「孫との再会や、拉致問題と遺骨問題等他の人道問題を同時平行で進めること」には意を異に致しますーー
という 我々のメッセージは北朝鮮や政府関係者や
似非議員には伝えるべし!!!!
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2016.06.22)
横田夫妻が孫たちの写真が公開された経緯と今後の考えについて手記公表
横田ご夫妻が、手記「孫たちの写真公開の経緯と、孫との再会ではなく
全被害者の帰国を求める私たちの考えについて」を、本日の東京連続集会で公表し、今考えていることをお話してくださる予定です。
事前にメールニュースで手記全文を公表し、また改めて本日の東京連続集会のご案内をさせていただきます。
■手記-孫たちの写真公開の経緯と、孫との再会ではなく全被害者の帰国を求める私たちの考えについて
横田滋、早紀江
平成28年6月22日
6月9日発売の『週刊文春』は〈横田滋・早紀江夫妻に孫娘ウンギョンさんが初告白 めぐみさんの「消息」〉と題する有田芳生議員の署名記事と6枚の写真グ
ラビアを掲載しました。この記事について、多くお問合せをいただくと共に、ご心配をおかけしました。
雑誌発売の前後は、健康もすぐれず、会見や個別の取材に応じる事が出来ませんでした。そこで短いコメントを3回出しましたが、細かい事実関係や私たちの変わらない考えが正しく伝わっていないようにも見受けられます。
特に、北朝鮮当局が、私たち家族や日本の姿勢を誤解すると、拉致問題解決に大きな障害が生まれかねません。
そこで、22日に救う会の東京集会で皆様の前で直接ご説明をしようと考え、ここに経過と私たちの考えを整理しました。
申し上げたい点は2つです。
第1に、写真の出所についてです。繰り返しお伝えしているように、写真は横田家から1枚も出していません。『週刊文春』に掲載された孫たちとの写真は、
横田家から提出して公開をお願いしたものではありません。写真公開は有田議員と『週刊文春』が独自になさったことです。
5月の初め、有田議員から連絡があってお会いしました。そこに有田議員が6枚の写真を持参され、「『週刊文春』に掲載する写真はこれです」と話されました。
私たちは、孫との対面時、孫から写真を外に出さないでほしいといわれ、出さないと約束していました。ですから、有田議員に孫が出さないで欲しいと言って
いましたと伝えたところ、あちらの方は了解していますという、孫が写真の公開に同意をしたという趣旨の説明を受けました。そこで、「お持ちの写真を掲載す
ることには異存ありません」とお話ししました。
なお、公開された6枚の写真と自宅にある写真と比べてみたところ、横田滋が持参したカメラで撮った写真は1枚もありませんでした。面会の終わりの方で、ウンギョンさんの夫から頂いた写真があり、それは横田滋のカメラの写真とは別にして保管しています。そちらの写真と比べると週刊誌に公開された6枚が一致しました。
横田家からは下記のようなコメントを作成し、雑誌発売の前日の8日に公開しました。
◆コメント1
マスコミの皆様へ
一昨年3月にモンゴル、ウランバートルで孫娘のウンギョン一家と対面した時のことは、私たちにとっては、とても嬉しい時間でしたが、もう2年以上の歳月
が流れました。
その時の喜びを、ご支援下さった方々にも知って頂きたいと思っておりましたところ、詳細は分りませんがウンギョン家族との面会のよろこびの写真を、公表
する事に孫も同意してくれた様です。
又、北朝鮮の再調査については報告もなく、これからどうなるのかも分からないと言う状況が続いています。大変、不安な気持ちです。
私達は健康もすぐれず、今回の事につきましては、会見や個別の取材に応じる事が出来ません事をご理解下さればと存じます。
私共が願います事は、唯一つ、 一刻も早く、被害者の全部が家族と共に祖国に帰国出来ます様、強く政府にお
願い致したく思います。
28年6月 横田 滋 早紀江
ところが、8日夜になり、有田議員が写真は横田夫妻から提供されたと関係者に話しているということを知り、8日深夜に、正しい事実をお伝えしなければな
らないと考えて、以下のような2つ目のコメントを書き、翌日、9日午前に公表
させていただきました。
また、救う会にも「写真は横田家から1枚も何処にも出していません」と伝え
ました。
◆コメント2
皆様へ
この度の週刊文春に掲載の孫たちとの写真は、横田家から提出してお願いをしたものではありません。
有田氏が持参なさり、「掲載する写真はこれです」と出されたものです。
私達は、孫との対面時、孫から写真を外に出さないでほしいと約束していましたので、横田家からは、何処へも、一枚も出しておりませんし、今後も出しませ
んので、よろしく御理解頂きます様お願い致します。
全て、掲載や、文章、等全て、私共から依頼した事でなく、有田氏から寄せられた事をご理解頂きます様お願い致します。
6月8日 横田 滋
早紀江
第2に、孫たちとの再会に関して有田議員と私たちの考えが異なるという点を説明します。孫との再会や、拉致問題と遺骨問題等他の人道問題を同時平行で進めることには意を異に致します。
孫たちとモンゴルで面会ができた後、一部で、「横田夫妻は孫に会えたことで満足して、めぐみさんたち被害者救出の思いが弱くなっている」という誤解がひ
ろがっていることを心配していました。
この間、いろいろなところでウンギョンさんたちを訪日させて私たちと再会させることを優先すべきだという話が出ています。また、あたかもそのような計画
を政府が進めているかのような憶測報道もいくつかありました。
私たちは、めぐみたちの生存を信じて、多くの支援者の方達と20年あまり、全ての被害者を救ってくださいと、それこそ命がけで運動してきました。その信
念は変わりません。
モンゴルでの孫たちとの面会は、めぐみが死んでいると宣伝されることがないように、平壌には行かない、北朝鮮の管轄する場所でなく北朝鮮当局者が同席しないという条件でなら一度は会っておきたいと考え、それを実現していただいたことには感謝しています。
しかし、この次はめぐみと一緒に孫たちに会いたいのです。もちろん、全ての拉致被害者とその家族が祖国に帰ってくることだけを願い、それを政府に求め続けています。
今私たちが、他の家族の方々や救う会や支援者と共にわが国政府と北朝鮮に求めているのは、早急な全ての被害者と家族の帰国実現です。不当に拉致していっためぐみたちを返してくださいということです。
そのことを明確に伝えなければならないと思って、3つ目のコメントを6月10日に出しました。
◆コメント3
この度の「週刊文春」に掲載されました孫ウンギョン達との対面の写真は、横田家から提出してお願いしたものではありません。
有田先生ご自身が持参なさり、「掲載する写真はこれです」と出されたもので
す。
私達は、孫との対面時、孫から「出さないでほしい」と約束していましたので、
横田家からは何処へも、一枚も出しておりません。
有田先生のお話では、あちらの方は了解していますとの事でしたので、当時か
ら、悲劇の中にもこの様な嬉しい日もある事を支援して下さった方々に公表した
いと思っていましたので、「写真を掲載して頂く事は異存ありません」とお伝え
しました。
それは被害者家族の誰にも孫があり、この様に当り前の喜びを早く味わって頂きたい、それには、この掲載によって国民の皆様に再度拉致問題の深刻さを思い起こして頂きたい、孫と会えて良かったで終わる問題でなく、多くの罪無く囚われている子供達を一刻も早く祖国に全員とり戻す事を真剣に政府にお願いし戦って頂きたいと願うのみです。
昨年9月の会見などでも繰り返しお話ししましたが、もう一度ここで誤解なきようにお伝えしたいことがあります。
北朝鮮からウンギョンさんを日本に呼ぶという話が繰り返し出ていますが、私たちにとってはびっくりするだけです。もしそう言われたとしても、そういう事
は致しません。
私達が立ち上がったのは、子供達が国家犯罪で連れて行かれ、大事な子供達の命が今なおどこにも見えず、偽遺骨が送られてきたり、いいかげんなカルテをもらったりしたことを受けて、多くの国民の方に助けて頂いて、めぐみ達は生きている、すべての被害者を救い出したいと思っているからです。
これは、繰り返し申し上げていることであり、今回、孫の写真を独自ルートで
公開された有田先生と私達の考えは違っているという事をはっきりさせて頂きた
いと思います。
2016年6月10日
横田滋、早紀江
以上
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