのだから、日本国が助ける必要はまったくないと思うが。欧州の、宗主国がアフリカの失敗国家がヘタうった時に助けに出るのを「難儀だなあ」と思っていたが、ここまで大日本帝国のことを悪しざまに言っている韓国に対しては、何ひとつ手伝わなくてもいいでしょう。
 自然に滅びていくのを見ればいい。もっとも、
日本企業などへの影響は考えるべきだけれども、あんな国に投資した「自己責任」とも思うべきでしょうね。
おっと、言わないと言いながら言ってしまった。
つい言わせてしまうところが朝鮮人の怖さである。やはり隣人ですからね。支那について書きたかったのだ。何様だ。ここはやはり朝日新聞から引きたい(笑)。

<中国、戦勝行事に安倍首相招待も/「誠意あれば歓迎」>

 http://digital.asahi.com/articles/ASH3851YJH38UHBI00D.html?iref=com_alist_6_02
<中国の王毅(ワンイー)外相は8日の記者会見で、「
ファシズム戦争勝利・抗日戦争勝利70周年」の記念行事に「あらゆる関係国の指導者を招待する」と述べ、安倍晋三首相の行事参加も受け入れる用意があることを明らかにした。同時に、王氏は「誰であれ、誠意さえあれば我々は歓迎する」とも強調した。
中国側は国際社会が注目する記念行事で安倍首相の出席も拒まない
姿勢を示す一方、安倍首相の歴史認識を見極めた上で招くかどうか判断すると牽制(けんせい)した形だ。ただ、招待されたとしても、日本政府が応じるかは不明だ。>
失礼きわまりない文面だが、だからこそ朝日を引いた。「
築地人民日報」の面目躍如である。どこから突っ込むか困るくらいだ。外交儀礼として、こちらから出席すると言って、それを先方が悩むという報道ならわかる。しかし、何も申込む前に<招待されたとしても、日本政府が応じるかは不明だ。>って何だ(笑)。ナメている先方の観測気球をそのまま垂れ流しているわけである。
やや長くなるが「妄言」(あっちの用語を拝借)
がすさまじいので、少しだけ引く。これに対する朝日の「分析」も「朝日病はちっとも治っていない」なので、 それぞれ独自に読んでいただきたい。
<王氏は「加害者がその責任を忘れなければ、
被害者は傷を癒やすことができる」と指摘。「日本は70年前に戦争に負け、70年後に良識を失ってはいけない」とし、「歴史の重荷を背負い続けるか、過去と決別するか、最終的には日本が決めることだ」と述べた。中国側は、安倍首相が戦後70年談話で、「植民地支配と侵略」や「痛切な反省と心からのおわび」などを明記した「村山談話を覆すことを懸念している。>
王毅さんは、たいへんな日本通である。言葉を選んでいると思う。
ひとつ間違うと、彼の立場としては日本国への「内政干渉になる。だって別の国の首相が出す談話について、文句を言っているんだから。しかし、原文を見たところ王毅さんはかなり抑制的に語っている。それを「内政干渉」にまで記事にしているのが朝日新聞だ。
すげえ。こいつら、治らない。<懸念している>って、
王毅さんが言ったのかよ。<中国側は>というのは、そのまま相手のプロパガンダに乗っているわけで、報道機関としては書くべきことではない。この記事は、支那がどうこうよりも、朝日という媒体がどれほど度し難いかを示して充分なのだ。
「垂れ流しの人民日報代理店」
たる朝日新聞の真骨頂も引いておくか。
<王氏は会見で、中国から欧州、
中東などを陸上と海上で結ぶ二つの経済圏構想「一帯一路」の推進が今年の中国外交の「重点」になると表明。各国との協調的な外交を目指すとしつつ、南シナ海などでの領土や海洋権益を巡っては「自分の庭で人の指図を受けることはない」と従来通りの強い立場を強調した。>
頭おかしいでしょう。「侵略国家としての地金を出した」
と評するべきであって<従来通りの強い立場を強調した。>って何だ。沖縄や何かでは、米国や日本国が「強権的だ」と言っているのだから、このコメントこそ「自由なアジアに対する挑戦だ」と書くのが、「リベラル」な朝日ではないのかい?
今年は面白いですよ。私も大切な年だと思っている。「
戦後70年」。私は、1月のアウシュヴィッツ解放あたりからいろいろと言論での闘いが始まるかと思っていたが、さすがに教養ある世界のメディアはお互いを見合っていますね。朝日のように頭の悪いところはこうやって、アホをかましているが。
要するに、支那はジャブを打ってきたのである。さて、
これに対して日本がどうするか。私は安倍晋三首相は「出て発言をする」でも「無視する」でもどちらでもいいと思う。しかし、今やっていることが、まことに面白い。支那はそれを見て、慌ててジャブを打ってきたのだと思うからだ。

ドイツのアンゲラ・メルケル首相が来日される。先に書いた「
自称戦勝国」が「勝った勝った」の70周年をあちこちで祝おうという時に、枢軸の同盟国であった国の首相が来るというのは、挑発的であって、私などは拍手ししているといっていい。イタリア?いや、どちらでも。ドイツのホッフ(ビアホール)でいつも言いあうジョークが「次はイタリア抜きでやろう」だからね。ごめん(笑)。しかし、良く来てくれたものだ。まずは「極弱左翼」の毎日新聞から見ようか。

<独メルケル首相/9日から訪日/「なぜ今」の理由>

 http://mainichi.jp/select/news/20150307k0000e010220000c.html
ドイツのメルケル首相が9日から2日間の日程で日本を訪問する。6月に独南部エルマウで開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)の議長国として、安倍晋三首相に協力を要請する。メルケル首相の訪日は2008年の北海道・洞爺湖サミット以来7年ぶりで、ウクライナ情勢やギリシャ支援を巡る対応、テロ対策などについて意見交換する見通し。アジア情勢の安定化などに「注文」を付けるかも注目される。>
ここが見どころである。<「注文」>と、
オノレでもカッコをつけているところに、毎日の躊躇と怪しさがある。どこか。こういう色つき記事の落としどころは、だいたい最後にあるのである。
<日本側の「メンツをつぶす」
ような強い苦言を呈する可能性は低いが、経済のみならず政治・外交でも欧州をけん引するドイツが発するメッセージは、今後の日欧関係にも一定の影響を及ぼすとみられる。>
<低いが>といいながら「期待」しているのが面白い。
あとの部分も「現場を知っている」私としてはアホかと言いたい駄文が並んでいるが、まあ読んでみて。
この日記をお読みのあなたや、あなたたらもうおわかりだろうが、
この時期の安倍、メルケル会談は「無敵の皇帝」プーチンさんと「無能の大統領」オバマさんの会談よりも、はるかに意味がある。世界秩序はむしろここで決まると言っていい。「お互いに核を持って常任理事国入りしますか」という話になってもまったく不思議はないのだ。
それを貶める報道ばかりが出回るこの国の自虐大マスコミの生態を
観察する、いい機会かも知れない。例として引いたのが虫の息のメディアだったのは申し訳ないが。
安倍、メルケル会談は「世界新秩序」を作るものだ、
というくらいの視点で見ていただきたい。かつて「大東亜会議」などで帝国は秩序を作ろうとした。それはうまくいかなかったが「相手がぜんぶ潰れてきた」中で、意外にも「枢軸」が「なんとかしなきゃ」でふたたび手を結ぶのかも知れない。敵はもちろん、自由と人権を認めない、ユーラシア大陸にいる連中である。あっ、そのパシリが半島にふたつほどいるけど、まあ相手にもならないでしょうね。日独同盟のもとでは。



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