パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

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2017年1月7日号。<駐韓大使。「一時帰国」ではなく「召還」すべき。もはや国家のカタチをなしていないのだから、つきあう必要にあらず>。

4時起床。尼崎市の自宅。
 17時便に乗って18時25分に伊丹着。
ANAはお約束のように遅れる。年に何回か早く着くことはあるが、遅れるなら遅れる時刻を定時にしておいてもらえると助かるのだが。私はお抱え運転手のYさんに待ってもらっているのだが、彼は普通のタクシードライバーなので、その間、稼げないのだ。にもかかわらず、律儀なYさんはメーターを倒さずに待っていてくれる。「今日はちょっと遅かったですね」と言われるとズキンと来る。
 弟一家とようやく一族の年始をする予定だったが、
診察終わりまで若干時間がある。部屋で本でも読んでいればいいものを、それができない。近くの立ち呑みに行く。いきつけのところがまだ閉まっていて、こういう時に必ず寄る、隣へ。立ち呑み屋が軒を連ねて並んでいるのが尼崎というものである。コップで日本酒を一杯やったあと、約束の店に移動して、弟一家と合流した。逆流性食道炎も乾癬も劇的に改善したと言うと「それは酒を減らしたからや」と。そうではないことをいちばん知っている私は心の中で舌を出すが「そうやねえ」と言っておく。原因は、本人にもわからない。まあ、いいことではある。

 その弟は老人医学が専門のひとつだ。というわけで早速、
この話題になった。
 

<高齢者「75歳から」学会提言/65歳以上「准高齢者」>

 http://digital.asahi.com/articles/ASK155R2NK15UBQU006.html
 <一般的に65歳以上とされている高齢者の定義について、
日本老年学会と日本老年医学会は5日、75歳以上とすべきだとする提言を発表した。65~74歳は「心身とも元気な人が多く、高齢者とするのは時代に合わない」として、新たに「准高齢者」と位置づけた。
 医師や心理学者、
社会学者らでつくる両学会のワーキンググループが日本人の心身の健康に関する複数の調査結果をもとに2013年から検討してきた
 65歳以上では脳卒中などで治療を受ける割合が以前より低下する
一方、身体能力をみる指標の歩行速度などが上がる傾向にあり、生物学的にみた年齢は10~20年前に比べて5~10歳は若返っていると判断した。知的機能の面でも、70代の検査の平均得点は、10年前の60代に相当するという報告があり、根拠の一つとされた。>
 さまざまな世界中の私の情報源や、
精強無比なる工作員諸君からの情報をもとにお送りしているこの日記だが、こればかりは実の弟が中枢にいるので、えへん、より自信をもってお送りできる。「私なんかは下っぱで」などと言っているが、こういう提言を支えているのが弟たちだ。その彼がくれた生データと解説だ。
 

<高齢者の定義と区分に関する、日本老年学会・日本老年医学会 高齢者に関する定義検討ワーキンググループからの提案(概要)>

 http://bit.ly/2iNhUVC
 <高齢者の定義と区分を再検討することの意義は、1/
従来の定義による高齢者を、社会の支え手でありモチベーションを持った存在と捉えなおすこと、2/ 迫りつつある超高齢社会を明るく活力あるものにすることです。ただ、高齢者の身体能力の改善傾向が今後も続くかどうかは保証されておらず、あらためて、次世代への健康づくりの啓発が必要と考えています。>
 医師たちの集団が日本国の社会構造にまで踏み込んだということで
まことに意味があることだと思う。ちなみに提言者に名を連ねている秋下雅弘君(東京大学加齢医学講座 教授、日本老年医学会副理事長/老年医学)は私の灘校の同級生だ。まあ、私のようなアホな卒業生でも歩けば棒に当たるように、どこにでも仲間はいるんだけど。弟と同級生が一緒になってこういう提言をするというのは、価値観を共有している私としては、頷くものである。先生たちが書いたむずかしい提言を、アホの兄のために弟が簡単な言葉に訳してくれた。今日は引用が多くなるが、カシコのひとたちが行っていることを翻訳するアタマがないので許して。というわけで、弟の解説である。
 <ダウンロードしたスライドを見ればわかると思いますが、
サザエさんの波平さんは54歳、私よりは年上ですが、誠彦さんよりは年下です。50歳定年の頃のニュースでは、56歳の老婆が交通事故にあった、などの報道がありましたが、今なら名誉毀損で訴えられるところですね。実際に基準が変われば、年金、医療保険を筆頭に、大きな社会的変革が必要になるでしょう。終身雇用的な発想では絶対に変革は難しいでしょうから、ワーキングプアと逆の発想が、高齢者の労働には必要だと思います。一番分かりやすい例は、75歳からが現役社員という考え方の、日野原重明先生が音頭をとる「新老人の会」ではないでしょうか。
 さきほどのサイトからスライドも見られるようだ。
読者の方々のかなりは、ご自身の人生設計にもかかわって来ると思うので、ぜひ参考にしていただきたい。私、個人としてはずっと以前から「生涯現役」だと思っていたし、こんな根無し草人生ではそうしないと食っていけないので、何の違和感もないが、会社とかかわっておられる方々にとってはご自身のことだと思う。
 弟が指摘しているように、これは<実際に基準が変われば、年金、
医療保険を筆頭に、大きな社会的変革が必要になるでしょう>ということである。引いてみてわかったが、この文章表現といい、弟の方がコメンテイターや政治家に向いているのではないか(笑)。その通りだ。ひょっとして平成の世におけるもっとも劇的な提案がなされたのかも知れない。焦ったのが、サボってきた役人である。厚生労働相は代弁をしている彼がわけで悪いわけではないが、早速、反応した。
 

厚労相、高齢者定義引き上げ「慎重に議論すべき」>

 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG06H1U_W7A100C1CC0000/
 < 塩崎恭久厚生労働相は6日の閣議後の記者会見で、
日本老年学会などが高齢者の定義を「75歳以上」に引き上げるべきだと提言したことについて、「社会保障制度における年齢の定義を見直すことは、企業の雇用慣行や国民の意識も踏まえて、慎重に議論すべきだ」と述べた。その上で、引き続き高齢者の就労促進などに取り組む考えを示した。>
 何年「議論」しとんねん。役人のいちばんの宿痾は「
前例を踏襲する」ことだ。その間に平均寿命も、働ける年齢もどんどん上がっているのである。ず~っと言い続けている「少子高齢化も、福祉予算の膨張も、元気な高齢者を福祉の対象とししなければ解決できることだ。姑息な目先の予算いじりよりも「日本国は75歳現役である」と世界に誇示すればいいことだ。政治家を見よ。下半身オットセイのおっさんが、五輪の組織委員長をあの年でやっているではないか。
 何よりも『週刊ポスト』と『週刊現代』が「
私たちは時代を先取りしていた」と喜ぶだろう(笑)。そうなんですよ。いいカンはしている。週刊誌というものは、たいがい、そのカンで生きているのだから。

 日本国の外交がやっと本来の姿をとりもどしてきているというのは
、この日記をお読みのあなたや、あなたならとうにお分かりだろう。まだ少し足りないくらいだ。その前のあの屈辱、自虐的な外交は何だったのかとあらためて思うだろう。今回もきっちりとやった。あとで解説するが本当は「大使召還」をして欲しかったが。
 

<韓国駐在の長嶺大使ら一時帰国へ/少女像設置で対抗措置>

 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170106/k10010830651000.html
 <菅官房長官閣議のあとの記者会見で、韓国プサン(釜山)
の日本総領事館の前に、慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことは極めて遺憾だとして、当面の対抗措置として、韓国に駐在する長嶺大使らを一時帰国させることなどを発表しました。>
 <そのうえで、菅官房長官は、当面の対抗措置として、
韓国に駐在する長嶺大使と森本プサン総領事の一時帰国、緊急時に通貨を融通しあう通貨スワップ協定の再開に向けた協議の中断、日韓ハイレベル経済協議の延期、それにプサン総領事館の職員による、プサン市関連行事への参加見合わせを発表しました。>
 実は一時帰国は、先の大統領が竹島に上陸した時にもやっている。
書いていて思うが、どういう失礼な国なのかね。何が儒教だ。国家としての教育がなっていない。今回も「誰を相手にしていいのかわからない」のだ。大統領が権限を奪われているのだから。もうわかっていることだが、近代国家としての体をなしていない。
 「一時帰国」は朝日新聞などにはショックだろうが、
実はたいしたことはない。「大使召還」をするのは「断交」のひとつ手前で、その先にあるのは「戦争」だ。本来、ここまでやってもよかったのではないかと思う。韓国と断交して困るのはあちらだけである。あとはスマホの部品を買っているバッタ携帯メーカーか。潰れればいいのだ、とスマホを使いこなせていない私だから(笑)朝日の今朝のこのことを伝える見出しの小ささと遠慮がちな記事には笑った。

 <少女像、にらみ合う日韓/対抗措置の日本、にじむ配慮>


 http://digital.asahi.com/articles/ASK165785K16UHBI011.html?iref=comtop_8_05
 はいはい、にじんでるねえ。にじんでる、にじんでる。
東京の今朝の1面は<少女像に「遺憾」強調><日本、駐韓大使一時帰国で対応>だ。普通は後者を大きな見出しで書くだろうよ。
 <ただ日本側は対抗措置を発表する一方で、
北朝鮮政策で協力が不可欠な韓国側への配慮ものぞかせた。>
 なんでも北朝鮮を持ちだせばなんとかなるというのが朝日だ。
韓国から北朝鮮への影響力など何もない。自国の拉致被害者すら取り戻す気がないのだから。それよりも、後日、しっかり書くが、大統領の失脚によって、韓国に親北政権が出来て、ひょっとすると併合されることへの手を打っておかなくてはいけない。実は今回の措置は安倍晋三首相がそこまで見越して「韓国を切った」とも考えられなくはない。トランプ時期大統領と腹をあわせていることは間違いない。北東アジアは「戦争の季節」になるかもしれない。

 いやあ、久々に心から嬉しいと思えるニュースだなあ。

 <男児の夢、学者・博士が2位=ノーベル賞効果で急浮上/第一生命調査>


 http://news.nicovideo.jp/watch/nw2581844
 <第一生命保険が小学生以下の幼児・
児童を対象に行った2016年度の「大人になったらなりたいもの」アンケート調査によると、男の子のランキングで「学者・博士」が前年度の8位から2位に急浮上した。同社は「日本人がノーベル賞を3年連続で受賞し、憧れを抱く子が多いためではないか」と分析している。>
 ノーベル賞の価値なんてその年ではわからないだろう。「
テレビにたくさん出ている」といったところだ。しかしこの年で「学者・博士」という発想が自主的に出て来るのは私は涙が出るほど嬉しい。明治の国勢をもりあげたのは「末は博士か大臣か」という言葉だった。大臣はロクなものでは、いまはないが。私たちが子どものころお茶の水博士を筆頭に、ヒーローの影にはかならず「博士」がいた。この子どもたちの盛り上がりを支えるのは、日本国だ。文部科学省、頼みますよ。本気の子どもたちの教育は国費で支えなさい。「奨学金増税なら私は応援する。
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2017年1月5日号。支那で始まろうとしているのは「第二文化大革命」かも知れない

 3時半起床。
 三が日あけというのはいいものである。街が華やいでいる。証券取引所のように美しい着物のお嬢さんがいるわけではないが、会社勤めの女性たちも、なんとなくおしゃれだ。文藝春秋にいたころの記憶をたどると、やはり女の子たちは着飾っていて、男どもは早くから酒を呑んでいて仕事にならなかったような気がする。もちろん週刊誌の現場はそうではなかったが、いや、酔いながらなんとかやっていたような気も。
 『週刊新潮』が出たが「越年取材」
で何を仕込んでいるのかと私が期待したほどのネタはなかった。紅白の話題をたくさん盛り込めたのがまあ頑張ったかな。驚いたのは昨日『週刊文春』の広告があったことである。『新潮』の動きを見て、正月休みをついに返上したのなら「文春砲」の軍事的規律はたいしたものだと思ったが、何のことはない、年末に出た号の広告をもういちどだ。「発売中」である。売れなかったのかな。心配になる。
 今日は『週刊ポスト』と『週刊現代』の広告もあったが、
落涙するしかない。もう、出すの、やめましょう。先日書いたが、書籍の売り上げが雑誌を上回ったといういちばんの戦犯はあなたたちです。もう老人雑誌に特化されてはいかがだろうか。しばらく前まではここでとりあげたように「本人たちは気づいていないスクープ」(これもまことに悲しいが)があった。それも消えている。『月刊ペニス』『月刊元気』(またまた朝からすみません)とかにするのがいいと思う。それしか興味の対象がないのだから。
 せっかく街頭が華やいでいるのに、
料飲店がそれについていけていない。晩飯をどこで喰おうかと近所を歩き回ったが、ことごとく休んでいる。やっと私が大好きなカウンターのワインバーに入ってマスターに聞くと「市場があくのが明日なんですよ」と。それでもマスターは年末に仕込めるもは仕込んで、4日にあける。こういう店を、私は愛す。

 わが優秀なる工作員は全国各地、
世界各国にいて大マスコミが気がつかない面白い話題を拾ってくださる。私が週刊誌のデスクだとすれば「おまえ、いいカンしているなあ」といいたいところ…いえいえ、そんな失礼な。いつも教えられているのである。二つ、紹介する。都心に座っていては気がつかないことばかりだ。どこかで大マスコミも触れるか、あるいは既にそうなのかもしれないが、私は今、知ったのでお伝えする。
 その大マスコミとの関連で言うと、
朝日新聞がこれを伝えるのかどうかはまことに興味深い。『週刊新潮』やりなよ。せっかく年末に私がいいネタを出してあげたのにとりあげてなくてガックシだけど。ちなみに、これはタイの島に住む情報源からハワイに潜伏している工作員が受け取って私に報告してきたものである。なんという情報網(笑)。
 

<タイ国立公園のサンゴ礁でハングル文字が刻まれたサンゴが発見され物議>

 http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=4027&&country=2&&p=2
 <2016年12月30日、
タイ国立公園に指定されているアンダマン海に浮かぶシミラン諸島サンゴ礁で、韓国のハングル文字が刻まれているのが見つかり、韓国、タイのメディアともに韓国人観光客による犯行とみて報道をしている。
 この文字は現地タイのダイバーが発見し、29日に「
ダイビングのお客さん達と一緒に潜る途中、およそ水深20メートルくらいのところで傷つけられたサンゴを発見した」とSNSサイトに投稿したもの。文字はハングル文字で「朴英淑(パク・ヨンスク)」と刻まれていた。ミラン諸島はナショナル・ジオグラフィック誌で世界の10大ダイビングスポットにも選ばれているタイの国立公園で、犯行に対しタイ、韓国両国から批判の声が上がっている。>
 今後、支那朝鮮の方々が世界進出をするにつれて、
こういうことは増えるだろう。日本人の礼儀正しさが際立って来る。それをいきなりぶち壊した朝日新聞というのは、いかに愛国的であるかわかる。次は沖縄を巡って別の工作員から。
 

沖縄県産品、輸出拡大へ/中国・福建省と覚書締結>

 http://ryukyushimpo.jp/news/entry-419623.html
 <県は28日、友好県省である中国・福建省と「
経済交流促進に係る覚書」(MOU)を締結した。東京都内のホテルで締結式を開き、県の屋比久盛敏商工労働部長と福建省の黄徳智商務庁副庁長が覚書に署名した。双方の窓口を指定し連携協議を進めたり、福建の自由貿易試験区での規制緩和や手続きの簡素化に向けた協議を進めることなど6項目の取り組みを約束した。県は、県産品や沖縄を中継した国産品の輸出拡大を図る絶好の機会とみている。>
 不覚なことに東京発のニュースなのだが、
大マスコミがほとんど書かなかったので私は気がつかなかった。面白いものである。反日メディアが地元で嬉しそうに書いて、工作員から打ち返されて、やっと私が気づくのだ。しかしこういうことは情報工作では珍しくはない。「敵をいつも見ていろ」だ。
 そもそも<友好県省>って何だ。福建省の人口は約3700万人。
沖縄県は約144万人である。相手は「国家」でこっちは「県」だ。持っている力がまったく違う。<友好県省>というのはそこに付け込んだ詐欺であって、やがては呑み込もうという戦略が「軍事を知る」ならありありとわかる。向こうは「軍」も持っているのだから。あの阿呆な売国老人知事はわかっていない。
 <締結式に先立ち、翁長知事は高燕商務部副部長と会談した。
関係者によると、高氏は「沖縄とは700年のお付き合いがある」と長い交流の歴史を強調、その後の懇談では来年、来沖したい意向を示したという。>
 馬鹿というのもバカバカしい。相手はたかだか副部長ですぜ。
そこにトップが出ていって膝を屈している。立会人は「戦後最悪の売国奴」だ。
 <締結式には翁長雄志知事のほか、
中国中央政府の高燕商務部副部長(副大臣級)、国際貿易促進協会(国貿促)の河野洋平会長も立ち会った。>
 「江の傭兵」。江沢民も大変だからねえ。河野洋平はいいよねえ。
日本にいるから。支那にいたら習近平に処刑されていたかも。河野先生をおだてて、支那に移住させたらどうだろう。首を切られて世界のためにとてもいいことになるかもしれない。

 冗談ではなく、
工作員からいただいた貴重な情報から発展させるのが私の乏しい才能なのである。支那、よろしくない。みんなドナルド・トランプ次期アメリカ大統領の「よろしくない」に気をとられているが、極悪パンダの支那習近平国家主席の動きの方が、世界動乱に対してはよろしくないのではないかと私はひやひやしている。これだ。

 <中国、腐敗摘発へ新機関/習政権、権力掌握進める狙い>


 http://digital.asahi.com/articles/ASJDZ5W6WJDZUHBI023.html
 <中国の習近平(シーチンピン)指導部が、
すべての公務員の腐敗行為を取り締まる新たな国家機関「国家監察委員会」を2018年3月に創設する方針であることがわかった。内情を知る共産党関係者が明らかにした。国務院(政府)などと同格で、各省庁や地方政府を厳しく監視する。習氏が進める反腐敗政策の集大成ともいえる組織で、習氏への権力集中が一層強まる可能性がある。>
 これは朝日新聞のスクープと言っていいが、
内情まですべて記しているのは、さすが「人民日報日本版」の朝日だ。つまりは習近平独裁部のプロパガンダを承っているということである。今から書くことは10年のちくらいに検証していただきたい。外れているかもしれないし、当たっているかもしれない。あるいはその中間点かも知れない。
 習近平というひとを見てきて私は「
これは毛沢東になろうとしているな」と感じてきた。支那には「皇帝」しか何千年も存在していない。民主主義など何億後年の彼方である。もっとも近い「皇帝」のモデルは毛沢東であった。トウ小平はなりきることができなかった。習近平はそれを目指している。方法はひとつ「文化大革命」だ。
 今回、腐敗防止という題目で「文化大革命
習近平はやりはじめたと私は見るのである。隣人が連行されて獄につながれる。やがて処刑される。お互いを密告する。やがて人々の間でそれが日常になり、悪いことだとわからないように麻痺してくる。それが文化大革命であって、膨大なひとが死んだ。支那の歴史を見ると、時にこれをやらないかぎり、独裁政権は続かないのだ。
 <中央官庁や地方政府にも行政監察部門はあるが、
その組織にぶら下がる一部門では権限は弱く、上司にあたる指導部を摘発するのは難しかった。国家監察委は関係部門を統合し、政府と同格の地位を与えて権限を強化。中央規律検査委は存続するが、機能や要員は国家監察委と統合する可能性が高い。>
 独裁者直轄のゲシュタポである。これは日本にも無縁ではない。
 <
中国社会では経済活動や行政手続きなど多方面で賄賂やリベートなど腐敗がはびこってきた。公務員の対応が厳しくなるのは必至で、中国に展開する日本企業や駐在邦人にも影響が出る可能性がある。
 多数の「人質」がとられるでしょうね。もう散々、この日記でも、
各地の講演でも言ってきたことだが、支那に進出している経営者の方は撤退してください。終戦の時と同じだ。資産は捨ててもいい。身柄を拘束されて、命を失う、あるいは身代金のようにカネをむしられるよりいいでしょう。
 正月の間、長いものも読んでいた。
やや古い著作ではあるが宮城谷昌光さんの大作『三国志』だ。
 <宮城谷三国志、堂々完結/この大長編に、
執筆だけでも十二年の歳月をかけた>
 http://hon.bunshun.jp/articles/-/3574
 ぜひ、読んでください。
日々の通勤の中でも1年はかかるかも知れない。その1年、スマホで頭を悪くしなている方々とどれほどの違いが人生で生まれることか。あるいは、夏休みか、次の正月休みに一気に読むのも良い。私のやり方だ。連載の時から読んではいたが、一気読みはまた格別である。
 何がわかるか、
ということを先回りして書くのはややルール違反だが「支那という国がひとつにまとまるのは無理だ」が結論である。春秋三国の時代は「戦乱」というイメージがあるが、徳のない君主は次々と没落していった。だから「英雄」たちの名が刻まれるのだ。今の支那にはそれはなく、ひとりの極悪パンダのためにちいさきものたちが殺されていく。無理があるのだ。そういう「歴史の法則」のためにも読んで欲しい。

 これ、逮捕でしょう。
もう同級生が県警本部長から中央に栄転しちゃったので「つかまえなよ」と言えないけど。
 

飯塚市長、調査しない考え/賭けマージャン>

 http://www.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/news/20170104-OYTNT50147.html
 こんなこともあったのですよ。
 

蛭子能収が賭け麻雀、人気絶頂の中で逮捕された過去>

 http://www.excite.co.jp/News/90s/20160713/E1467879374206.html
 <この時点では警察は蛭子さんの逮捕を公表しておらず、
一緒に逮捕された人々にも口止めをしていたそうだ。しかし、どこからか情報は漏れ伝わり、およそ10日後の12月2日には大々的に報道され大騒動となってしまった。>
 「私人」である蛭子能収さんは逮捕。公人たる市長は、
どうするの福岡県警。


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