本当に悪い 売国日本人 とは やはり銀行であり 大手企業に勤めるものであった。
彼らは日本の一部であるが、工業も商業も 中小企業 あっての産業である。
自民党が保守代表というなら 自分たちの財布を空にして仕事をしなければならない。
シャープは台湾に売られたのかもしれないが、その技術は支那共産党に売られたのだ。
それが理解できないマスコミにも 「NO」 を言うべきである。
日本は緊張、台湾お祭り… 鴻海・シャープ会見ルポ
- 2016/4/3 8:54
- 日本経済新聞 電子版
広大な敷地を持つSDP内の会見場には玄関からバスで移動するが、12時半、記者らが乗り込んだところで車内に緊張が走った。突然バスに乗り込んできた一般の男性が怒鳴る。「報道陣は悔しくないのか! 海外企業にシャープを買われて!」。男性は警備員に取り押さえられたが、ニュースへの関心の高さを痛感した。
会見場の入り口付近に着くと、鴻海の英語名「フォックスコン」とシャープの社旗が並んでいた。一斉にカメラを向けた報道陣は、その先に止まっている1台の車に気がついた。記者の1人がつぶやく。「あれ、もしかして郭さんのお母さんじゃない?」。よく見ると、郭董事長の家族が車に乗り込む様子が見えた。事前に会場を見学していたようだ。小さい子供もいる。
会見前にはシャープが5年前に建設したモデルルーム「エコハウス」の見学会も開催された。鴻海の通信技術も組み合わせ、指紋認証センサーでドアを開けたり、エアコン・照明などが反応したりするシステムを紹介した。オーブンレンジ「ヘルシオ」やお茶メーカー「お茶プレッソ」など人気商品を展示したが、中国や台湾などで人気の赤色でそろえられていた。
会見場の中には日の丸と台湾の旗が掲げられている。演台の横にはシャープが開発したフルハイビジョンの16倍、「4K」の4倍の解像度を持つ「8K」の液晶パネルを使った大型モニターが2台設置された。1台は会見に登場する高橋興三社長や郭董事長の横顔を映すようだ。確かに後方の記者にもわかりやすい。もう1台は家電量販店のように、鮮やかなお祭りの映像が流れ続ける。製品をアピールしようとの狙いだろうか。
15時。いよいよ調印式が始まる。会場には報道陣だけでなく、証券アナリストや機関投資家、銀行関係者も集まり約300人で埋まった。さっきの鴻海予約席のなぞが解けた。前列から関係者がずらり。交渉で鴻海のファイナンシャルアドバイザーを務めたという、米金融大手JPモルガンの幹部が来賓として紹介された。日本の記者会見では見られない光景だ。
そして高橋社長のあいさつ。「当社は電子機器受託製造サービス(EMS)の世界最大手、鴻海からの資本提携と広範な戦略パートナーシップを含む提案を受け入れることを決定しました。両社が持つベンチャースピリット、起業家精神の融合を図りアジア初のプロダクトイノベーション開発の姿を示していきたい」。随時、英語の通訳が入るためか、一言一言じっくり硬い表情で語る。
「私が初めて大阪に来たのは30歳だった」「私はシャープの100年を超す歴史を尊敬している」。終始にこやかに穏やかな語り口。シャープの歴史を持ち上げ、外資による買収に対する従業員や関係者の警戒感を和らげようと意識しているのだろうか。中国・北京の知人が1986年に買ったシャープ製の冷蔵庫が30年たっても動いているエピソードも紹介した。
台湾の人の例え話だろうか。日本でもそう思っている人がいるかもしれない。「私はナマズとは思っていない。しかし変化の触媒であると考えている。私たちがシャープにおいて変化を促さなければ世界のライバルが、私たちを生きたまま食べてしまう」。ユーモアを交えたスピーチは30分強に及んだ。
ようやく強く言い切った。郭董事長の発言には時折、関係者から大きな拍手が起きる。日本企業の記者会見ではめったにない。質問の一つ一つに熱を込めて長時間答えるので、なかなか質問の順番が来ない。金融関係者や台湾メディアには記者会見の後、それぞれ別に時間が用意されているようで質問は少ない。質問の途中、郭董事長はペットボトルの水を高橋社長のコップについで、そろって乾杯した。余裕たっぷりだ。
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