チリでM8.3の地震　北海道や青森、千葉に津波到達の予想

フジテレビ系（FNN） 9月17日(木)17時56分配信

日本時間17日午前8時前、チリ中部でマグニチュード8.3の地震が発生した。
チリ政府は、この地震により、5人が死亡、全国で100万人が避難したと発表している。
震源に近い街の住民は「津波というより、高潮みたいだった。後ろを振り返ったら、ガスタンクが浮いていた。犬を抱いて走って逃げたよ」と話した。
チリ北部では、すでに高さ4メートルを超える津波が到達していて、現地のテレビ映像では、住宅街に水が流れ込む様子が確認できた。
ハワイにある太平洋津波警報センターは、日本や周辺国にも、30cmから1mの津波が到達するおそれがあるとして、注意を呼びかけている。
そして気象庁は、17日午後に会見を開き、日本への影響についてはデータを分析中としたうえで、太平洋沿岸の早い地域では、18日明け方ごろ、津波注意報相当の津波が観測される可能性があるとした。
予想される時間や津波の高さは、午前0時ごろ判明する見込みで、気象庁は、今後の情報に注意するよう呼びかけている。
一方、太平洋津波警報センターによると、日本に津波が到達する可能性がある時間は、北海道・釧路で18日午前5時28分、千葉・勝浦で18日午前5時59分、青森・八戸で18日午前6時8分などと予想されている。