パルデンの会

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またもや 嘘 『広辞苑』 発刊される


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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)12月19日(火曜日)参
        通巻第5557号
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(休刊のお知らせ) 小誌は明日12月20日から0日まで休刊です。
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 岩波『広辞苑』の嘘。印刷したから間に合わないという弁明。廃棄処分要求を   『台湾は中華人民共和国』に帰属した歴史的事実はない
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岩波書店が出している「広辞苑」で、台湾が「中華人民共和国の一部」だと誤記された問題で、中国外務省の華春瑩報道官は、これを逆手にとって、「台湾が中華人民共和国の一つの省ではないとでもいうのか。台湾は中華人民共和国の不可分の一部だ」と突っぱねた。

 つまり中国は、岩波の広辞苑の表記が正しいとし、岩波書店側を支持するかたちである。
 環球時報(電子版)も、「岩波書店が台湾側の雑音に応えることはほぼあり得ないが、(修正に応じれば)中国側の激しい反発を引き起こすだろう」と一見脅しととれる記事を配信した。

 日本政府の反応と言えば、いかにも日和見で、菅義偉官房長官は12月18日の記者会見で、「民間のことであり、コメントは控えたい」とした。
 日本政府は台湾について1972年に調印した日中共同声明で中国の立場を「十分理解し、尊重」するとしており、菅氏は「政府の立場は日中共同声明の通りだ」と強調した。

 台湾大使館にあたる「台北駐日経済文化代表処」は、「中華民国台湾は独立主権国家であり、断じて中華人民共和国の一部ではない」岩波書店側に表記の修正を求めている。

広辞苑の台湾に関する記述は、「台湾省」として記載されており、1972年に調印した日中共同声明では、日本は中国側の立場を「十分理解し、尊重」と表現するにとどめているにもかかわらず、同声明に関する項目では「日本は中華人民共和国を唯一の正統政府と認め、台湾がこれに帰属することを実質的に認め」などと出鱈目が書かれている。

こうした経緯から国民のあいだに岩波糾弾の声があがり、抗議デモが岩波書店をとりました。廃棄処分するまで闘うというグループもある。

 「広辞苑」の、どこが嘘かと言えば、下記のことが歴史的事実であり、岩波の記述は意図的な政治的アジビラの類である。
(1)台湾は一度も中華人民共和国に帰属した歴史はない
(2)日本政府は「台湾が中国の一部」だと認めたことはない
(3)中華民国の帰属に関しても、日本は「国際法的には帰属不明」とする立場である。

つまり蒋介石が勝手に台湾に乗り込んで居座っているのが事実であ

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広辞苑」問題】中台の間に立たされた岩波書店
「台湾は中華人民共和国の不可分の一部だ」 広辞苑「台湾」表記問題で中国 中台の間に立たされた岩波書店


2017.12.18産経新聞より

 岩波書店の国語辞典「広辞苑で台湾が中華人民共和国の一部として表記されている問題で、中国外務省の華春瑩報道官は18日、「台湾が中華人民共和国の一つの省ではないとでもいうのか。台湾は中華人民共和国の不可分の一部だ」と記者会見で主張した。広辞苑の表記が正しいとし、岩波書店側を支持する構えを示した形だ。中国では岩波書店を支持する声が大半を占めており、修正を求める台湾との間で同社は難しい対応が迫られている。

 同問題では、中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)も、「岩波書店が台湾側の雑音に応えることはほぼあり得ないが、(修正に応じれば)中国側の激しい反発を引き起こすだろう」との見方を示している。

 中国のソーシャルメディア上でも「どこに間違いがあるのか」「日本は(事実を)理解してきたが、台湾はまだ間違いが分かっていない」など岩波書店を応援する声であふれる。

 中国と台湾の間に立たされた格好となっているのが岩波書店だ。同社の平木靖成・辞典編集部副部長は18日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見し、台湾側が記述の修正を求めていることについて「必要があれば対応していきたいと社内で検討している」と述べた。ただ、現時点で実際に修正するかどうかについては明言しなかった。

 来年1月に広辞苑の最新版「第7版」が刊行される予定だが、そこでの表記修正については「既に印刷が終わっている」と対応が難しいとの見方を示した。

 一方、菅義偉官房長官は同日の記者会見で、同問題について「民間のことであり、コメントは控えたい」と発言。日本政府は台湾について1972年に調印した日中共同声明で中国の立場を「十分理解し、尊重」するとしており、菅氏は「政府の立場は日中共同声明の通りだ」と強調した。


 台北駐日経済文化代表処(在日大使館に相当)は「中華民国台湾は独立主権国家であり、断じて中華人民共和国の一部ではない」と主張。岩波書店側に表記の修正を求めている。

 ◆広辞苑の台湾に関する記述

 広辞苑「第6版」中華人民共和国に関する項目で示された地図の中で「台湾省として記載。また、1972年に調印した日中共同声明では、日本は中国側の立場を「十分理解し、尊重」と表現するにとどめているにもかかわらず、同声明に関する項目では「日本は中華人民共和国を唯一の正統政府と認め、台湾がこれに帰属することを実質的に認め」などと書かれている。

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台湾の声