パルデンの会

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「つかの間の蜜月」と皮肉った日中首脳会談



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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)6月28日(金曜日)
         通巻第6119号  
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しらけきった顔が並んだ。さはさりながら「日中新時代」だそうな
  親中派メディアでさえ「つかの間の蜜月」と皮肉った日中首脳会談

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 追い詰められると藁をもすがるため気持ちの悪い笑顔をつくる。大阪のG20開催に便乗して行われた日中首脳会談の席で、習近平、中国側のならんだ顔を眺めて、薄気味悪さを感じたのが大方ではなかったのか。楊傑チ国務委員、王毅外交部長ほかの面々、誰も心からの愉しい表情を浮かべていなかった。

 そして李克強首相も王洋副主席も随行団には入っていない。団派を外交の檜舞台には堕なさいという習近平の狭量さが浮上する。

 安倍首相は「日中関係は完全に正常化された。来年の桜の咲くころ国賓としてお迎えしたい」などと本気なのか、随分と下手にでたものである。
「水に落ちた犬を打て」というのが中国人のしきたりだから、習近平側からみれば、日本は何か罠を仕掛けたのかと勘ぐるだろう。

 それでも安倍首相はかなり言いたいことを伝えている。
(1)沖縄尖閣諸島周辺での中国公船の活動に自制を要請
(2)南シナ海の非軍事化の重要性
(3)香港問題では自由で開かれた香港の繁栄が重要との認識を伝
(4)ウィグル自治区における人権問題を念頭に、人権の尊重、法
治など普遍的価値の認識を伝えた。さらに貿易問題では
(4)中国の補助金制度の是正
(5)知的財産権の保護強化
などを要求しており、欧米の要求と歩調を合わせている。ファーウェイ排除、半導体製造装置の禁輸などには触れなかったようである

 不思議なことに日中首脳会談に出席していない河野外相は舞台裏でジョン・ボルトン国家安全保障担当大統領補佐官と打ち合わせをしている。

◇◎□◇み◎◇◎▽や◇◎▽◇ざ◇◎▽◇き○□◎▽


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